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2010.08富士山(剣ヶ峰)登山(2)

富士山(剣ヶ峰)登山、(1)の続きです。

須走ルート七合目の大陽館を過ぎる頃には植物たちの姿もほとんど見られなくなり、いよいよ砂礫ばかりの「火山の道」になりました。
砂礫の登山道

登り始めの深い針葉樹林が背の低い木々たちに取って代わり、それが草本類へと姿を変え、そしてついには砂礫の荒原へと移り変わっていく。
富士山を包んでいた漆黒の闇が真っ赤に染まって朝が始まり、今や真っ青な夏の空が広がってる。

・・・そうだ、これが私のしたかった「富士山登山」なんだ。
富士山の持つ様々な表情、圧倒的な世界観を、こうしてこの目で、足で、全身で感じながら歩くってこと。
「山頂にたどり着くこと」が私にとっての登山の全てではないんだってこと。

富士山がようやく「本当の登山」を許してくれた気がして、私は嬉しさのあまり一人ニヤニヤしながら登っていました(はたから見れば変な人・苦笑)
標高も3,000mを越え、ますます深い呼吸とゆっくりしたペースが求められますが、辛いとかキツイなんて微塵も感じませんでした。
ただただ、嬉しくて

見て、向こうの斜面を下山していく人たちが、あんなに小さく見えてるよ!
雲は遥か遥か眼下で海になってる・・・富士山は雲の上の、もっと上の世界にその頂を据えているんだ。
眼下は一面の雲海!

このとてつもなく壮大な光景を前にして思うのは、やっぱり去年と同じこと。
私はもはや、「神の領域」に足を踏み入れているんじゃないかって・・・。

でもそんな「神の領域」にも、山小屋は普通にあるのでした。(笑)

本七合目 見晴館

本七合目、見晴館に到着~!
毎回思いますが、この「合目」表示、「本」とか「新」とか「勺」とか色々あって、なかなか次の数字に進みませんね
私は小休止がてら、最近お気に入りのアミノバイタルゼリー スーパースポーツをチャージしました。

遮るものの何もない登山道からは、頂上まで続く道のりがはっきりと見えています。
延々と伸びるジグザグ道。次の休憩ポイントはその上の山小屋だね。
延々と続くジグザグ道

標高はついに3,200mを越えました。高山病を発症してぐったり座り込んでいる登山者の数もどんどん増えてきます。
幸い私も友達も、高山病の兆しは見られませんでした。
呼吸を深く吐きながら、心拍数が上がり過ぎない程度のペースをキープしてゆっくりゆっくり登っていきます。

眼下に見えるのは、どこまでも続く地球の景色。
眼下の景色

この辺りから八合目にかけては、下山道と同じ道を使う箇所が出てきます。
しかもここ、一番人気の吉田ルートと一部共通利用しているんですよね・・・。
ということは・・・

「ギョエエエー!すんごい人の数!
「砂埃がすごすぎるっ!!

砂煙をもうもうと立ち上らせながら、多くの登山者が下りてくるのとすれ違うことになりましたー!

やはり、吉田ルートを使って山頂付近でご来光を見る人たちが圧倒的に多いようです。
私たちはその大混雑必至の行程とは時間帯とルートをうまく外せたけれど、ここだけはどうしてもその下山ラッシュとぶつかってしまうんです。
こればっかりは仕方ないよね。マスクとサングラスで顔をカバーしながら進みました。

こうして八合目を越え、本八合目の江戸屋へ着きました~!
本八合目 江戸屋

ここからは、吉田ルートの登山道と合流します。
ここまでもそれなりに登山者はいましたが、ここからはさらに増えました。
色々なペースのグループがいるので道を譲ったり抜かしたりに少し気を遣うようになりましたが、混雑と言うほどでもないので特に問題はありません

振り返ると、下山道には人がいっぱい。この砂埃からひとまず逃れられてホッとします。
(でも後でここを下山するんだよね・・・
人がいっぱい!

そして八合五勺、御来光館!看板がスタイリッシュです!
八合五勺 御来光館

赤土の目立つようになった登山道には、時々雲がふわっと湧いてくるようになりました。
時々雲が・・・

ま、まさか山頂は真っ白・・・なんてことは・・・・!!!!
なんて無駄に心臓をドキドキさせてしまいます。

でも、見上げればまだまだ青い空。
うん、大丈夫。今日の富士山はまだご機嫌です
(それにしても、急登だなぁ・・・)
急勾配の登山道

私たちはただひたすらに淡々と、ゆっくりペースで足を進めていきました。
大きな大きな富士山のお腹の上に刻むその一歩一歩は、とても小さなもの。
だけど、諦めずに歩き続ければ、いつかはたどり着くんだよね。

ほら・・・着いたよ。
九合目。あとちょっと、ほんとにちょっとだ。
ついに、九合目!

なんでだろう、もうちょっとで登頂できることは嬉しいけど、なんだか少し寂しいな。
去年は富士山、地震の中でゴオォォォって吠えてた。今年の7月は山小屋を揺らすぐらいに荒れてた。
ようやく出会えたこんなにも穏やかな富士山を、もう登り切ってしまうなんて・・・なんだかもったいないな。
その時の私はほんのちょっとだけ、そんなことを思いました。

それでも、足は止まりません。
見たかった「日本のてっぺん」からの世界が、もうすぐそこにあるんだから!

登山道は最後の最後まで、急勾配で何度も折り返しながら続いています。

「あ・・・!」

私は思わず声を上げると、後に続く友達を振り返りました。

「ここ、覚えてる。あそこに見えるのが最後の鳥居だよ。あれをくぐれば・・・吉田口の頂上だよっ!

最後の鳥居に向かって・・・

よしっ!もう一息、あとちょっとだ!

【次回へ続く】
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Comment

2011.01.12 Wed 19:38  |  神の領域

yamajoshiさん、こんばんは♪
私もこんな穏やかな日に登ってみたいです。(=^0^=)/
今年の目標にしましょう。
神の領域に行くために、今から神様と仲良しになっておきます。(^^)/
天気が良いとこんな素晴らしい光景なんですね。

2011.01.13 Thu 00:02  |  クロちゃん(2)

クロちゃん、こんばんは♪コメントありがとうございます。

この時の富士山は本当に驚くほど穏やかで、山頂では自分が4,000m近い高所にいることをつい忘れてしまうほどでした。
本当に幸運だったと思います☆

今年はクロちゃんにも山の神様がほほえんでくれることをお祈りしています♪

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