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2010.09北岳~間ノ岳登山【1日目~2日目】(2)

北岳~間ノ岳登山、(1)の続きです。

広河原から大樺沢左俣ルートをたどり、八本歯のコルまで上がる道のりは、その険しさだけでなく思わぬ暑さも手伝って、想像以上に苦しいものとなりました。
それでも、友達と励ましあいながら、そして雄大な景色に力をもらいながら、なんとか這い上がることができました。

ここからはさらに、大きな岩の転がる歩きにくい急坂を登っていきます。
見上げれば、天に突き上げるような北岳の険しい岩場が続いています。
北岳山頂方面を見上げる

あの場所にある世界を見てみたい、あの山頂から伸びる美しい稜線を歩いてみたい。
そんな思いだけが、今の私を動かしていました。

こうしてようやく、間ノ岳方面へ向かうトラバース道と北岳山頂へ続く道の分岐までたどり着きました!
岩だらけの広場では、何人もの人々が休んでいます。
「やったぁー!!
私はまるで登頂したかのようなすっきりした気分になって、大岩の上に腰を下ろしました。
やった、登れた。ここまで上がれたんだ。

すぐ後に登ってきた友達と少しの間、岩に腰掛けて身体を休めます。
さてと・・・北岳登頂の楽しみは明日にとっておいて、今日はこのままトラバース道を通り、北岳山荘へ向かいます!

分岐から山荘へ向かうトラバース道は、これまでの道とは打って変わって実に快適なものでした。
頑張った私たちをねぎらうように、沢山の花束が用意されていたんです。
花がたくさん咲いてます!

黄色い花、赤い花、白い花・・・花道はしばらく続いています。
でも油断すると、こんな道も現れたりして
ちょっとこれは怖いんじゃないですかー!?
意外と危険な道でした・・・

そのスリリングなルートを抜けると、先ほど八本歯のコルから見ていたあの美しい稜線に出てきました~。
すごい!稜線を挟んだ両側で、こんなにも天気が違うなんて!
稜線を挟んで、ガスと青空

ダイナミックな自然の風景に圧倒されながら歩いていくと、稜線上にぽつんと建つ赤い建物が見えてきました!
あれが私たちの今日の宿、北岳山荘だね。

こうして山荘へたどり着いた私たちは、まずこんな看板を目にしました。
北岳山荘前の看板
ヒー!!1枚の布団に、2人!!

ある程度の混雑は覚悟していたものの、入口前にこうして掲げられるとちょっと不安になりますね・・・
チェックインを済ませて、割り当てられた寝床の様子を見に行った私は、さらに不安増大。

なんか・・・布団1枚の幅が狭く感じるんですけど・・・(苦笑)
この布団に2人で寝るのか~・・・

この日、友達はシュラフカバーを持参していて「寝具なし」で泊まることになっていたので、私の隣に寝るのは見知らぬ人になるはずです。
まぁ、山の上の限られたスペースなんだし仕方ないよね。1晩寝るだけだし、気にしなーい。

・・・と言ってもものすごく気にするタイプなので(笑)、ひとまず寝床を離れることにしました

自炊部屋で友達が作ってくれたサンドイッチを頂いてから、サブザック(シートゥーサミット ウルトラシル・デイパック)に必要なものを詰めて辺りを散策しに出かけます。
あわよくば間ノ岳まで・・・と目論んでいたのですが、時間が遅かったこととかなりガスが出ていたこと、そして通りがかりのお兄さんに「今から間ノ岳は無理だよー」とアドバイスを頂いたことから、もっと手前にある中白根山までを往復してくることにしました。

先ほどまでの青空が一転、真っ白なガスに包まれて遠くの景色はほとんど望めませんでしたが、暑さに参っていた私たちにはむしろ心地よいくらいの気候でした。
ガスに覆われる稜線
晴れたらきっとこの稜線歩きは楽しいに違いない!と明朝に予定している間ノ岳往復の行程に期待が高まります。

道中、間ノ岳から北岳山荘へ戻ってくる登山者と何組もすれ違いましたが、お話を伺うと「ちょっと前までは農鳥岳までの稜線もくっきり見えるぐらい晴れてたのよー」とのこと。
さすが雨女の私たち(苦笑)ううん、でもきっと明日は晴れるよ!

こうして相変わらず真っ白な中白根山の山頂に到着し、そこにいたお兄さんと少し喋って、お茶を一杯飲んでから山荘へ戻ることにしました。
景色もないし、後は戻るだけ・・・なんて油断していたら、ここでまさかの出会いがっ!!

「ら、雷鳥だ――っ!!!
なんと、雷鳥母子のお散歩現場に遭遇してしまったんです!
雷鳥発見!
ああー、やっぱりかわいいー

晴天の日より、曇っている時の方が出会いやすいといわれる雷鳥。
私、雷鳥との遭遇率はかなり高いと思います。これぞ雨女の特権か(苦笑)

こうして今夜の布団の隣人に対する不安すら忘れるほどテンションアップした私は、軽い足取りで山荘へと戻りました。

まだ日没前でしたが、山荘前のテント場では、皆さんそろそろ食事タイムを迎えているようでした。
私たちも外のベンチを借りて、夕食を作ることにします

今回は山用フライパンで軽く焼いたイングリッシュマフィンに、野菜やベーコン、チーズを挟んで頂きます!
イングリッシュマフィンの夕食

今日一日の行程を無事終えることができホッとした私たちは、ガールズトークに花を咲かせながら、のんびりご飯を食べました
・・・が、途中で急激に寒くなってきて、ガタガタ震えながら小屋へ逃げ込むことに(苦笑)

寝床へ戻ると、部屋割りの都合なのかな?ラッキーなことに私の隣には誰もいませんでしたー!
こうして無事、1人で1枚の布団をGETすることができた私は、消灯時間よりも早く眠りについたのでした。




辺りの人々が一斉に起き出した物音ではっきりと目を覚ましたのは、時計の針が4時を少し回った頃だったでしょうか。
私は元々枕が変わると眠れない性質。日付が変わる頃までは時々目を覚ましていたのですが、いつの間にか眠りに落ちていたようです。
ごそごそと布団を這い出して荷造りをする人々の間をすり抜け、軽装のままサンダルをつっかけて外へと出てみました。

「わぁ・・・!!

そこにあったのは満天の星空!星座すら分からなくなるほどに無数の星たちがキラキラ光っています
私は慌てて寝床へ戻り、友達に声をかけました。
そして再び外へ出ると・・・あれっ!?
ついさっきまで真っ暗だった空に青みがさしてきて、星たちの姿がどんどん見えなくなっていっています

やばい、朝が始まっちゃう!
山頂でのご来光を目指してか、次々と山荘を旅立っていくヘッドランプの列が目に入ります。
私たちは急いで部屋に戻り、手早く身支度を済ませると、サブザックを背負って山荘を飛び出しました。

こうして間ノ岳へと続く稜線を歩き出して間もなく、淡い赤色に染まる東の空に目をやった私は、あっと息を呑みました。

「あっ・・・!あれは・・・!!」


朝焼けの富士山


それは、朝焼けの空と雲海の間に浮かび上がる、信じられないほど美しい独立峰のシルエットでした。
つい数日前に私は、あんな場所に立っていたなんて・・・。

あまりの光景に、私たちは何度も立ち止まってシャッターを切り続けました。
できれば中白根山の山頂で日の出を迎えたかったのですが、このペースでは間に合わなさそう・・・。
というわけで、中白根山山頂の手前に良さそうな場所を見つけて、日の出を待つことにしました。

開けた稜線上なので、東の空だけでなくぐるりと景色を見渡すことができます。
来た道を振り返ると、北岳に向かって伸びる稜線がはっきりと見えました。
北岳方面を振り返る
向こうに小さく見える赤い建物・・・今朝はあの場所から歩いてきたんだね。

南アルプスの山々が赤に染まって、その向こうの山並みは黒いシルエットになって、山間にはまるで川のように白い霧がサラサラと流れていきました。
こんなにも神々しい世界の中に、私たち2人はじっと佇んでいました。

そして・・・


ご来光

朝がやってきました。

【次回へ続く】
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Comment

2011.01.31 Mon 19:38  |  天空の朝

yamajoshiさん、こんばんは♪
山に泊まればこその神秘の朝ですね。
やはり山小屋は満員御礼でしたか。
でも、結果オーライでしたね。(^○^)/

北岳、間ノ岳は天空の世界と感じます。
私もまた行きたくなりました。
重いテント担いで行きますよ~。(^^)/

2011.02.01 Tue 00:41  |  ☆二人☆

仕方が無いとはいえ……… 見ず知らずの方と一枚の布団で寝るのは、やはり気が進みませんよね。。。

私も初めての山小屋ではそればかりが気になっていましたが、幸運なことに二日とも私達グループで一部屋お借りすることができました☆

でも、いつかは やってくるんでしょうね。。。 知らない方と 一枚の布団で 一晩過ごす夜が………
(*_*)

2011.02.14 Mon 22:52  |  クロちゃん

クロちゃん、こんばんは!コメントありがとうございます。
最近返信が遅れがちで、本当にごめんなさい。

やはり山に泊まると、日帰り登山では見られない世界に出会うことができますよね。
北岳~間ノ岳の景色は本当に印象深かったですe-454

北岳山荘でテントはってる方々も、とっても楽しそうでした!
私もいつか、テント泊で南アルプスにお邪魔してみたいです☆

2011.02.14 Mon 22:57  |  makic様(1)

makic様、こんばんは!コメントありがとうございます。
ご返信が遅れてしまい、ごめんなさい!

makic様はなんと、グループで一部屋借りれたのですねー!羨ましいです。
私も今のところ見知らぬ人と1枚の布団・・・という事態は免れているのですが、いつもビクビクしています(苦笑)

今年はテント泊と山小屋泊まりをうまく使い分けられるようになりたいです☆

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