2010.10赤城山登山(1)


書籍「山女子宣言」の締め切りに追われる日々がようやく一段落した10月のある休日、出版社の担当さんと打ち上げ登山に出かけました!
学生時代は山岳部に所属していたという担当さん、「当時は大した活動してないし、ブランクも長いから~」と謙遜なさってますが、なんとも頼もしいではありませんか

一時は南アルプスなど大きめの山も候補に挙がりましたが、夏山としては時期が遅かったことや、一緒に登るのが初めてだったことなどから、今回は標高が2,000m近くあるものの比較的短い行程で歩くことのできる(そして私が以前からずっと行きたいと思っていた)赤城山へお邪魔することにしました。
当日の朝、池袋駅で待ち合わせた私たちは、JR線で前橋へ向かいます。
ところが・・・
「あれっ、確か赤羽で乗り換えですよね?何だか行き過ぎているような・・・」
なんと私たち、お喋りに夢中になっているうちに乗り換えるべき駅を行き過ぎてしまったんです

しかし、前橋から赤城山へ向かうバスが予定通りに乗れないと、現地到着がかなり遅い時間になってしまい登山が出来ません。
乗換案内を必死に検索した結果、私たちが選んだのは「大宮から新幹線利用(乗車時間30分程度)」というなんともリッチな最終手段でした・・・

こうして無事(?)に予定通りのバスに乗り、赤城山ビジターセンター前バス停へたどり着くことのできた私たち。
うーん、今日はいい天気だなぁ。

私たちはここでトイレを済ませ、装備を整えると登山口に向けて舗装道路を歩き始めました。
「赤城山」とは一帯の山々の総称で、この名前の山があるわけではないようです。
私たちはその中で、駒ケ岳から赤城山最高峰である黒檜山までを縦走するコースを歩くことにしました。
間もなく道端に現れた「駒ケ岳登山口」という立派な標柱から、いよいよ登山道に入ります!

はじめは森の中の道。細身の木々が立ち並ぶ足元には熊笹が一面に生い茂っていました。
木漏れ日がいっぱいに差し込んで、とっても明るい雰囲気。
小さな落ち葉の薄く積もった登山道はよく整備されていて、こんな風にしっかりした階段もしばしば現れました。

階段の登りは結構きついけど、気候も穏やかだし森の雰囲気もいいし、とっても快適だなぁ。
ね、担当さん・・・
って、お――いっ!!


振り返った先にいたのは、早くもバテバテの担当さんでした(笑)
思った以上にブランクがあったようですね・・・

ここは赤城山の中でもメジャーなルートなので人の姿が少なくありませんが、この時は私たちとは逆ルートで歩く人の方が多いように感じました。
「こんにちはー。」
「こんにちはー。」
私と軽く挨拶を交わしてすれ違った人々が、その後に登ってくる担当さんの苦しそうな姿を見て、
「だっ、大丈夫かい!?頑張れー!!」
「あとちょっと!!もう一息!!」
とものすごい声援を送って下さっているのが耳に届きます。
はっ、女子としては担当さんの山登りスタイルが正解かもっ!(笑)
こうして30分ほど急な坂を登り続けると、尾根に上がることができました。
辺りの景色が一気に大きく開けます。
わぁあああー!!



滑らかな笹の斜面の向こうに広がる山並みと、そのちょっと上にふわふわ浮かぶ雲のかたまり。
とてものどかで、爽快な景色です!
視線を移すと、麓に広がる街の様子や小さな沼(小沼)も見えました。

「すごーい!

「きれーい!

私たちは辺りをキョロキョロしながら、写真をばしばし撮っていきます。
急坂を終えて歩きやすい道になったものの、こんな調子だから歩くペースは変わりません(笑)
左右に素晴らしい景色を望みながら、歩く空の散歩道。なんて気持ちがいいんだろう。
思わずわくわくするような、楽しい道が続いていきます。

こうして景色を楽しみながら歩いていくと、多くの登山者が休んでいるにぎやかな場所に出ました。
あれっ、人が集まっているということは、ここは・・・
駒ケ岳山頂だ!

道標と一体化していたので、山頂標識だということに気づくのが遅れましたが(笑)、無事に駒ケ岳登頂です

こじんまりとした山頂には、中高年のグループを中心に沢山の人たちが、各々良いスペースを見つけて腰を下ろしていらっしゃいました。
ここからの見晴らしも、とっても素晴らしいの。

が・・・スペースの割に人数が多かったせいか、中には崖っぷちにレジャーシートを半分たらして、崖を椅子代わりに腰掛けてお弁当を広げている方も・・・。見てるこっちが怖くなりますー!どうぞお気をつけてー!!

というわけで・・・私たちはこの場所で長居はせず、黒檜山を目指して進むことにしました。
駒ケ岳を下って黒檜山への登りに差し掛かる手前までの道は、なだらかな散歩道のようになっていました。
近くの山々を見上げながらの快適な山歩きは、本当に楽しくて楽しくて。
やっぱり赤城山、素敵なところだなぁ

所々に紅葉を散りばめた山並みはこんもりとしていて、まるで鮭や梅のふりかけを混ぜたおむすびみたい!

この辺りを「大タルミ」って言うみたい。随所に立てられた指導標もすごく立派で、距離や標高差なども書かれているので分かりやすかったです。

前方の景色も、振り返った景色も、何もかも素晴らしくて、私たちはさらにペースダウンしてカメラをあちこちに向けながら進みました。
こちらはおむすびのアップ。鮭と梅だけじゃなくて、のりたまも混ざってる気がします(笑)

時期を少し外していて全盛期というわけではありませんでしたが、こういう紅葉もとてもキレイで、すごく癒されますね


やがて快適な散歩道が終わると、黒檜山に向けた急登が始まりました。
ここが急坂になっていることはちょっと前から見えていたので、覚悟はしていたのですが・・・登ってみると、やっぱりきついです!
そして先ほどと同様、息も絶え絶えの担当さんへかけられる温かい声援を背中に聞きながら、なんとか階段混じりの急坂を登り切りました。
息を整えながら少し進んで・・・黒檜山山頂~!

こちらにも多くの登山者がいましたが、広さがあるので腰を下ろすスペースは十分にあります。
私たちは良さそうな場所を見つけて、お昼休憩をとることにしました。
ここでガスを出して、軽めの山ごはんを作ります。今回は野菜ときのこのスープ。

出来上がり直前に塩分少な目のとろけるスライスチーズを入れてみたら、どろどろに溶けて鍋の底に集まってしまいました。
失敗したかなぁ~?って思ったんだけど、掬って食べてみたらびっくり!モッツァレラチーズみたいな味と食感になってたの!

焦げ付きには注意が必要だけど、これはなかなかいけるかも。新たな山ごはんメニューが生まれました(笑)
この日は担当さんがお弁当を作ってきてくれたので、スープと一緒に頂きました。
デザートの焼きリンゴまであって、すごく豪華


こうして、ゆっくり山頂での時間を過ごした私たちなのでした。

【次回へ続く】
2010.10赤城山登山(2)
黒檜山の山頂で、素晴らしい景色をおかずに山ごはんを楽しんだ私たち。
リンゴの香りにつられてか、途中でスズメバチらしき蜂にたかられるというスリリングな体験もありましたが(苦笑)、のんびりした時間を過ごせました。
さぁ、そろそろ下山。私たちは来た道を少し戻ったところにある分岐から、大沼へと下り始めました。
こちらの道も、なかなかの急坂。森の中をひたすらジグザグに下っていきます。
ご一緒している出版社の担当さんも、足腰がかなり辛そう。時々立ち止まって森の景色を楽しみながら、ゆっくりと進むことにしました。
色とりどりの木々が目に鮮やかですね


しばらく下っていくと、木々がちょっと切れて景色の開けた場所がありました。
「わぁー!ここキレイ!!

麓には赤い橋のかかる大きな沼が、そして左手には私たちの歩いてきた稜線が見えています。
あんなに素敵なところを歩いてきたんだね。

そこからさらに下っていくと、突然右手の森の中から「ココココココ・・・」と釘を打つような音が聞こえてきました。
何だろう?と音のする方に目を凝らすと・・・
「あっ!キツツキがいるー!!

恐らくコゲラと思われる小さなキツツキが、ものすごいスピードで木の幹にクチバシを打ち付けているではありませんか!
キツツキをこんなに間近で見たのは、初めてのこと。
「キャー!かわいいー!!」
「でも、あんなに頭をガンガン木に打ち付けててなんだか脳しんとうを起こしそう(笑)」
そんなことを口々に言いながら、しばらくその愛らしい姿を眺めていたのでした。
思わぬ出会いに元気をもらって、再び急坂を下り始めた私たち。
どうやら下山前に「猫岩」というスポットを通るようなのですが・・・どんな岩なのか想像がつきません。
招き猫みたいな形の岩があるのかな?(笑)
こうして期待しつつやってきた猫岩は、森からちょっと突き出した岩場のようなところ(多分・・・)でした。
名前の由来は分からずじまいだったものの、見晴らしは最高っ!!


さっきも少し開けた場所に出ましたが、ここからはより広い景色が見渡せました。
岩場の先に立ってみれば、視界を遮るものもなく、まるで空を飛んでいるかのような爽快感。

この時、時刻は3時近かったのですが、ここで下から登ってきた単独行の男性と出会いました。
今から山頂を目指すのは危ないかも・・・と思ってお話を伺うと、今度仲間たちと計画している登山の下見にいらっしゃったそうで、この日はここまでで下山するとのことでした。
猫岩までなら最寄の登山口からそれほど時間もかからないし、素晴らしい景色を楽しめるので、ここまでの折り返しで訪れる人も少なからずいらっしゃるのかもしれませんね~。
そこから再び急坂を下り始めた私たちは、30分とかからずに登山口まで下りることができました。
登山道から車道に変わる直前の3歩分ほどの距離がなぜかつるつると滑ったので、私はまるでフィギュアスケートのようなポーズを決めて下山を完了したのでした(苦笑)
「無事に下山できて良かったですね!」
「いやー、楽しかったですね!」
ホッと一息ついて登山用ステッキ(シナノ サントレース 3YS)をしまいながら、私たちは赤城山ビジターセンターに向けて歩き出しました。
やがて現れた赤城神社に、ちょっと立ち寄ることにします。この日何かの催しが行われていたようで、大勢の観光客が訪れていました。

そして、先ほど山の上から見下ろしていた赤い橋を渡ります。

橋の向こうにはさっきまで歩いていた山並みが聳えていました。とても美しい景色ですね~

乗車予定のバスの時刻までまだ少し余裕があったので、私たちはバス停の手前にある覚満淵を訪れることにしました。

ところが、軽い気持ちで歩き始めたこの木道の先に、驚きの光景が待ち受けていたのです・・・。

「うわぁ・・・・!!


辺りの草たちが一面に色づいて、それはそれは美しい世界の中にこの木道は続いていました。
さらに進むと・・・なんと、向こう岸の草原が金色に輝き始めたんです!

波ひとつ立たない静かな水面が、草たちの輝きをそのまま映していました。
辺りはふんわりとした金色に染まって、幻想的な世界が広がっています。

あぁ・・・夢みたいだ。なんて美しい世界なんだろう。


こうして短い時間でしたが、とても幸せな気分で歩くことが出来ました。

散策を終えた私たちがバス停へ戻ると、しばらくして前橋駅行きのバスがやってきました。
これで今日の山旅はおしまい。今度は予定の駅でちゃんと降りれるように気をつけながら、帰路に就いたのでした(苦笑)
赤城山の素晴らしい眺望、覚満淵の美しい秋の景色・・・今回は最初にちょっとしたハプニングがありましたが、最後までとっても楽しくて、幸せな山行となりました。
素敵な出版社の担当さんに出会えたこと、こうして一緒に登山ができたことに感謝しています

そして赤城山。以前から憧れていたけれど、やっぱりとても良い山でした!
季節やルート、山を変えてまた何度でも訪れたいと思います

【終わり】
※自分用メモは後日掲載予定です。
2014.03 黒檜山登山

ルート詳細はコチラ
■今回のコースと所要時間
所要時間合計(休憩等込み):約3時間
(移動時間)
登山口―【約120分】→黒檜山山頂―【約45分】→登山口
■参考マップ
山と高原地図 20 赤城・皇海・筑波
前回は鎌倉アルプスで早春のハイキングを楽しみましたが、今回は雪の赤城山を登ります

季節の変わり目は、山や地域を変えることで両方の季節を楽しめるのがいいですよねー

天気は文句なしの晴れ予報とのことで、早朝に車で赤城山へと向かった私たち

高速道路を走っていると、赤城山全体がくっきりと見えてきました。雪もしっかりありそうで、とっても楽しみ♪

ところが・・・
山にはありがちなこととは言え、あんなに快晴だったはずなのに、登山口へ近づくほどにどんどん雲が増えていきまして・・・(苦笑)
雪道を慎重に進んで大沼付近までやってきた頃には、時折強い風が吹いて、雪がちらつくこともあるほどでした

今回は今後に向けたトレーニングも兼ねているので、天候等の状況によって、あらかじめ黒檜山~駒ヶ岳の縦走、黒檜山ピストン、大沼周辺で雪上訓練という3パターンの計画を立てていました。
そして登山を中止するほどの天気ではないものの、現状の風だと縦走コースはやや心配ということで、山頂直下まで樹林帯を登り下りする黒檜山ピストンで行くことにしました!
2010年10月に駒ケ岳~黒檜山を縦走した際、こちらのコースは下りで利用しています。
そのためどういう道なのかは分かっているのですが、今回は雪があるので景色は随分と違っているはずです。
こうして私たちは一旦「おのこ駐車場」でトイレを借りてから黒檜山登山口に近い駐車場まで車を進め、準備をしっかりと整えてから歩き始めました

車道もこの通り、すっかり雪道です!

少し進むと、右手に黒檜山登山口が現れました。看板などは雪に埋もれてしまっていますねー。
その代わり、ピンク色のテープと踏み跡は目立っていました。

それではいよいよ、登山スタート

・・・と、ここで当レポートの冒頭に戻って頂きたいのですが、今回山頂までの登りに約2時間、下りに約45分かかっています。
同じ道の登りと下りでこれだけの差が出ているのはどういうことか・・・想像しながらお読みください(苦笑)
裸の木々と真っ白な雪ばかりの森の奥へと、ピンク色のテープとトレースが続いていきます。
雪の状態も良く、念のため持参したワカンは使う必要はありませんでした。
がっ!!登り始めから傾斜がものすご―――――くきついっ!!(苦笑)
雪のない時期にここを下った時も「傾斜のきつい坂だなぁ」と思っていたのですが、雪が積もったことでより一層斜度が増しているようにも感じられました

この写真で傾斜の感じが分かって頂けるでしょうか・・・。

特に手術をした方の足は、足首の可動域が狭まっているのでなかなか柔軟な対応ができません

私は道の状況に応じてがに股、横向き、そしてたまにキックステップも使いながら登っていきました。
空には時折風の音が響きましたが、山体と樹林に遮られて私たちの周囲にはそれほど強い風は吹いてきませんでした。これは狙い通りです

時々雲が流れて、頭上の枝たちの合間から青空がのぞきました。真っ白な世界、冬枯れの森から見上げる空はなんとも言えない美しさがあります


こうして登って行くことしばらく、猫岩付近の開けた場所までたどり着きましたー!
見下ろせば、真っ白な大沼が!ワカサギ釣りのテント村も見えましたよー



神社の赤い橋が、モノクロの世界に彩りを添えていました


ここからも、まだまだ急な登り坂は続いていきます。息を弾ませながら、ゆっくりじっくりと登っていきます。
雲の動きが早いので、こうして青空も度々姿を見せてくれました。

しかし、風がだんだんと森の中にも吹き込んでくるようになりました。
サングラスをゴーグルに変え、フードをかぶります。(バラクラバもしています)
私はルートや風の状況だけでなく、自分の状態にも意識を向けながら、急な坂を登っていきました。
そして太陽の光が届いた時には、ふと立ち止まって森の景色を眺めました。
とてもとても厳しくて、だけど例えようもなく美しい世界の光景です


やがて周囲が見事な霧氷の森に変わる頃には、粉雪交じりの風が強まってきました。

徐々にトレースも薄くなり、数センチの新雪が私の足取りをさらに重くしていきました。
ついに、雪庇まで現れましたよー!!



天気はイマイチなものの、駒ヶ岳方面から縦走してくる方もいらっしゃったようで、この辺りで数組のグループとすれ違いました。
道の状況など、情報交換をしてからさらに先を目指します。
ところが、私の登高ペースはどんどん落ちていきました

立ち止まって小休止することが増え、なかなか先に進めません


どうやら、ザックにしまっていたためあまりこまめに飲み物&行動食をとれていなかったことと、ここまでずっとトップで登っていたことが原因だったようです。
一度しっかり水分&エネルギー補給をして、同行者さんにトップを代わってもらったらとても楽になりました

逆にトップを代わってくれた人曰く、後ろを歩いていくのとは疲労感が違うとのこと。
深雪のラッセルはなかったものの、ちょっとしたルートファインディングや数センチの新雪を踏み分けていく行為だけでも意外とエネルギーを消耗しているのかもしれないなぁ。
山頂まではまだまだ急な登り坂が続きます

こちらの氷柱は写真では見づらいですが、粉雪が横から降りかかって、白と透明のストライプ模様になっていますよー!

しばしば森の中を強い風が駆け抜けていき、そのたびに雪面から粉雪が舞いあがります。
人間が飛ばされるほどの風ではないものの、雪山の厳しさを思い知らされます。
レイヤリングが上手くいっていたので、寒さや暑さを感じることなく登山に集中することができたのは幸いでした。

このような厳しさの中では、雪山独特の美しさがいっそう際立ちます。
なんと素晴らしい霧氷でしょうか!


こうして長い時間をかけて登ってきた急坂も、ようやく終わりが見えてきました。
頭上には空が広がっています。よし、あとちょっと


息を弾ませながら何とか最後の急坂を登り切ると、そこにはトレースのない真っ白な世界が広がっていました

一瞬間違えて駒ヶ岳への縦走路方面へ進みそうになり、すぐに地図とコンパスを広げて軌道修正(苦笑)
そして、たっぷりと雪をかぶった木々の間を少し進んでいくと、黒檜山の山頂にたどりつきましたー!!



残念ながら私が登頂した時には太陽がすっかり隠れてしまっていて、風も強かったので長居はできませんでした。
下山するために来た道を引き返し始めると、さっきまで誰もいなかった駒ヶ岳方面から、続々と登山者さんたちがやってきてすれ違いました。
皆さんすごいなぁー!
私たちは当初の予定通り、駒ヶ岳方面へは進まずそのまま下ります。
きつくて長かった登り坂も、帰りはハイペースで下っていくことができました。
とはいえ、あまりに急なのでしっかりブレーキをかけないと転びそうになります

また、時々踏み抜きもあったので、かなり足腰にひびきました

それでも下っていくほどに空が明るくなり、風も弱まってきました

気づけば真っ白に輝く冬の森の向こうに、大沼も見えていましたよー!


私たちはどんどん下っていき、あっという間に登山口まで戻ってくることができましたー。
駐車場へ戻る道にも、雪庇風なものができていましたよー


駐車場で荷物を片付けていると、黒檜山周辺にかかる雲が風に流されて、青空が見えてきました。
ありがとう、また来ます!


こうして赤城山を後にした私たちは、途中のSAでお蕎麦を食べてから家路についたのでした


今回の黒檜山登山では、雪の季節ならではの美しさだけでなく、厳しさにも出会いました。
ある程度の風を想定しつつ、一部レイヤリングのテストもしながら登らせて頂きましたが、今後につながるとても良い経験ができたと思います。
また次回積雪期にお邪魔する時には、赤城山の別の山や、縦走路も歩かせて頂きたいと思います!

【終わり】