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2010.01扇山~百蔵山ひとり登山(4)【百蔵山編】

扇山~百蔵山ひとり登山、【扇山編】(1)(2)、【百蔵山編】(3)の続きです。

百蔵山への最後の登りは、ハンパない急坂でした~
私は何度も立ち止まり、乱れた呼吸と暴れる心臓をなだめながら、一歩一歩上を目指していきました。

振り返ると、目の高さに見えるのは向こうの山並み。
これまで歩いてきた道はというと・・・あまりに急すぎて、視界からぷっつりと途切れています。
急坂を振り返る
私はさながら、崖を這い上がってきたライオンの子どもといったところかな

急な登りは必然的にペースがゆっくりになりますが、その分周りの景色もゆっくりと流れていきます。
だから、必死に登っていながらも、相変わらず色んなところに目が行くの。
これは、倒木の幹に刻まれた深いしわ。色んな顔があって、人間の指紋みたいに個性があるんだね
倒木のしわ

そうこうしているうちに、ようやく急坂が終わって平坦な道へと出てきました~。
きっと頂上はもうすぐだねっ!落ち葉に埋もれた登山道をガサガサと踏み分けて、先を急ぎます。
急坂を登りきりました!

そして・・・
百蔵山山頂~!
百蔵山山頂に到着ー!!

こっちの看板は高川山扇山でも見たけれど、秀麗富獄十二景の番号が振られたものみたいですね~
看板もうひとつ

扇山と同様に広くゆったりとした山頂には、数組のグループがお弁当を広げて楽しそうに語らっています。
そしてそこからは、白く輝く町並みと黒く盛り上がるいくつもの山々、さらにその向こうに大きく立ち上がる富士の姿を望むことができるんです
百蔵山からの富士山
左側に分厚い雲をたなびかせてはいたけれど、その山頂の美しい形ははっきりと見ることができました。
まるで絵画のように美しい光景だなぁ・・・

私はしばらくその素晴らしい景色を眺めてから、この山頂で一番の特等席と思われる倒木に腰を下ろしました。
目の前に富士山を望む、素晴らしいロケーションの青空レストランで軽食タイムですっ
展望レストラン開店~
今回は行程が長いことと、防寒具や念のための軽アイゼン(エバニュー 巾調節式6本爪アイゼン。結局使わなかったけど・・・)など装備が重かったこともあって、エスビット ポケットストーブsnow peak チタン シェラカップという私の中では最軽量の山ごはんキットを持ってきました。
そしてカップ1杯のお湯を沸かし、フリーズドライのおしること、じゃがりこ サラダ味を少量のお湯でふやかした即席ポテトサラダ(マッシュポテト)を作りました。
これが結構美味しかったの

実は、私がこの倒木に腰を落ち着けた時、既に先行者の方が1人座っていらっしゃったんです。
「ここ、よろしいですか~?」なんて声をかけてみると、その方は先ほど誰もいない山道で、颯爽と現れて私を追い抜いていった方でした。
「歩くの速いですね~」「そこの坂、きつかったですよね~」「女性の単独行なんてすごいですね~(=自分も女性だということを忘れてる)」なんてあれこれお話しているうちに、すっかり意気投合してしまいました
それで、「もし良かったら、一緒に下山しましょう!」ということになったんです

こうしてお腹も満たし、景色も満喫した私達は、一緒に山頂を後にしました~
下山開始です

わぁぁ、最近はひとり登山が続いていたから、なんだかとっても新鮮です
しかも彼女は私よりもずっと登山の経験も豊富だし、地図読みも得意だし、森のことにもすごく詳しい方。
今日はちょっと怖い思いもしたし、危ない急坂もあったから、こうして一緒に下山して下さる方がいてとっても心強いなぁ

私達が下山に取ったコースは道もそう急ではなく、かなり歩きやすかったです。
時々こうして、木々の合間に富士山が覗いたりもしてくれるの。
時折富士も覗きます

やがて、道は植林の中へ入っていきました。
ここでも、ご一緒して下さった女性が植物の色んな豆知識を教えて下さるので、とっても楽しく進んでいくことができます
植林の道
それにしても、この方はとっても軽やかに歩いていらっしゃるなぁ。まるでカモシカみたい。
それに比べて私はドタドタ歩いてる感じ歩き方ももっとちゃんとしないといけないなぁ

ほどなく、林を抜けたと思ったらキレイに整備された道へと出てきました~。
登山口まで下りてきました
「あれっ!?もう終わり?」
あまりに短く感じたので、一瞬道を間違えたかと思ってしまったけれど、どうやらここが百蔵山登山口。ここから猿橋駅までは舗装道路歩きになるみたい。

私達はあれこれお喋りを楽しみながら、時折見える富士山や今日登ってきた扇山、百蔵山にカメラを向けながら、のんびりと駅を目指したのでした。
猿橋駅近くからの景色

結局、私はその女性と帰りの電車も途中までご一緒させて頂き、最後は「機会があれば、またご一緒しましょうね♪」なんて挨拶を交わしてお別れしたのでした~
お陰様で下山がとても楽しかったです。本当にありがとうございました☆

2010年の初登りは、スタートから忘れ物をして大騒ぎをし、誰もいない道では熊におびえ、急坂ではヒーヒー汗を流し、富士山の素晴らしい展望を楽しみ、最後には素敵な出会いもあって・・・。なんだかとっても盛り沢山の濃い1日を過ごすことができました
きつい登り、つらい下りもあるけれど、やっぱり山登りって楽しいなぁ
今年も事故には十分気をつけながら、山での素晴らしい時間を目一杯満喫したいと思います!

【終わり】

(自分用メモ)
◆今回のルート
鳥沢駅―(タクシー)→梨ノ木平(9:54)→水場(10:14)→山ノ神の祠(10:17)→大久保のコル(10:47)→扇山山頂(10:53-11:22)→大久保のコル(11:26)→大久保山(11:29)→百蔵山(12:57-13:39)→水場(14:07)→百蔵山登山口(14:10)→猿橋駅(15:05)

◆周辺の天気予報
大月市富浜町鳥沢周辺のYahoo!天気

◆水場とトイレ
トイレは鳥沢駅、猿橋駅と、百蔵山~猿橋駅の途中に公衆トイレあり。全体的にキレイ!登山道中にはない。
水場は、梨ノ木平から登り始めて20分くらいのところと、百蔵山登山口の数分手前のところにあった。
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Comment

2010.02.02 Tue 00:25  |  一期一会

静かな山の中を独りで歩いていて時たま出会う人達。ほんのひと時の出会いで、その後二度と会うこともないであろう人達ですが、そのひと時の楽しい出会いを大事にしたいですよね。

ところで私の場合、出会った人とは「どこから来たか」と「どこを通って下りるのか」についてできるだけ情報交換をするようにしています。

「どこから来たか」を聞くことによって最新の生の登山道情報がわかります。

「どこを通って下りるのか」を話し、また聞くことによって万が一自分が下山できない状況に陥った場合(遭難とか)、相手の登山者が自分の情報を捜索機関に伝えてくれるかもしれません。また逆の場合には、私が情報を伝えることができます。

何時頃に、どの辺りで、どのような格好の登山者が、どこに向かったかということを。

幸いにも、いまだにこのような情報提供はしないですんでいますしされてもいませんが…(笑)


追記
先日、青梅の高水三山に行ってきました。結構歩きがいがありますし岩茸石山からの展望は絶景です。ぜひ一度行かれることを強くおすすめしますよ^^

2010.02.02 Tue 20:30  |  

yamajoshiさん、こんばんわ♪
百蔵山からの富士山の展望は素晴らしいですよね。
扇山へはまだ登ったことはないので、権現山と一緒に登ろうと計画しています。
富士山麓では、結構雪積もりましたよ~。

2010.02.02 Tue 22:56  |  管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010.02.03 Wed 00:00  |  川越人様

川越人様、こんばんは!コメントありがとうございます。

なるほど、「どこを通って下りるのか」の会話が持つ意味まで頭が回りませんでした!
特に単独行の時は自分の存在や行動を周囲に知っておいてもらうことって大切ですよね。
有益な情報をありがとうございますe-466

それから、いつもオススメ山情報を頂き本当にありがとうございます!
高水三山は、つい最近山のお友達とお話している時に行きたい山の筆頭に挙げていたところでした。
展望も期待できるのですね~。是非近々お邪魔したいと思いますe-454

2010.02.03 Wed 00:07  |  hiro様

hiro様、こんばんは!コメントありがとうございます。

はい、百蔵山から望む富士山は本当に素敵ですよね♪
扇山も山頂が広々としていて、のーんびりと過ごしてしまいたくなるようなところでした。
権現山と一緒というのもなかなか歩き応えがありそうですね!

富士山麓もすっかり雪景色なのですね~。
先月石割山へ登った時には、ノーマルタイヤの車で山中湖の端っこぐらいまでならギリギリセーフという感じでしたe-330途中からはバスに乗り換えて登りました。
ますます富士山も輝いて見えるでしょうね~。羨ましいです!

2010.02.03 Wed 19:49  |  

度々遊びに来つつ初めて書き込みします。
単独行での出会い、特に女性との出会いは嬉しいですね
後半読んでてわくわくしましたっ

単独の女性とすれ違うと、ついつい後ろ姿までも見送ってしまいますそんなとき相手の方もこっちを振り返っていることがあるので、案外みんな同じようなことを考えているのかなぁなんて思います。
中には声かけないで!オーラ出てる方も居ますけどね。

お邪魔しました

2010.02.05 Fri 20:45  |  こんばんは

こんばんわあ、また、寄らせてもらいました。
いやあ、精力的にのぼってますねえ、この寒い冬に。ほんと脱帽です。
冬の山はいいですよねえ、凛としているし、空気が澄んでるし、遠くがよく見えるしで。
私の方は、週末はへっぽこ隊長からへぽこボーダーに変身してスキー場でアルバイトしてます。なので山はしばらくお休みです。でも、登りたくなったときは奥武蔵の関八州見晴台に行って、気分転換してます。ちょっと俗化してるけど見晴らしは最高ですからね。
暖冬と言うわりに寒いし、雪も降っているので怪我などしないように気をつけて山を楽しんでください。
また、寄らせていただきますね。

  • #-
  • へっぽこ隊長
  • URL

2010.02.06 Sat 10:56  |  tomo様

tomo様、初めまして!ブログご訪問&コメントありがとうございます☆

やっぱり単独行での女性との出会いって嬉しいですよね♪男性に比べると、女性で単独行されている方って少ないように思うので、お見かけすると「おぉっ!e-420」と思ってしまいますe-454
そういう時って相手の方も同じように思っているのかもしれませんね!

それでは、よろしければまた遊びにいらして下さいね♪

2010.02.06 Sat 11:13  |  へっぽこ隊長様

へっぽこ隊長様、こんにちは!コメントありがとうございます。

はい、いつでもお寄り下さいe-320最近はレポートが追いつかないぐらい登りすぎてますので、来るたび違う山のレポートがアップされていると思います(苦笑)

冬の山は寒いですねぇ!特に登り始める前と、山頂で一休みしている時はガクガクしていますe-444
でも歩き始めるとポカポカしてくるし、いい景色を見て心もあったかですよねe-454

へっぽこ隊長様はボーダーさんでもあるんですね!まさに雪山の中いいるのですね~。
関八州見晴台、やはり見晴らしがいいんですね!?その名前に惹かれて、単独行を計画する時にいつも候補に挙げているところなんです。

それでは、よろしければまた遊びにいらして下さいね♪

2011.11.24 Thu 21:59  |  こんばんは。

yamjoshi さま

こんばんは。
2度目の書き込みです^-^
先日、扇山→百蔵山に行ってきました。
yamajoshiさんの行程を参考にさせていただきました。
(というかほぼ同じ道を行きました。。)

幻想的な朝霧の中startしたのですが、お天気の良い日
でしたので、途中富士山もくっきりと見え、紅葉を満喫し
ながらのハイキングとなりました。
と言いたいのですが、ものすごーーーくきつくってビックリしちゃ
いました(笑)筋肉痛が2日とれませんでした。

今回は山初心者の数歳以上若い子達を引き連れて行った
つもりだったのですが、逆に私が引っ張ってもらい、若さって
うらやましいなぁと思いつつ、でもそのおかげでだいぶ早く
に下山することが出来たので、その足で猿橋まで行ってきま
したよ♪忠治そばも食べました。

私の上る山は、山道のパターンが似ているところが多いので
すが、今回はいつもと違いかき分け滑り落ち、みたいな
ワクワクハラハラしながらも、時折平坦な枯葉サクサク道もあり、
変化に富んだ楽しいハイキングとなりました。

私も上を見て下を見て、写真を撮りながら行くのが好きな
ので、yamajoshiさんのブログのお写真が、次どこ行こうかな、
の大きなポイントになります(笑)
これからも参考にさせていただきますね☆

2011.12.03 Sat 20:45  |  wanta様

wanta様、こんばんは!コメントありがとうございます。

扇山~百蔵山を歩かれたのですねー。お疲れ様でした!
あそこはちょっとびっくりするようなアップダウンもあって、かなり歩きごたえのあるコースですよね。
富士山と紅葉も満喫されたようで、何よりでしたe-454

これからもあちこちの山を歩いて、マイペースにブログにアップしていこうと思っています。
その中でもし少しでもwanta様の次回登山計画の参考になりそうな内容があれば、うれしい限りです☆

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