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2012.05唐松岳登山(登頂なし)(1)

唐松岳(2,696m/長野県北安曇郡白馬村・富山県黒部市)



■今回のコース(出発&到着時刻)
【1日目】
八方池山荘9:13→八方ケルン10:15→丸山ケルン12:16→13:29唐松岳頂上山荘
【2日目】
唐松岳頂上山荘9:15→丸山ケルン10:15→12:04八方池山荘

■参考マップ
山と高原地図 34 白馬岳 北アルプス
山と高原地図 35 鹿島槍・五竜岳 北アルプス


5月となり、そろそろ今シーズンの雪山登山も最後のチャンスとなりました。
今年に入ってからは八ヶ岳へ2度お邪魔していたので、今回は別の山域へお邪魔することにしましたー。

無理のないよう山選びは慎重に行い、ゴンドラやリフトで行程を短縮できる唐松岳にお邪魔することに決めました!
また、立地や標高的に前回の西岳~編笠山よりも残雪が多く、気象条件も厳しくなることが考えられたので、今回はテント泊ではなく小屋泊まりをすることにしました

こうして夜行バスで八方バスターミナルへやってきた私たち。
空はほとんどが雲で覆われてしまっていて、ほんの一部に青空がのぞく程度でした。
あらら・・・大丈夫かなぁ
インフォメーションセンター

私たちはインフォメーションセンターでしばらく時間をつぶしてから、ゴンドラ始発時刻に間に合うようゴンドラ駅へと向かいました。
八方バスターミナルからゴンドラ駅までは、お土産屋さんや食事処、温泉宿などの立ち並ぶ町の中を10分ちょっと歩きます。

と、途中で目を見張るほどの大きな桜の木に出会いましたー
看板の説明によれば、樹齢数百年の江戸彼岸桜だそうです。
江戸彼岸桜

時期が良かったようで、桜の花は満開でした。
無骨さを感じさせる古くて太い幹と、淡く小さなピンク色の花の対比がとても美しかったです
また明日、元気でこの桜の木と再会できますように・・・。心の奥でそう祈りました。

ゴンドラ駅に着くと、すでに始発待ちの行列ができ始めていました!
私たちはまず臨時の登山相談所で登山届を提出します。

相談所にいた係員の方に登山道の様子と天気について確認すると、登山道はトレースや目印がきちんとあって今の所危険個所は特にないけれど、特に上の方は気を付けて歩くようにとのお話でした。
天気については、「今日は午後過ぎから天気が悪くなってくるみたいですが、明日は晴れる予報ですよ」とのこと。
また、その時登山届を提出に来ていた他の登山者さんからは、「今も上の方は晴れてると思うよ。今この辺りにある雲は、上から見ると雲海になってるはずだよ」とアドバイスして頂きました。

事前に確認した予報では雲が多い天気になっていたので、晴れているなら嬉しいですね!
でも、午後を過ぎると天気が悪くなってくるみたいだから、早目に小屋へ到着しておきたいところです。
始発のゴンドラに乗れば、お昼頃には小屋へ着くことができそう


・・・ところが、ここで事件発生!!
私が財布を無くしてしまったんです

その場でザックの中身をあさったものの財布が見当たらず、「もしかしたらインフォメーションセンターに忘れてきたかもしれない」と考えて一旦インフォメーションセンターまで引き返し、トイレやベンチなどを探したりもしました。
そして結局、財布は私のザックの一番下に入っていたことが判明(苦笑)
なんというおバカな展開。。。巻き込んでしまった同行者さんには本当に申し訳ないことをしました

こうして出発時間が予定よりも1時間ほど遅れてしまったんです
もし財布が見つからなかったり、見つけるのにもっと時間がかかっていたら登山自体を諦めようと思っていましたが、9時頃には登山をスタートできそうなのでゴンドラ駅へと再び戻りました。


色々あったものの、なんとか無事にゴンドラへ乗り込んだ私たち。
ガスの中を順調に上っていきました。
ゴンドラ

その後リフトに乗り換えて標高1,830mの八方池山荘へ。
すると、先ほど聞いていた通り、嘘のような青空が広がっていたんです
八方池山荘

「わぁっ、まぶしい!!」
私は日焼け止めを塗り、サングラスをかけて準備を整えました。

そしていよいよ登山開始
前後には多数の登山者さんがいらっしゃったので、トレースは明瞭でした。

時々薄いガスが流れるものの、気持ちの良い青空が広がっています。
青空です

雪はまだまだ多く残っていましたが、途中から木道が一部露出している箇所が出てきたので、アイゼンを外すことにしました。
木道も出て来てます

凍結箇所はなく、雪も程よく締まっていたのでアイゼンがなくても歩きやすかったです。
万が一のことを考えて、滑落停止ができるようストックからピッケルに持ち替えて登っていきました。

急な登りもありましたが、比較的歩きやすかったので順調に高度を上げていきました。
ケルンを越え、トイレの建物を通り過ぎると、右手に広がる素晴らしい景色に思わず足を止めてしまいました
素晴らしい景色

上の方は雲で隠れてしまっていますが、まだまだ雪の多い山々の景色です!
白と黒で描かれた複雑な模様がとっても美しいですねー

ここまでの行程では陽射しがさんさんと降り注ぎ、暑ささえ感じるほどでした
汗をかかないようこれまで何度も衣服を調整していたのですが、次のケルンに着いたらウィンドブレーカーを脱いでシャツ1枚になってもいいかなと考えていました。

そして、次の八方ケルンに到着ー!
このケルン・・・なんだか顔みたいですよね(笑)
顔みたいなケルン

ケルンの近くでは、多くの登山者さんたちが休憩されていました。
私たちも端の方に場所を見つけてザックを下ろし、ウィンドブレーカーを脱ぎ始めました。

すると、その時一瞬だけ強い風がざぁっと吹き抜けたんです。
その風と一緒に、水滴が3、4粒私の身体に落ちてきました。

「あれっ?今、ちょっと雨粒が落ちてきたような・・・?」
しかし、その後水滴が落ちてくることはなく、頭上の大半には青空が広がっていました。

ただ、私にはそれが単なる気のせいには思えませんでした。
午後過ぎから天気が悪くなってくるかもしれないんだよね・・・
少し休んで身体が徐々に冷えてきたこともあったので、早目にゴアテックスのアウターを上下着ることにしました。
ベンチレーションを全開にすれば、体感温度は丁度良さそう。それでは再び登り始めます!

残雪の山並みが本当に美しいですねー。
向こうの山々には雲の塊も増えてきています。
キレイですねー

その先のケルンを越えると、背の高い木々が立ち並ぶエリアになりました。
といっても、完全に落葉しているのでとっても明るい雰囲気です。
落葉の木々

そして、上の写真の右上にものすごい急坂が見えるでしょうか。
ここを登っていくんです

私たちは急坂の手前で再びアイゼンを装着しました。
そして、登山者さんたちの列に続いて坂を登り始めます。
急坂スタート

ここはかなり急なので、一歩一歩踏みしめながら、じっくりと登っていきます。
山小屋1泊装備の私たちは比較的荷物が軽いので、前を行く登山者さんたちに途中で追いついてしまいました。
ですが、無理して抜かしたりせず、後ろに付いて登ることにしました。
辺りの景色を眺めたりしながら、ゆっくり登っていきました。

坂を登り切って少し痩せた尾根道を進むと、さらに登りが待っていました
なかなかキツイですが、上空に雲が増えてきたことも少し気になります。
あんまりのんびりとはしていられないかも。
まだまだ登ります

この坂を登っていった先の辺りから、ガスがかなり増えてきました。
風も強くなってきています。
雲ってきました

そして、2度ほど登山道の露出した箇所を経て丸山ケルンまでやってきましたー
丸山ケルン

天気の変化は早く、もう辺りの景色は望めませんでした。
今はまだ前を行く登山者さんの姿は見えますし、飛ばされるほどの強い風ではありませんが、私たちは休むことはせずに先へと進みました。

そんな時、私たちに素敵な出会いがありましたー!!
冬毛の雷鳥さんが姿を見せてくれたんです。しかも2回も

あいにく遠かったのできちんと写真には収められませんでしたが、2羽目のオス雷鳥さんは特にビッグサイズで驚きました!
冬毛でモコモコしていたからかな?普段見る雷鳥さんの1.5倍くらいのサイズに見えました

彼は新雪の急斜面を、短い足でサクサクとラッセルしながらトラバースしていきました。
そのスピードの速さに感動しました!!私も足が短くて丸いので(苦笑)、雪上歩行技術を是非レクチャーしてもらいたいです!

雷鳥さんと出会った場所から小屋までは、あと30分ほどの距離でした。
しかし、さらに天気が悪くなってきて、風と一緒にみぞれのようなものが吹き付けてくるようになりました
ゴアテックスの上下とザックカバーを早めに装備しておいたので濡れることはなく、身体を冷やさずに済んだのが幸いでした。

視界がクリアーではなく、岩がちな細い道を通ったりするので、転倒などしないよう同行者さんとこまめに声を掛け合いながら進みます。
もう少し、だけど焦らず、気を付けて・・・。
気を付けて・・・

そして何とか、唐松岳頂上山荘に到着しましたー
山荘の建物が見えた時は本当に嬉しかったです。
山荘に到着!

受付を済ませ、割り当てられた寝床に行って荷物を整理すると、ようやくホッと一息
山荘内

山荘はとてもキレイで乾燥室もあり、ホテルのようにきっちりと管理されている印象でした。
私たちの後にも次々と登山者さんがやってきましたが、布団が足りなくなるようなことはありませんでした。

もし天気が良ければ、今日のうちにすぐ近くにある唐松岳へ登頂してこようと計画していましたが、この天気では無理ですねー。
私たちは暖かな山荘内でお茶を飲んだり地図や雑誌を眺めたりしながら、のんびり過ごしました

夕食は自炊するつもりでしたが、山荘内には自炊室がなかったので外で作るのはちょっと・・・
ということで、山荘の夕食を頂くことにしました!
夕ご飯!

温かなご飯にお味噌汁、おかずも数種類付いてとっても美味しかったです
水分をしっかり取るようにと小屋の方からアドバイスがあり、お味噌汁やお茶を沢山頂きましたー。

また、食事の前には支配人さんからお話がありました。
明日は天気が回復するので、ご来光が期待できるかもしれないとのこと。

夕方を過ぎると風はさらに強くなり、外は吹雪に近い状況になっているようでした。
登り始めは暑いほどの気温と青空だったのに、天気の変化はこんなにも激しいものなのだと実感させられました。
今朝の財布紛失事件がなければ、天気が良いうちに小屋に入れていたかもしれません。

それに、小屋泊まりにしたので荷物が軽くなった分、防寒装備などはあれこれと多めに持って来てはいましたが、事前にこれほど天気が荒れることを予想できていれば計画変更などの選択肢もあったと思います。
こうした色々な反省点は今後に生かしたいと思います

夕食を終えた私たちは、早目に寝床へ入りました。
小屋の中はとても暖かく、布団をかぶると暑いほどでした
壁の向こうに風の音を聞きながら、「山小屋って本当にありがたいものだなぁ・・・」と感じました。

明日は天気が回復してくれますように・・・お休みなさい

【次回へ続く】
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2012.05唐松岳登山(登頂なし)(2)

唐松岳登山、(1)の続きです。

昨夜は唐松岳頂上山荘で吹き荒れる風の音を聞きながら眠りについた私たち。

翌早朝、ご来光を期待しながら5時前に目を覚ますと・・・
雪などは降っていないものの風はまだ強く、辺りはガスガスで真っ白でした

これではご来光は見られそうもないなぁ。
というわけで、私たちはゆっくりと朝食の準備に取りかかりました。

昨日の夕食は元々自炊を予定していたのですが、天気が悪かったので小屋の食事を頂くことにしたんです。
そのため、夕食のために持って来ていた食材を使って、朝から贅沢に鍋焼き風(?)うどんを作りましたー
鍋焼きうどん!

具には野菜と玉子とスライスもちを入れました。
玉子は普段の山行ではなかなか使えないのですが、今回はエッグホルダーに入れて持ってきましたよー

自炊でしたが、小屋の方のご厚意で食堂テーブルを使わせて頂けたのでありがたかったです
暖かい小屋で食べる熱々のうどんは、先日の鍋割山登山で頂いた鍋焼きうどんを思い出すような美味しさでした

朝食を終えて荷物を片付けた後、私たちは再び小屋の外へ様子を見に出てみました。
まだまだ辺りはガスに包まれていて、景色が全く見えませんねー

そして、身近な景色からは昨夜の天気がいかに厳しいものであったかを思い知らされました。
鐘や庇には、細かい氷柱がびっしりと垂れ下がっています
氷柱がすごいです

小屋の近くの指導標には、まるで生き物の毛並のようなエビの尻尾がびっしりと張り付いていました。
しかし、私が昨日これを見た時には、このような氷は全く付いていなかったんです。

下の写真、左は昨日撮ったもので、右は今朝撮ったものです。
これ、同じ指導標なんですよ・・・
まるで別物です

シャツ1枚で歩けるほどの春の陽気から24時間と経たない内に、季節が真冬に逆戻りしてしまったかのようです。
これはなんという厳しい世界なのでしょうか・・・。言葉を失います。

この時点でご来光はもちろん、唐松岳の頂上へ行くことも諦めていた私たち。
後は下山するだけなのですが、まだ風もあってとても寒いので、もう少し天気が回復するまで待つことにしました。

こうしてお茶を飲んだり、同行者さんとお喋りしたりしながら過ごすことしばらく
9時を過ぎてもまだガスは晴れませんでしたが、風は少しずつ弱まってきたように感じます。

これ以上待っていて下山が遅くなりすぎるのも心配だったので、私たちは下山を始めることにしました
防寒装備を整えて小屋を出ると、アイゼンを装着して歩きはじめます。

昨日登ってきた道を引き返すので道の様子は把握できていましたが、道の雰囲気は随分と変わってしまっていました。
昨日は雪から顔を出していたハイマツなどの低木たちが、完全に氷漬けにされてしまっていたんです
氷漬けの木々

彼らはこれほどの寒さにも耐えて、雪が融けたら再び芽を吹き始めるのでしょうか。
山の厳しさと同時に、生命のたくましさも感じずにはいられませんでした。

山荘からしばらくは、道が細かったりして少し注意が必要なところを進みます。
視界が良好ではないことと足下がやや凍っていることもあり、特に気を付けながら慎重に歩いていきました。
慎重に進みます

しかし、進んでいくほどに空が明るくなってきているのを感じました。
そして、道の険しさが落ち着いてきた頃には、下界の景色が望めるようになってきたんです!
晴れてきた!

「わぁっ、晴れてきた!

そこからは急激に天気が回復していきました
見通しが良くなり、尾根道を進む先行者さん達の姿もはっきりと捉えられるようになりました。
うわぁー、素晴らしい景色
雲の影がキレイです

まだ上空にはそれなりに風が強く吹いていたので、雲のかたまりがすいすいと空を飛んでいく様子が見えました。
雪原に落とされた雲の影が、次々と駆け抜けていきます。それはまるで、山全体が竜のようにうねりながら進んでいるかのようでした。

その様子を動画で撮影しましたので、よろしければご覧ください
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そこからは、白く輝く山々を眺めながらの下山になりました。
かなり見晴らしが良くなってきています
景色もだいぶスッキリ

道もアイゼンがよく効いてとても快適です。下りベースなのでさくさくと進んでいくことができました。
そして、丸山ケルンに到着ー。

「あれ・・・っ!?これは・・・」
丸山ケルン

丸山ケルンに近付いてみてびっくり。全体が氷に覆われてしまっているではありませんか!
これも、昨日見た時には雪や氷などは付着していなかったはずです。(前回の記事参照)
昨夜の状況を想像すると、本当に怖いですね・・・

それでも、下っていくほどに天気はどんどん良くなっていきました。
眼下に広がるのは、5月とは思えない雪山の世界!
素晴らしいです

私たちは、広い雪原を快適に下っていきました。
そのうち雪が融けて地面の露出したところが出てくるようになってきたので、アイゼンを外して進みました。
岩がごつごつとした道は、雪道に比べると歩きづらさを感じますねー

やがて、下方に八方池山荘が見えてくるようになると、辺りには散策の方なども増えて随分と賑やかになりました。
あっ、こんなところに雪だるまが!なんだかいい表情をしていますね(笑)
雪だるま

こうして、無事に八方池山荘へ到着することができました!
山荘の上には、昨日と同様に気持ちの良い青空が広がっていましたよー
八方池山荘

私たちは山荘の脇で装備を片付けました。
その時見かけた自動販売機。「冬眠中」なんだって(笑)
冬眠中です

そして、私たちは昨日と同様にリフトとゴンドラを乗り継いで下界へと下っていきました。
とってもいいお天気ですねー
下ります

こうして無事に下山を果たし、八方バスターミナルへ向けて歩いていった私たち。
その途中で、この方と再会することになりましたー。

江戸彼岸桜

青空に向かって、ピンクの花をいっぱいに付けた枝を大きく広げる江戸彼岸桜。
それは本当に、ため息の出るような美しさでした

「お帰りなさい。無事で良かったね!」
そんな風に言ってもらえた気がして、とても感慨深かったです


今回の登山では登頂こそできませんでしたが、雪の北アルプスが持つ美しい景色を見ることができました。
また、冬毛の雷鳥さんとの出会いもとても印象的でした

その一方で、残雪期といえども気象の変化がどれほど恐ろしいものなのかを実感することができました。
いくら装備が整っていても、状況を的確に判断してそれらの装備を使いこなす技術や経験がなければ、大事故につながるかもしれません。
私にはやはり、まだまだ足りないモノが多すぎると感じました。

今回で今シーズンの雪山登山はおしまいにします!
また次回「白い山」へお邪魔する時に向けて、しっかりと準備を進めておきたいと思います。
冬の山にも、夏の山にも失礼がないよう、これからも無理せず慎重に、ゆっくりと成長していきたいです

【終わり】
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2012.09唐松岳テント泊登山(1)

唐松岳(2,696m/長野県北安曇郡白馬村・富山県黒部市)



■今回のコース(出発&到着時刻)
【1日目】
八方池山荘9:13→八方ケルン10:15→丸山ケルン12:16→13:29唐松岳頂上山荘
【2日目】
唐松岳頂上山荘9:15→丸山ケルン10:15→12:04八方池山荘

■参考マップ
山と高原地図 34 白馬岳 北アルプス
山と高原地図 35 鹿島槍・五竜岳 北アルプス


唐松岳へはこの5月にも小屋泊まりでお邪魔していたのですが、その時は天気が荒れて、登頂することはできませんでした。
登頂そのものに特にこだわりはなかったのですが、山頂付近からの景色を見ることができなかったのは心残りだったんです。

そこで今回、再び1泊で唐松岳へお邪魔することに決めました!
今度はテント泊で、どっぷり唐松岳の自然に浸ってきます

・・・天気が良くなりますように


登山口となる八方までは前回は夜行バスでしたが、今回は車でアクセスすることにしました。
八方バスターミナル近くの駐車場は結構大きいのですが、すでに結構埋まってますねー。
駐車場

そこから私たちはゴンドラ駅まで歩きます。
バスで来た時もそうだったのですが、ここからゴンドラ駅までが意外と歩くんですよね

その途中で、この方と再会しました!
江戸彼岸桜さん
江戸彼岸桜

前回ここを通った時には花が満開でしたが、今は葉が茂っていますね。生命力に満ち溢れている感じがとっても素敵です
私はその姿に元気をもらいました

こうしてゴンドラ駅にたどり着き、しばらく行列に並んでからゴンドラに乗り込んだ私たち。
冬枯れの景色が広がっていた前回とは違い、窓の外は緑に包まれています。
なんと、牛も沢山歩いていました!!
牛もいるー!

それから私たちはリフトを乗り継いで八方池山荘へとやってきました。
前回はここまでのゴンドラやリフトがスキー客の方々で混み合っていたのですが、今回は思ったより空いていました。
その代わりに、ここ八方池山荘から先はトレッキング客の方々で大いに賑わっています。
やっぱり季節によって様子が随分変わるんだね

私たちは準備を整えると、登山道を歩き始めました。
雪で覆われていた頃に比べると、岩のゴロゴロした夏道は少し歩きづらいですね。
人も多かったので、無理にペースは上げずに登っていきました。
人が多いです

それにしても・・・。
下界はとても良いお天気だったのですが、この辺りからはだいぶガスが増えてきたように感じます。
まさか、また前回と同じ展開になってしまうのでしょうか。ちょっと心配

そんな私の心を和ませてくれるように、登山道沿いには色々な花が咲いていました。
混雑していたこともあり、花の写真は下山時に撮影することにしたのですが、特に気になったかわいらしい花を1枚。
花を1枚

まるで鈴が鈴なりになっているみたい!(オヤジギャグではありません・笑)
後で調べたのですが、これはハクサンシャジンでしょうか。
とってもかわいくて、見ているだけでも嬉しくなりました

それからしばらく木道を歩き、やってきました八方ケルン!!
やっぱりどう見ても顔っぽいですねー(笑)
八方ケルン

この辺りも人が多かったので、私たちは休憩せずに先へ進みました。
そしてしばらく進むと、八方池が見えてきましたー
八方池

八方池は思ったよりも大きくて、周囲を散策できるよう道が作られていました。
少しガスが濃くなってきたこともあり、私たちは池までは下りずに上から眺めるだけに留めました。

さぁ、唐松岳へ!
八方池までのトレッキングを楽しむ方も多いようでしたが、この先も思った以上に人が多く歩いていました。
テント場がいっぱいになっちゃったらどうしようちょっと心配だったので、ペースは落とさずどんどん登っていくことにします。

岩がちな登山道を10分ほど登っていくと、今度は林の中に入りましたー。
前回も林の中を通った記憶があるものの、雪に覆われた道だったのでとても新鮮な感じがします。

それに、ここに生える木々の雰囲気がとっても素敵だったんです!
ダケカンバかなぁ?白い幹が美しく、とても迫力ある大木たちもいました
これは帰りも楽しみだなぁ
迫力の大木たち

その先に大きな雪渓へ寄り道できる場所があったのですが、こちらも帰りに立ち寄ることにしました。
その手前にはこんな風に尖った岩がゴロゴロしている道もあったので、気をつけて進んでいきました。
岩ゴロゴロ

それから再び開けた道になりましたー!
登山道上に転がる岩も小ぶりになって、だいぶ歩きやすくなりました。
しかも・・・青空がちょっとだけ見えているではありませんかっ
このまま天気がもってくれると嬉しいなぁ。
青空が!

この先からは、かなりワイルドな雰囲気になってきましたよー。
こういう道を小学生くらいの子どもたちも歩いていたので、すごいなぁと思いました
ワイルドな道

それからこんな崩落箇所を通過することも。気をつけて進みます。
崩落箇所

そしていよいよ、向こうに建物が見えてきましたー!
唐松岳頂上山荘に到着です
唐松岳頂上山荘です

時刻は午前11時過ぎ。人が多かったのでテント場が埋まってしまわないか少し心配だったのですが、小屋泊まりの方や日帰りの方が多く、テント泊装備の方はこの先の五竜方面へ行かれる方もいらっしゃるようで、テント場にはほとんど誰もいませんでした!

唐松岳頂上山荘のテント場は山荘脇の斜面にあり、ジグザグに下っていく道の途中にいくつもの設営スペースが設けられています。
テント場

出遅れるとかなり下の方にテントを設営することになりそうでしたが、私たちは比較的山荘に近い上の方に場所を確保することができました。
(それでも山荘まで上がるのには数分かかります・苦笑)

テント場は砂地が多く、平らな場所が確保できれば設営はしやすかったです。
自分たちのテントを設営して落ち着いたところで、お湯を沸かしてお茶を飲みながら軽食をとりました。
テントの入り口を開ければ、目の前には素晴らしい景色が広がっている・・・はずでしたが、真っ白で何も見えませんねー(苦笑)

それでも青空と白いガスのせめぎ合いはまだ続いているようで、時折ガスの中から美しい景色が姿を現して、そして消えて・・・を繰り返していました
景色が見え隠れ

白いガスの合間に見え隠れする唐松岳の頂上を見上げながら、私は考えました。
前回もそうだったように、明日の朝はもっとガスが濃くなってるかもしれないなぁ。
今なら頂上で少し待てば、一瞬でも景色が見られるかもしれない

というわけで、私たちは最低限の装備を持ってテントを抜け出し、唐松岳の頂上へ向けて歩き始めました。
砂礫の道は濃いガスに覆われることもありましたが、ロープで誘導してあったので道を見失うことはありませんでした。
するとその時、

「えっ!!コマクサさんっ!?

コマクサがっ!


なんと、この時期にコマクサがぽつり、ぽつりと咲いていたんです!!
さすがに花は終わりかけの雰囲気でしたが、今回出会えるなんて思ってもいませんでした。

予想外の嬉しい出会いに、私のテンションは急上昇☆
足取り軽く、ガスに霞む唐松岳の頂上を目指して進んでいきました。
頂上へ

後半は大きな岩が増えて傾斜も結構あるように感じましたが、距離が短かったのでつらくはありませんでした。
そして、岩だらけの坂を登り切ると・・・

唐松岳、頂上ですっ!!
わぁぁあ、青空も見えてきたよーっ!!
唐松岳頂上

次々とガスの塊が流れてくるものの、山の神様が親切にも、数分おきにさぁっと幕を開けるようにして辺りの景色を私たちに見せてくれました。
念願だった唐松岳頂上からの景色を、この目でしっかりと見ることができましたよー!!
素晴らしい!感謝、感激です
景色が見えましたー!

満足した私たちは、やや風が強くて肌寒かったこともあったので、テントへ戻ることにしました。
こうして山頂を後にして下り始めると、とたんに濃いガスが辺りに立ち込め始めました。
その後、残念ながらもうガスが晴れることはありませんでした。
私たちは本当にラッキーだったんだね。

そしてテントへ戻ると、ガスはさらに濃く、風もかなり強くなってきました。
周囲を散策することもできないので、お茶を飲んで、同行者さんとお喋りを楽しんで、お昼寝をして・・・と、夕方までのーんびり過ごしました。
たとえ景色が見えなくても、山の中でお昼寝したり、何もせずにのんびり過ごすのって、なんだかとっても幸せなんですよねー

午後になってからは、テント泊の登山者さんたちが次々と到着されたようで、私たちの周りにもいくつものテントが立ちました。
風とガスがあるので、設営するのは大変そう。一度私のテントに隣の方のテントポールが刺さってきて、危ないところでした
破れなくて良かった・・・。

そして待ちに待った夕食タイム!
今回のメインはマルタイ 棒ラーメンにフリーズドライのちゃんぽんの具を入れた特製ラーメンです。
写真は前回の立山・剱岳登山2日目のレポートに載せているのとほぼ同じなので省略します(笑)

それから・・・今回はもう1品、試しに作ってみたいものがありました。
それがこちら!
試作品!

粉末マッシュポテトにチーズ&ベーコン風味のふりかけとお湯を混ぜてジップロックの中で丸め、砕いたポテトチップスをまぶして作った「なんちゃってコロッケ」(笑)
こちらはクックパッドさんに載っていたレシピを参考にさせて頂きました。
私の作り方が雑だったので見た目はコロッケというには「?」ですが(苦笑)、味はとても美味しかったです

夕食を終えて片付けと寝支度を調えた私たちは、寝袋にもぐりこみました。
時々強い風がテントの壁をぐうっと押してきていますが、テントが飛ばされたりするような心配はありませんでした。

明日はご来光、見えるかなぁ?
それではお休みなさい

【次回へ続く】
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yamajoshi

yamajoshi (ヤマジョシ)
【特徴】
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・身体が小さい
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 ・ 天城山
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◆北アルプス

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◆中央アルプス

 ・ 伊那前岳
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◆南アルプス

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◆御嶽山周辺

 ・ 木曽御嶽山

◆中国・四国

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◆九州・沖縄

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◆海外

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