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2012.07甘利山・千頭星山登山(1)

甘利山(1,731m)・千頭星山(2,139m)/山梨県韮崎市・南アルプス市



■今回のコース(出発&到着時刻)
9:48登山口→10:12甘利山山頂10:19→10:50奥甘利山→12:01千頭星山12:14→13:24甘利山山頂→13:43登山口

■参考マップ
山と高原地図 41 北岳・甲斐駒


今回私たちが目指したのは、南アルプス・鳳凰三山の南東に位置する甘利山と千頭星山です。

以前、南アルプス登山の計画を立てるために地図を開いていたところ、これらの山々の名前がちらりと目に入りました。
「へぇ、変わった名前だなぁ。どういう山なんだろう?」と調べたところ、甘利山はレンゲツツジの花が有名なところなのだと分かりました。

コース的にも楽しくハイキングができそうなので「ぜひ歩いてみたい」と思っていたものの、なかなか機会に恵まれず・・・。
そして今回、ようやく実現に至ったわけです

有名なレンゲツツジの開花シーズンは6月頃のようなので、この時期は有名なその景色を見ることはできなさそうです。
ですが、時期を外すことで混雑を避けられそうなので、静かな山歩きが好きな私にとってはむしろ好都合でした(笑)


今回はアクセスの良い甘利山グリーンロッジ方面から登ることにして、私たちは登山口へと車を走らせました。
登山口の駐車場に到着すると、朝9時過ぎにもかかわらず駐車している車は2台くらいしか見られませんでした。
駐車場

空いてる、ラッキー♪と思いながら奥の方に車を停めた時、恐ろしい出来事が起こったんです!!

バチン!バチン!
車のあちこちから、何かがぶつかるような音がしてきます。
「えっ、何?」と窓越しに外を見てみると・・・なんと、無数の大きなアブが車に次々と体当たりをしているではありませんかーっ!!

こんなに熱烈に歓迎されるような有名人になった覚えはないし(笑)、何よりこれではドアを開けることすらできません

アブが追ってこない場所を求めて駐車場内をウロウロと移動し、なんとか安全な場所に駐車することができました。
ふー、広い駐車場で良かった・・・

こうして私たちは用心深く辺りの様子をうかがいながら(苦笑)手早く準備を済ませました。
それでは、登山スタート!今回は甘利山~奥甘利山~千頭星山」を往復するコースを歩く予定です。
案内図

私たちは案内表示に従って、登山道へ入ります。
奥に見えるログハウスのような建物は、つつじ苑さんという軽食のとれるお店のようです。
登山道へ

実はここの脇を通りかかった時、ソフトクリームの看板が出ていたんです。
「下山したらここでソフトクリームを食べよう!」と心に決めて登り始めました(笑)

登り始めは森の中。柔らかな緑の空から陽射しがこぼれてきて、地面に葉っぱの形の影を落としています。
たまらなくいい雰囲気ですねー
森の中

うん、たとえ花がなくても、こういう雰囲気の森を歩くのってとっても楽しいなぁー

少し歩くと森が開けてきて、空が広くなってきました。
高原の散歩道みたいだね
雰囲気のいい道です!

その時!
「あっ!花が咲いてるー!!
花が咲いてる!


後で調べたのですが、この花はキバナノヤマオダマキのようです。
これまで名前は知らなかったのですが、山歩きの途中で何度か見かけてとても好きな花のひとつになっていました。
ここで出会えるとは・・・嬉しいなぁー

よく見れば、あちこちに色とりどりの花が揺れています。
さっき「花がなくても」って思ったけど、早速撤回します(笑)
花、沢山ありましたよー!!

こちらは登山道脇に名前の案内がかけられていた、キンバイソウ。
こちらにも花

他にも沢山花の写真を撮りましたが、先へ進まなくなってしまうので一旦このくらいにしておきましょう(苦笑)

登山道はこんな風に、とてもよく整備が行き届いています。
足元には藁?みたいな枯れ草が敷き詰められていて、柔らかい感じがするのでとても歩きやすいです
整備された登山道

それから、木道になっているところもありましたよー。
登山というより開けた丘の上を歩いている感覚で、爽快な気分になりますねー
木道

木道の両脇にも、沢山の花が見られました。
こちらはハクサンフウロ。
花が沢山

そしてこちらはヤナギランの一部分をアップで撮影したところ。
ヤナギラン

ところどころに花の写真と名前の書かれた案内が出ているので、すごく分かりやすいです。

また、今の時期は花はありませんでしたが、ツツジらしき低木が沢山見られました。
これだけの数の株が一斉に開花したら、山が花の色に染まってとってもキレイなんだろうなぁ

甘利山の山頂までの道にはやや傾斜のついた坂もありましたが、歩きやすいこともあってほとんどきつさは感じませんでした。
私たちは花を眺めながら楽しく進んでいきました
山頂へ向かいます

こうして小高い丘のてっぺん、甘利山の山頂に到着ー!
残念ながら雲が多くて周囲の景色は見渡せませんでしたが、大きく開けていてとっても気持ちの良い場所です
甘利山山頂

ちなみに、ここまでの道のりは標準コースタイムに比べてかなり遅くなっていると思います。
何しろ花の鑑賞時間が長かったので・・・(笑)

さて、それでは千頭星山へ向けて進んでいきましょう
ここからもきちんと道は続いています。
千頭星山へ

少し下ってから、登りベースの道が始まりました。
甘利山の山頂までは数組の登山者さんを見かけましたが、ここから先はほとんど人の姿を見ることはありませんでした。
とっても静かで快適な山歩き。それでもレンゲツツジの最盛期にはきっと大いに賑わうことでしょう。

この先はまた少し雰囲気が変わって、背の高い木が増えてきました。
木が増えてきた

それでも、まだまだ花との出会いは続きます!
こちらはホタルブクロの仲間でしょうか?先がまだ開いてないのか、まん丸なシルエットがナスみたいでとってもカワイイ
まん丸な花

散策気分で登れた甘利山に比べると、この辺りは坂もきつくなって、登山らしさが増してきました。
登山道の両脇は先ほどまでのお花畑とは違って、笹の姿が多くなってきています。
笹が増えてきました

そして、こちらにもキレイな花が
以前飯盛山でも出会ったカワラナデシコのようです。
カワラナデシコかな?

この先もまだまだ、色々な出会いが続きます!

【次回へ続く】
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2012.07甘利山・千頭星山登山(2)

甘利山・千頭星山登山、(1)の続きです。

様々な花の姿を楽しみながら甘利山を越え、千頭星山へと進んでいく私たち。

空を真っ白に覆っていた雲が時折晴れて、夏らしい青空が覗くようになってきましたー
暑いけど、気持ちのよいお天気ですねー
いい天気!

やがて、奥甘利山と千頭星山の分岐にぶつかりました。
分岐とはいっても、奥甘利山の山頂はこのすぐ上にあるようです。
分岐

というわけで、ちょっと寄り道。
坂をひと登りして、所要1分で登頂です!(笑)
奥甘利山山頂
ここは甘利山の山頂ほど大きく開けているわけではありませんが、落ち着いたいい雰囲気の山頂ですねー

私たちは先ほどの分岐に戻ると、再び千頭星山に向けて歩き始めました。
さらに先へ

これはマルバダケブキかな?これまで見なかった種類の花も見られるようになりました。
マルバダケブキ

それから目を引いたのが、こちら。
腹巻き(笑)

カラマツだと思うのですが、幹に黒っぽいモノが巻かれていたんです。
鹿対策なのかな?
こうして見ると、森のみんなが腹巻きをしているように見えますねー

でも、何本かは腹巻きをしていない木もありました。
そして、そういう木にはこんなものが刻まれていたんです・・・
爪痕が・・・

これはもしかして、「あの方」の爪痕でしょうか・・・
これと同じようなモノがこの辺りにはいくつも残されていました。気を付けないと

森の雰囲気は素晴らしく、そこに1筋伸びていく道は、私たちを千頭星山まで導いてくれています。
雰囲気の良い道

私たちはしばらく森林浴を楽しみながら、そしてこの森のどこかに潜んでいるであろう動物の気配に少しびくびくしながら(苦笑)、進んでいきました。

やがて森が切れると、気持ちの良い笹原の道になりましたー!
笹原です

またガスが出てしまって遠くは白く霞んでいますが、とても快適に歩くことができました。

そして・・・いよいよ千頭星山の山頂へ
と、その前にこんな看板が。

ハッ、この赤い部分が血糊っぽい!!
などとクマのことを考えすぎて良からぬ想像をしてしまいました
この看板は・・・!!

こうしてついに、私たちは千頭星山の山頂へとたどり着きましたー
背の高い木々に囲まれたこの場所は、人もいなくてとっても静かでした。
千頭星山山頂

私たちは10分ほど軽食をつまんで休憩すると、来た道を引き返し始めました。

笹原の道を抜け、カラマツの森へと入り、どんどん進んでいきます。
進むほどに天気が良くなってきて、辺りの景色もクリアーになっていきました

奥甘利山の分岐点に着く頃には、空はすっかり晴れていました。
その先で、こんな花も見つけましたよー
花です

それから、こんな景色も
どーん!!
晴れました!

わぁー、すごい。こんなに景色が良かったんだぁ
行きに通った時は雲に覆われてしまっていた景色が、今は広く見渡せました。

そして、甘利山の山頂へ。
山頂の手前からは、こんな素敵な景色も見ることができましたよー!
いい景色

こうして、甘利山の山頂まで無事に戻ってきました。
再び甘利山山頂
ここから振り返ると、先ほど歩いてきた千頭星山方面の山並みを見渡すことができました

この近くの葉っぱには、とってもキレイなアゲハチョウがとまっていましたよー
ここは花も多いから、蝶もきっと楽しく暮らせるだろうなー♪
アゲハチョウ

甘利山の山頂からは、再び快適な木道や整備された遊歩道歩きになりました。
青空の下、柔らかな緑や色とりどりの花を眺めながら歩くのはとっても幸せなことですね☆
快適な道

それから、この辺りの道も見晴らしが良かったんです。
行きは雲が多くて気付きませんでしたが、眼下の街がはっきり見えています!
眼下の景色

駐車場からの行程が短いので実感しづらいのですが、標高が1700m位あるので高度感のある景色を見ることができるんですねー。

こうして下山してきた私たちは、予定通りにつつじ苑さんでソフトクリームを頬張ったのでした
暑い1日だったから、美味しさも倍増!ご馳走様でした☆
ソフトクリーム


今回の甘利山~千頭星山は、花や景色をのんびり楽しみながら歩くことのできる、とっても素敵なコースでした
これがレンゲツツジの最盛期になると、景色も賑わいも大きく違ってくるのかもしれません。
今度はぜひ、6月にもお邪魔してみたいと思います!

山の神様、今回も楽しい山をありがとうございました

【終わり】
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yamajoshi (ヤマジョシ)
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