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2010.08富士山(剣ヶ峰)登山(1)

富士山(剣ヶ峰)(3,776m/静岡県駿東郡小山町)

今回のルートマップはコチラ(ルートラボ)

「1度も登らない馬鹿、2度登る馬鹿」
その言葉に従うのなら、これまで富士山登山に2回挑戦してきた私は立派な馬鹿です(笑)

しかし・・・初めての挑戦では大地震により一合目から吉田口山頂までの登山にとどまり、2回目は悪天候により八合目手前の山小屋から下山を余儀なくされました。
そう、その日本一の高峰は、なかなか私に3,776mの頂を踏ませてはくれなかったのです。

普段からピークハントには特にこだわりのない私ですが、富士山に関してだけはどうにも消化できない思いを残していました。
日本のてっぺんにある世界を、どうしてもこの目で見てみたい!
こうして"大馬鹿者"は、3回目の富士山登山を志すことになりました。

この時、既に8月後半。一般登山シーズンは終盤にさしかかっていました。
このため、安全に楽しく登山をするための条件を設けて、計画は慎重に行いました。

・直前の富士山の天気予報がばっちり晴れであること。
・登山経験と装備のある同行者と一緒に行動すること。
・大混雑するルートと時間帯を外し、なおかつ雷を避けるため午後早めの時間に下山完了すること。

こうして決定したのが、須走口五合目を未明に出発し、途中でご来光を見て午前中に登頂、砂走り経由で午後2~3時頃には下山するという日帰り登山計画でした。

そしていよいよ当日。
深夜2時頃の駐車場到着を目指して車を走らせた私たちですが、ここで大きな誤算が!
なんと、山頂でのご来光を目指す先客たちで須走口五合目の駐車場は既に満車、ふじあざみライン沿いに延々と路駐の列が出来ていたんです
結局、五合目より2kmほど下ったところに車を停めることになりました・・・

気を取り直して準備を整え、しばらく高度に身体を慣らしてから車道を登り始めます。
この時、時刻は深夜3時前。まぶしいほどの月明かりに気づいて、頭に巻いたヘッドライトの電源を落としました。

「まだかなー・・・」
「五合目にたどり着くまでに、体力消耗しそうだね・・・」

テンションが下がりかけた頃、ようやく五合目に到着!(苦笑)
煌々と輝くまん丸な月の下に、山小屋の明かり(と、登山者のライト?)で縁取られた富士山の輪郭が浮かび上がって見えました。
目指す先は、あのてっぺんだね。
月明かりの富士山

ここでトイレを済ませ、装備を整え直すと、いよいよ富士山登山をスタートさせた私たち。(これまでは準備運動、ということで・・・
須走口五合目
山小屋の並ぶ通りを抜けて、小さな神社の裏手からついに山道が始まりました。
(真っ暗なので写真はありません・笑)

私たちはヘッドライトの明かりを頼りに、森の中を進んでいきます。
前後して何組もの登山客が歩いていますが、スタスタと歩いていく彼らのペースにつられないよう、体力温存を意識して急がずに歩を進めました。

やがて辺りの木々が徐々に低くなってくると、その合間に青みを帯びた空が見えるようになってきました。
少しずつ明るくなってきた!朝が近づいてるんだね

須走ルートの特徴的なところは、登り始めが深い樹林の中だということです。
富士山の「山」である部分をもっと楽しみたい私にとって、それは好都合である一方、うまく日の出までに樹林を抜けないとご来光が拝めないというリスキーなルート選択でもありました

六合目に着いて、この日初めての山小屋(長田山荘)を通過する頃には、東の空にひとすじの赤が走り、朝がすぐそこまでやってきていることを感じました。
道は所々に開けたところが現れるものの、まだ完全にはやぶのような低木帯を抜けられません。
だ、大丈夫・・・?間に合うのかな・・・?ひやひやしながら、黙々と進んでいきます

そして時刻が4:45を回る頃、木々が切れて大きく景色の広がった場所に出ました!
「わぁー、すごい景色よし、ここでご来光を待とう!
そう顔を見合わせた私たちは、道端にザックを下ろして東の空に向かいます。
ご来光を待つ

視線の先、雲海との境目に走る赤は、みるみるにじんで広がっていきます。
まるで、地の底からどんどん朝が湧き出してくるみたい。

一方、さっきまで漆黒だった空はあっという間に白んでいき、あれほどまぶしかった月が一気にその輝きを失っていきました。
お月さん、ご苦労様でした。
月にお別れ

さぁ、これからは太陽の出番。
もうすぐ、もうすぐ・・・

その時、雲の合間に突然、大きな大きなオレンジ色がぬっと姿を現したんです!
そしてそれは少しの間、線香花火の火球のように、じりじりとくすぶりながら雲間を漂っていました。
違う・・・今までに見たどの日の出とも違う。
なんて神々しい光景なんだろう。

雲の下から大きなオレンジ

こうして雲の海でまどろんでいた太陽は、ようやく目覚めたかのようにふと浮かび上がり、まぶしく輝きだしました。
そこにいる全てが赤に染まります。人も、草木も、富士山も・・・。

真っ赤に染まる世界

おはよう、地球!

こうして無事にご来光を拝むことの出来た私たちは、行動食を軽くつまむと再び歩き始めました。
ここからは、3,776mの頂を目指した長い長い旅になります。

道はまだ低木に覆われたり、開けたりをしばらく繰り返していきました。
良かった、ご来光の時刻にここを歩いていたら、景色が見れないところだったね・・・
木々に覆われた道

こうして、本六合目の瀬戸館へ到着!
本六合目 瀬戸館に到着!

まだまだ先は長い。今日一番の敵は高山病なので、山小屋ごとに休憩を取りながらのんびり進む予定です。
私たちは腰を下ろして、行動食を少しつまみながらお喋りをして過ごしました。

この辺りになると低木たちはほぼ姿を消し、代わりに草たちが茂り始めるようになりました。
かわいらしい花の姿もあちこちに見られます。
朝陽を一杯に受けて、気持ち良さそうだね
朝陽を浴びる花

さぁ、次の山小屋目指して出発!
道はだいぶ広くなり、視界も開けて山頂の様子もはっきりと見えるようになりました。
道が開けてきました!

わぁー、いい天気♪
大雨や強風に襲われた前回とは違って、今日は驚くほど穏やかな富士山です。
どうか山頂まで、富士山にはご機嫌のままでいてほしいなぁ~!

道ははっきりとしていて、誘導用のロープや道標が設置されている箇所もあり、迷うようなところは全くありません。
こんな標識を見ると、テンション上がりますねー!(まだまだ先だけど・苦笑)
富士山山頂への標識

こうして思ったよりもすぐに、七合目の大陽館に到着しましたー!
大陽館に到着
小屋前のベンチには多くの人々が腰を下ろして休憩を取っています。
私たちもここで小休止。

同行の友達は身体も大きくかなり体力のある男の子で、普段一緒に登山する時はスタスタ先を歩いていってしまうんだけど、今回ばかりはペースを落として私の後ろを歩いてくれています。
今回のために装備や行動食も色々と研究してきたようで、気合い十分。

まだまだ先は長いけど、一緒に富士山を目一杯楽しもうね。
そして・・・3,776mのあの場所に、一緒に立てたらいいな。

【次回へ続く】
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Comment

2011.01.09 Sun 01:11  |  ☆私も………☆

今年………二度登る大馬鹿者になるmakicです(笑)


二年前 運よく 登頂する事ができましたが、睡魔と寒さであまり記憶に残っておらず…………


次回こそは、その景色を目に焼き付け、日本一高いとこを満喫しようと思います☆

2011.01.12 Wed 23:44  |  makic様

makic様、こんばんは!コメントありがとうございます☆

今年富士山登山のご予定なのですね!
当日は天気に恵まれて、素晴らしい登山になることをお祈りしています☆

私ももしかしたら、また今年も登っているかもしれません(笑)

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