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2012.08立山・剱岳登山(3)【2日目:剱岳編】

剱岳(2,999m)/富山県中新川郡立山町)

※ルートマップは(1)の地図に3日分まとめて掲載しています。

■今回のコース(出発&到着時刻)
4:13剣沢キャンプ場→4:47剣山荘→6:01前剱頂上6:16→6:56平蔵の頭→7:13カニの縦ばい(待ち時間含む)7:36→7:56剱岳頂上8:38→9:05カニの横ばい→9:22平蔵のコル―(途中20~30分休憩)→12:17剣山荘13:02→13:51剣沢キャンプ場

■参考マップ
山と高原地図 36 剱・立山 北アルプス


立山・剱岳登山、【1日目:立山編】(1)(2)の続きです。

初日に室堂から剣沢キャンプ場まで歩き、テント泊した私たち。
アルプスとは言え、8月の夜の冷え込みはそれほど厳しくはありませんでした。
昨年9月~10月にテント泊した時の印象が強かったので、今回は予想外に暖かく、快適に眠れてしまったことにびっくりです(笑)

午前3時に起床して食事と身支度を済ませた私たちは、午前4時過ぎに暗闇の中を歩き始めました。
闇とひとつになりそうなほど黒々とした大きな山のシルエットに、まるで空へ昇っていく星たちのように小さな光がチラチラと動いています
もうあんなところまで登っている人がいるんだ!すごいなぁ、私たちもこれからあの星のひとつになって、あそこまで登っていくんだよね

ここからしばらく、本当に真っ暗なため写真はありません(苦笑)
この前高尾山で夜の登山を経験しておいて良かったかも。

しかし、あまりに暗くて人もほとんどいなかったため、登山道を見失いかけて立ち止まることが何度もありました
前日の明るいうちに、剣山荘までは下見で歩いておいた方が良かったなぁ。

なんとか剣山荘へたどり着いた頃には、空がだいぶ白んできていました。
出発の準備をされている登山者さんたちが多数いらっしゃいます!
剣山荘

山荘からふと東側の空を見上げると、山を縁取るようにして真っ赤な朝焼けが空を走っていました。
うわぁ・・・美しい。もうすぐ朝日が昇ってくるんだね
それにしてもいい天気だなぁ!
朝焼け

この場所でご来光を待ちたかったのですが、そうなるとその後の登山道で渋滞に巻き込まれてしまうのは必至でした
そのため、私たちはそのまま剱岳へ向かう登山道へと入っていきました。
登山道へ

しかし、この時点でも歩かれている登山者さんの数はかなり多かったです。
岩だらけの歩きづらい急坂で、鎖のつけられているような場所も出てくるので、徐々に人が詰まって混み合い始めました

気づけば前にも後ろにも登山者さんがずらりと続いていて、道を譲ることも抜かすこともできず、自分のペースでは歩けなくなっていました。
周囲はサブザックで身軽な方がほとんどだったこともあり、万が一の装備を含めてある程度の重量を担いでいた私たちは、皆さんのペースについていくのも必死でした

ゼーゼーと荒い呼吸を繰り返して急坂を登り続けながら、なんとかこの状況を打開できないかと考えていたところ・・・

「あっ・・・ご来光だ!!
ご来光!

黒い山並みの向こうから太陽が顔を出し、私たちのいるこの場所まで光の束を届けてくれました。
みるみるうちに辺りの世界は明るいオレンジ色に染まっていきます
オレンジ色に染まる世界


眼下には美しい雲海が広がっていることにも、この時初めて気がつきました。
うわぁ、すごい!キレイだなぁ・・・
雲海も

道が明るくなったことで、他の登山者さんの邪魔にならないよう立ち止まれる場所が見つけやすくなりました。
そして人の途切れたタイミングを見計らって登山道に復帰し、ようやく自分たちのペースで歩くことができるようになってきました!
鎖場もあるので油断はできませんが、景色を見る余裕もでてきましたよー

さぁ、まずはあのピーク目指してもうひと頑張り
あのピークへ!

こうして朝6時、前剱の頂上に到着しましたー!
前剱頂上

実はこの手前に一服剱というピークがあったのですが、暗かったことと余裕がなかったことで、イマイチどこだったのかがよく分かりませんでした
そのため、このピークが一服剱だったらどうしよう・・・先が長すぎる・・・とちょっと心配だったのですが、前剱だったのでホッとしました。

大きな岩が積み上がってできたような前剱の頂上からは、素晴らしい景色が広がっていました
私たちがこれまで歩いてきた道、そしてこれから歩く道。大きな大きな景色に感動することしきりです。
目指す剱岳の姿も間近に迫ってきましたよー!
剱岳

私たちはここで栄養補給をしながら15分ほど休憩を取りました。
ここから先がいよいよ今回のルートの核心部。危険な岩場に入っていきます。
国内の一般登山道で最も危険であるとも言われる道なので、まずは態勢をしっかり整えておかなければ。

前剱はちょうどいい休憩スポットになっていて、登ってこられた方の多くがここで一度腰を下ろしていました。
そのため、この先は適度に人がばらけて、ペース配分がしやすくなりそうです。
歩きやすくなるというわけではなさそうですが・・・。

私たちは休憩を終え、さらに先へと進み始めました。
どんどん明るく鮮やかになっていく周囲の景色はますます険しく、そして美しくなっていきます
美しい景色

しかし、ここから想像以上の危険な道が始まりましたー
こちらは5番鎖。細い鉄製の橋を渡った後、急峻な岩壁をトラバースしているのが分かるでしょうか?
5番鎖

このルートの主な鎖場には番号や名前が付けられていて、案内の看板があるんです。
ちなみに1番~4番は前剱までの道のりですでに通過済みです。

この5番鎖からは特に危険度が高くなります。
前剱の辺りからは登山コースと下山コースが別ルートになる箇所も多いです。ここも下部に下山ルートがあるそうなので、自分が落ちないようにするのはもちろん、石を落としたりもしないように、両手両足を使って慎重に慎重に進みました。

5番鎖を越えると、しばらくは雄大な景色を眺めながら稜線を進んでいきます。
さらに進んで・・・

そして次なる難所、平蔵の頭に到着!
平蔵の頭

このコースではカニのたてばいやカニのよこばいが危険なルートとして有名ですが、この辺りもとても危険だと思いました。
平蔵の頭はいったん登ってから一気に下るのですが、この下りは非常に気を遣いました
(※この辺りの写真がこれしかなかったので分かりづらいのですが、平蔵の頭を下るところには鎖もあります)
下りも危険です

平蔵の頭を何とか下り切り、さらに先へ進んでいくと・・・何人もの登山者さんたちが並んでいる場所が見えてきましたー。
あれがカニのたてばいです!!
カニのたてばい!

下から見上げるカニのたてばいは、ほぼ垂直に見える岩壁を細かくジグザグに登っていくようなルートでした。
しっかりとした鎖や鉄パイプが設置されていますが、かなり高度感がありそうですねー。

こうして待つことしばらく。混雑しているためか、皆さんかなり前後を詰めて登っていかれました。
安全のために前の人が見えなくなるぐらいは距離を取りたかったのですが、後ろからのプレッシャーが気になる小心者なので、ある程度間を空けたところで岩に取り付きます

実際に登ってみると手がかり、足がかりはいくつもあり、鎖に頼らず登れる部分も多かったです。
カニのたてばいを登る

ここからはひたすら集中し、三点支持で岩を登りました。
それほど距離が長いわけでもないと思いますが、前の登山者さんたちとの距離が詰まってしまわないように、岩の途中でしばらく待つことが何度かありました。
そのため、鎖に全面的に頼って腕力だけで登ろうとしてしまうと、途中で腕がきつくなってしまうかもしれませんね

ハードな岩壁をいったん登り切ると、もう一段急な登りがあります。
思ったよりスムーズに登れては来たものの、両手両足と集中力をフル稼働してきたのでかなり息が上がってきました
よし、油断せずにもうひと頑張り!
もう一段!

こうして鎖場を登り切り、まだまだ油断ならない急な岩壁に沿って登っていくと、傾斜が落ち着いて岩だらけの道になりましたー!
岩だらけの道

危険箇所を無事に通過できたので良かったのですが、カニのたてばいを過ぎたらすぐに山頂だと思っていたのでちょっと衝撃(苦笑)
夏の陽射しを直に浴びてかなり暑くなってきましたが、「あとちょっと!頑張ろう!」と自分に言い聞かせて歩き続けました。

向こうに見えるよ、山頂が見える。
ずっと憧れていた山の頂上に、もうすぐ立てるよー!!
もうすぐ、もうすぐ



そして・・・

私たちは無事、剱岳に登頂しましたー!!
剱岳頂上!


【次回へ続く】
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2012.08立山・剱岳登山(4)【2日目:剱岳編】

立山・剱岳登山、【1日目:立山編】(1)(2)、【2日目:剱岳編】(3)の続きです。

ついに・・・ついに、剱岳の頂上へ立った私たち

どんな命も受け付けないような厳しさをまとった山、人間なんて登らせてもらえるのかと感じてしまうほどの厳しさを備えた山。
その山の頂には石に守られた祠があり、沢山の人々の笑顔があり、そして頭の上にはただただ青い空ひとつがありました。

信じられないなぁ、ここに立っているなんて・・・
4年前の山の世界との出会い、数々の失敗・・・色んなことが頭を巡りました。

剱岳さん、登らせて下さって本当にありがとうございます


胸に迫る思いをゆっくりと噛みしめてから、私たちは近くの岩場に腰を下ろしました。
剱岳の山頂は思ったより広く、多くの登山者さんたちが座って景色を眺めています。

私たちも行動食をつまみながら、山頂からの絶景に酔いしれました。
昨日歩いた立山方面。その向こうには北アルプスの山々が。
山頂からの景色1

こちら、手前のゴジラの背のようなギッザギザは八ツ峰だと思いますが、恐ろしすぎますね・・・。
山頂からの景色2

どの景色も本当に素晴らしく、私はいつまでも、何日でもここに座っていたい気持ちになりました

その時、すぐ近くの登山者さんが山頂の岩場でオコジョらしき動物を発見しました!
私も慌てて見たのですが、一足先に岩の隙間に隠れてしまって、その姿を目にすることはできませんでした・・・残念
こんなところに住んでるなんて羨ましいなぁ。私も一緒に住みたい!(笑)


私たちが登った時にもところどころ渋滞箇所がありましたが、これからさらに登山者さんの数は増えそうな雰囲気でした。
名残惜しいけど、そろそろ下山した方がいいね。
私たちは荷物をまとめて立ち上がりました。

しかし、そう簡単に下山させてくれないのが剱岳。
有名な難所のひとつである「カニのよこばい」が、これから私たちを待ち受けているんです!

私たちはまず、行きにも通った道をしばらく戻りました。
ここは登りと下りの区別がないので、これから登ってくる大勢の登山者さんに道を譲る必要がありました。

途中には「バランス感覚がすごい!」とびっくりしてしまうような岩も見つけましたよー!
すごいバランス感覚!

そしていよいよ10番鎖、下り専用道であるカニのよこばいがスタート!
カニのよこばいスタート

まずは滑り台のような急な岩の坂を下っていきました。
まずは下り

それから90度ほど向きを変えて、岩壁のトラバースに移ります。
ここから横向きに岩壁を這っていくような形になるので「よこばい」という名前が付けられたのだと思いますが、ちょうど向きを変えるこの場所が重要なポイントになっています。
向きを変えるポイント

上の写真がその場所なのですが、写真を撮っている私は滑り台状の坂を下りてきて、これから前の人のように”横ばい”を始めます。
その第一歩がなかなか踏み出せない方もいらっしゃり、この辺りが渋滞することも多いのだそうです

鎖に全面的に体重を預けながら一気にトラバースする足場まで足を下ろそうとすると、不安定に身体が浮いて腕力だけで体勢をキープすることになり、足元も見えずに結構怖い思いをするのではないかと思います。というか、私のように小さくて力のない人間は、腕力で一気に足場まで下りるのはかなり難しいです(笑)
ここは大きな岩場で、比較的安定した手がかり足がかりはいくつもあるので、それらを活用して下りていったら鎖に頼らずともとてもスムーズに向きを変えることができました

その後のよこばい箇所の写真は、両手がふさがっていたので撮れませんでした(苦笑)

カニのよこばいを無事通過した後も、まだまだ気が抜けません。
かなり高度感のある急斜面(というか、崖?)を下りていくんです。
これを登山”道”と言ってしまっていいものか・・・とにかく油断せず、慎重に。
急な下り

その先に待ち受けていたのは、こんな景色。平蔵のコル、平蔵の頭です。
日本にこんな場所があったなんて・・・。その美しさと恐ろしさに息を呑みます。
平蔵のコル、平蔵の頭

しかし、これから私たちは、ステゴサウルスの背中の板みたいなあの岩を登り下りするんです

私たちは平蔵のコルでいったん下って、平蔵の頭で一気に登りました。
この写真は平蔵の頭の登りのところです。離れた場所から見るとあんなにも恐ろしい絶壁なのに、実際に登ってみると意外と行けてしまうからすごいですね・・・。
平蔵の頭の登り

平蔵の頭から鎖場を下っていくと、道がいったん落ち着きました。
私たちは辺りの景色を見渡しながら、さらに先へと進んでいきます。

それから前剱の門の鎖場を登り、前剱の西側の巻き道を進みました。
どうやら下山道は前剱のピークは踏まないみたいですねー。

しかしこの道、見晴らしは良いのですがとっても細くて足下は急な崖になっています
難所を抜けてホッとするところではありますが、とにかく気をつけて進みます。
崖の細道

前剱の先辺りからは、登りと下りは同じ道になります。
それでも登りの時とは向きも陽の高さも違うので、どの景色も新鮮でした
素晴らしい景色です

・・・と、ここでふと気づいたのですが・・・
「あれっ?そこに見えてるピークが一服剱じゃないの?

行きには暗かったことや渋滞に巻き込まれていたことからイマイチどこかが分かっていませんでしたが、今ようやく気づきました(苦笑)
それでは、一服剱に登らせてもらいましょう!

前剱から剱岳にかけては岩だらけのイメージが強かったのですが、ここ一服剱周辺には緑が増えてきて、お花畑も見ることができました
斜面が濃い青と白に染まっていて、とってもキレイです
お花畑

しかし・・・私はここで、ガクンとペースダウンしてしまいました
やはり昨日の疲れが少し残っていたことに加え、登りはなかなか自分のペースでは歩けなかったこと、そして全身を使う岩登りが続いたことで、体力をかなり消耗していたようです。
さらにじりじりと照りつけてくる太陽によって、私の残り少ない体力は一歩進むごとに蒸発していくような気分でした

幸い今はまだ午前11時前で、時間はたっぷりあります。今日の下山地も室堂ではなく、剣沢のキャンプ場です。
よし、まずは一服剱の頂上へ登ろう。あそこでゆっくり休憩しよう!

こうして私はゼーゼーと息を荒げながら、何とか最後の坂を登り切りましたー。
一服剱の頂上です!
一服剱

ここからの景色も本当に爽快だったのですが、今の私にはちょっと暑すぎました
どうしよう・・・とキョロキョロしながら少し下っていくと、他の登山者さんの邪魔にならない岩の陰がちょうどいい日陰のスペースになっているのを発見!

私たちは早速そこに腰を下ろし、靴も脱いで飲み物と行動食をつまみながらしばらく休みました。
日陰は涼しく、風も爽やかでとっても快適。
濡らしたタオルで顔や頭を冷やすと、だいぶ元気が戻ってきましたー!

時間の記録をつけていなかったのではっきりとは分からないのですが、ここで20分~30分ほど休憩をしたと思います。
体力と気力を取り戻すことのできた私は、荷物をまとめて再び剣沢キャンプ場へと下り始めました。

まだ鎖場や滑りやすい急坂が続いてはいましたが、その先には剣山荘がはっきりと見えていましたよー!
下ります

私たちはお花畑の中をどんどん下っていきました。
もうすぐ、もうすぐ・・・

そして、剣山荘に到着しましたー!!
これで剱岳の登山道は一段落です。

ここから私たちの泊まっている剣沢キャンプ場までは約30分の道のり。
それほど急なアップダウンや危険箇所などはありません。

そのため、このまま一気にテントまで戻っても良かったのですが・・・

小屋の付近にはすっっっっごくいい匂いが漂っていて、皆さんが食事をしたり、お酒を飲んだりしていたんです!
その誘惑には勝てませんでしたー!!(笑)
剣山荘で休憩

というわけで、剣山荘で中華丼とコーラを買って頂きました。(お酒はほとんど飲めないので、清涼飲料水です・苦笑)
これが本当に美味しかったです!!

まだ登山が終わったわけではありませんが、私たちはここで「お疲れ様会」と称して1時間ほどのんびりと過ごしてしまいました(苦笑)
それじゃ、そろそろテントに帰ろうか。

私たちはゴロゴロと岩の転がる道を、残雪や高山植物を眺めながらのんびりと歩いていきました。

行きに通った時は、この辺りは本当に真っ暗闇で何も見えなかったんですよねー。
沢山の花が咲いていてとっても素敵な道でした
花1

花2

こうして私たちは、14時前に剣沢のキャンプ場まで戻ってきましたー。
荷物を片付けると、ついついテントに飛び込んで1時間ほどお昼寝をしてしまいました。(休みすぎ?笑)

目が覚めてテントを這い出すと、傾きかけた陽射しを浴びる剱岳が、昨日と同じように大きく聳えていました。
剱岳が・・・

だけど・・・何だろう?昨日見た剱岳とは、何だかちょっと雰囲気が違っているような気がしました。
それは天気とか時間帯によるところが大きいとは思うのですが、それでもやっぱり何かが違っていたんです。

私がそう感じたのはきっと、実際に登らせてもらうことができたからなんだと思います。
それは「登頂したかどうか」という意味ではなく、この手とこの足でその山肌に触れ、その山の空気を吸い、自分の持つ五感全てでその山の世界観を感じることができた、ということです。

昨日と変わらず、険しく、厳しく、威厳に満ち溢れている剱岳。
それでもその山を見上げる私の心が、ほんの少しだけ剱岳さんに近づけたような気がしました。
登らせて頂いたこと、そして無事に下ろして頂いたこと、心から感謝します。本当にありがとうございました


こうしてキャンプ場で景色を眺めながらのんびりと過ごした私たち。
夕方になったので、そろそろ晩ご飯を作ることにします!

今日の晩ご飯は、マルタイ 棒ラーメンスライスもちとフリーズドライのちゃんぽんの具を混ぜた豪華ラーメン。
こちらも美味しく頂きましたー!!
晩ご飯!


ついに明日は最終日。剱岳にお別れし、立山の景色を楽しんでから家に帰りたいと思います。
どうか明日も晴れますように。

【次回へ続く】
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2012.08立山・剱岳登山(5)【3日目:剣沢~室堂編】

※ルートマップは(1)の地図に3日分まとめて掲載しています。

■今回のコース(出発&到着時刻)
5:18剣沢キャンプ場→6:13剱御前小舎6:21→7:18雷鳥沢キャンプ場→7:50雷鳥荘7:57→8:12みくりが池温泉→8:23室堂


立山・剱岳登山、【1日目:立山編】(1)(2)、【2日目:剱岳編】(3)(4)の続きです。

剣沢キャンプ場でテント2泊し、初日に雄山~大汝山~富士ノ折立、翌日に剱岳を歩いてきた私たち。
ついに今回の山旅を終える日がやってきました。

この日はゆっくり寝ていても良かったのですが、午前3時頃には剱岳へ向けて出発される方々でキャンプ場がかなり賑わってきたので、私たちも起きることにして朝食をとりました。
それから辺りが明るくなる5時過ぎまで待ってテントを片付けると、剱岳に背を向けて歩き始めました。
ここから剱御前小舎まで登り、雷鳥坂を下って室堂へ向かう計画です
テント場を後にします

しばらく歩いてふと顔を上げると、西側の稜線の上の方が明るいオレンジ色に染まっていました
太陽が昇ってきたんだね。振り返れば剱岳もまた、全身に朝陽を浴びて神々しく聳えているのでした。
振り返ると剱岳

時間帯だけでもこんなに違った表情を見せてくれる剱岳。きっと冬は全く違う顔をしているんだろうなぁ
私は何度も何度も振り返りながら、先へと進んでいきました。

やがて、別山・雄山方面への道との分岐点に着きました。
初日は雄山方面からここへやってきたのですが、今回は剱御前方面の道へ進みます

前方、左手から伸びる別山の尾根と右側の剱御前側の尾根の鞍部、別山乗越に剱御前小舎の建物が見えていました。
まずはあの場所まで登っていきます!
開けた道

私たちはしばらく、開けてなだらかな道を進んでいきました。
それから道幅の狭い登り坂へと差し掛かります。

辺りには高山植物の花たちが沢山咲いていました。
朝露に潤って、宝石みたいにキラキラと輝いていますなんてキレイなんでしょう!
花がキレイ!


・・・と、ここで同行者さんにアクシデント発生
というか、私が犯人なのですが

この辺りにもブヨが飛んでいたので、虫除けのためにハッカスプレーを付けることにしたんです。
自分にスプレーした後、同行者さんにもスプレーしてあげようとシュッとしたところ、同行者さんの目にハッカスプレーの一部が入ってしまったんです

同行者さんはその場に立ち止まって号泣
私は「ごめんね、ごめんね!」と繰り返しながら目薬やタオルを出してオロオロ・・・

こうして同行者さんの目の状態が落ち着くまで、しばらく登り坂の途中にとどまることになりました。
同行者さんには本当に申し訳ないです
ハッカスプレーはそういう危険もあると分かったので、使う時にはご注意下さい
今度は薄めて使ってみようかな・・・


予想外のアクシデントの末、なんとか剱御前小舎まで上がってくることができた私たち。
剱御前小舎

ここの小屋は街にある普通の住宅のような造りだったので驚きました!
正面に大きなトイレも設置されているので、そちらをお借りしてから少し休憩しました。

残雪の向こうの剱岳は、もうだいぶ遠くなってしまいました。
位置関係から考えると、剣岳の全体を大きく望めるのはここで最後かもしれないね。
ありがとうございました。また会う日まで!
剱岳

こうして私たちは、室堂方面へ向けて下り始めました。
下ります!

この雷鳥坂も視界が大きく開け、立山の山並みからこれから下りていく室堂周辺の建物、雷鳥沢のテントまでを青空の下に一望することができました。
これは壮観です!
雷鳥坂

ここを一気に下っていくのはこれから着陸する飛行機みたいな気分で爽快なのですが、かなりざれた急坂なのでスピードが出すぎると転んでしまいそうです
たびたびブレーキをかけながら下っていくこと1時間ほど、ようやく平らな場所まで下り切ることができましたー。
平らな場所へ

橋を渡ると、その先には広い雷鳥沢キャンプ場がありました!

この時間の雷鳥沢キャンプ場は、日当たりも良くてとってものどかな雰囲気。
ここにいる皆さんは朝食の支度をしたり、ゴロゴロしたりとのんびり過ごされていました。

この雄大な景色の中で、ゆったりキャンプするのもとっても楽しそうだなぁ
キャンプ場

ここまでくれば室堂まで、景色を楽しみながら1時間ちょっとのお散歩だね
・・・なんて軽く考えていたのですが、現実はそうでもありませんでした(苦笑)

道は整備されているものの、登り坂&階段がひたすら続いていたんです
階段です

ここから先は予想以上にアップダウンのある道のりになりました。
この2日間で回復しきれなかった疲労が少しずつ蓄積していたようで、これがまたきついのなんの(苦笑)
朝といえど夏の陽射しのパワーは強力で、かなり暑くなってきました。
私は何度も立ち止まって休みながら、ヨボヨボと登っていきました

それでも、登れば登るほど辺りの景色はさらに美しさを増していきました。
火山ガスにより現在は通行禁止となっている地獄谷方面。
すごい景色

振り返れば、雷鳥沢のテントたちがあんなに小さくなっています。
山も本当に美しいですねー!!
素晴らしいです

こうしてたどり着いた雷鳥荘。
雷鳥荘

私たちはここで冷たい飲み物を購入しました。
ああー、生き返る・・・

少し元気を取り戻した私は、さらに先へと進んでいきました。
まだまだアップダウンのある道が続いています。
それでも、景色は本当に素晴らしいです!!
アップダウンが・・・

そして、なんとかみくりが池までやってきましたー!
この辺りになると、観光客の方々も多数いらっしゃいました。
美しい景色に感動です!
みくりが池

そして・・・そして、ようやく室堂にたどり着きましたー
長い長い3日間の行動を無事に終えることができて、心からホッとした瞬間でした
室堂


とはいえ、これで私たちの今回の「登山」が終わったわけではありません。
家に帰るまでの長い道のりがまだ待っているんです。

私たちは室堂でしばらく休憩した後、トロリーバスやロープウェイ、ケーブルカーを乗り継いで扇沢へと戻りました。
途中の黒部ダムでは少しゆっくり観光できましたよー
黒部ダム

そして扇沢まで戻ってきた私たちは、レストランで黒部ダムカレーなどを頂いて体力を取り戻してから、東京へとのんびり帰っていったのでした。
黒部ダムカレー!


今回ずっと憧れだった立山・剱岳へお邪魔することができ、とても濃厚で充実した3日間を過ごすことができました
ここで出会った大きな大きな自然の景色、天国のような美しい光景、そしてとてつもなく厳しく険しい山の表情のひとつひとつを、決して忘れることはできません。

この雄大な世界の中で、ほんの砂粒くらいの私がひたすら歩いて、ぐっすり眠って、全力で山と向き合い生きた3日間。
そこに山があること、そして命があることに感謝しながら、これからももっと山に近づけるよう、知識も技術も体力も身につけていきたいと思います。

本当にありがとうございました!

【終わり】
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プロフィール

yamajoshi

yamajoshi (ヤマジョシ)
【特徴】
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・身体が小さい
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