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2010.11 塔ノ岳~丹沢山登山(1)

塔ノ岳・丹沢山((1,491m・1,567m/神奈川県秦野市他)

今回のルートマップはコチラ(ルートラボ)

最近登山を始めたという古い友達から、「一緒に山へ行こう」とのお誘いがありました。
彼とは以前から「音楽」という共通の趣味があったのですが、まさか今になって「登山」という全く別のキーワードでつながるなんて思ってもみませんでした(笑)

向かう先は丹沢の塔ノ岳~丹沢山。
前回は大倉尾根(バカ尾根)ルートで塔ノ岳まで登りましたが、今回はその先、丹沢山まで往復します。
どんな道なんだろう?どんな景色が待っているんだろう?そんな期待が膨らむ一方で、バカ尾根の登り下りのきつさが思い返されました。
最短コースはやっぱり大倉からなのかなぁ。でも塔ノ岳まででも結構大変だったんだよなぁ~・・・

その時、友達が一言。
「戸沢の登山口まで車で行けば、最短コースで回れるよ。」

・・・えっ!?
地図で確認すると、大倉尾根の半ば、堀山の家の東にその登山口はありました。標高も距離も、大倉登山口よりずっと塔ノ岳山頂に近いところにあるようです。
こんなに便利な登山口があったなんて知らなかった!それじゃ、ここからスタートにしよう

・・・でも、こんなに便利な登山口なのに、大倉登山口に比べて知名度が低いのはなんでだろう?
ふと感じたそんな疑問の答えは、当日現地で分かるのでした(苦笑)


その朝、小田急線の駅で合流した私たちは、車で戸沢登山口を目指します。
「戸沢の林道、道が結構荒れてるらしいよね。それであんまり人が入らないのかなー?」
「まぁ、駐車場もあるぐらいだし、大丈夫じゃない?」
そんな会話を交わしながら、いよいよ林道へ入りました。

・・・が!
この道の荒れ具合は予想以上でした(苦笑)
ボコボコの路面は段差が大きく、車体はガッタン、ガッタンと大きく上下してシートから腰が浮くほど
友達の愛車のお腹から、何度も「ゴリッ!」という音が響きました

オフロードを大きな四駆で走るアクティビティがありますが、今まさにそんな感じ・・・。
もしこれが自分の車だったら即Uターンするところでしたが、この時は助手席でただ黙って座っていました(笑)
しかもなぜか、この時の車のBGMはアンパンマンのテーマソングでした(笑)

こうして命がけ?の林道走行の末にたどり着いた駐車場。
案の定・・・といいますか、オフロード仕様のバイクが停まるくらいでかなーり空いていました(苦笑)

気を取り直して装備を整え、トイレを済ませてから、私たちはいよいよ登山を開始します。
歩き始めた政次郎尾根は、植林の中に伸びる静かな道でした。
ひたすら急坂
私たちは斜度のある坂をただひたすら登っていきます
大倉尾根や表尾根に比べると明らかに人が入っていない様子で、この時も他に登山客の気配はほとんどありませんでした。
ともすれば、精神的にも肉体的にも疲れが出そうな道でしたが、これまで私が持っていた丹沢のイメージとは少し違ったここの雰囲気と、都会でばかり顔を合わせてきた友達と自然の中を歩いているという不思議な感覚とで、むしろ新鮮な気分で歩くことができたのでした。

足元にはちゃんと花も咲いていましたよー!
花が咲いてました!

うん。今日は天気が良さそうだし、表尾根に出たらきっと素晴らしい景色が望めるんだろうな。楽しみ

やがて植生が変わってくると、辺りは明るい緑色と、ほんのり秋の色に輝き始めました。
ほんのり紅葉が・・・
この辺りで木々の開けた場所も現れたので、私たちはようやく丹沢の景色と対面することができたんです

こうして歩き始めてから1時間半ほど。ついに表尾根へと合流しましたー!
表尾根へ合流!

とたんに人々の話し声が賑やかに耳に入ってきました。
道もすごくしっかりと整備されていて、私たちがこれまで登ってきたそれとは雰囲気が全く違っています!
言うなれば、裏通りからメインストリートへ出てきたような感覚。

「ここが表尾根かぁ~、一度歩いてみたかったんだよねー!

大きく開けた気持ちの良い尾根道は、キレイな秋色に染まっています。
私たちはカメラを片手に、ウキウキしながら進みました。
素晴らしい景色・・・だけど

20分ちょっと歩いたところで、新大日(1,340m)に到着!新大日茶屋さんは開いてないみたい。
新大日茶屋
この付近はちょっとした広場になっていたので、私たちはベンチに軽く腰を下ろしました。

この脇にトイレがあったんだけど、どうやらあまり使われていないようで、扉が壊れて無くなっていたみたい
そこに堂々と入っていく友達・・・さすがです(笑)

そこからさらに、良く整備された歩きやすい道を進んで行くと・・・
整備された道

今度は雰囲気の良さそうな山小屋にぶつかりました!
木ノ又小屋

あれっ、でもこの小屋、閉まってるみたいだなぁ・・・
中の様子を伺っていると、通りがかりのご夫婦に声をかけられました。

「木ノ又小屋のご主人はね、もう少ししたら上がってくるはずだよ。」

どうやらこの小屋のコーヒーがとても美味しいと有名なのだそうで、こちらのご夫婦も今日はコーヒーを飲みに登ってこられたのだとか。
小屋が開くまでの間に、塔ノ岳に立ち寄っていかれるとのことでした。

「コーヒーを飲むために山に登る・・・なんかいいね。そういうの。」
「そんなに美味しいコーヒーなんだぁ。飲んでみたい!今日は別ルートで下る予定だから、また来たいね。」

そんなことを話しながら、先へと進みました。

そこからはやはり整備された木道とか、
木道

木のトンネルみたいなところも抜けていきました。
木のトンネル

それから、ちょっとスリリングなやせ尾根も・・・
やせ尾根
ちなみにこの辺り、登山道の真ん中などにものすごいトゲトゲのついた低木がさりげなく生えていたりしますので、手などをすらないように気をつけて下さい!(友達はトゲに引っかかれてしまいました

・・・さて、ちょっと前から皆さんもお気づきかと思いますが、

なんだかガスが出てきてませんかっ!?

このガス、まるで私になついているペットのようでして
「あっ!いい景色!」と私が左を指差せばその方向にガスがさぁーっと流れ、「あっ、あっちもキレイだね!」と右を指差すとどどーっと一斉にガスがそちらへ移動するんです。
カメラを構えると、液晶ファインダーに白いものがもくもくと・・・
これはコントですかっ!?(苦笑)

それでも、山の神様は私たちを見捨ててはいなかったのでした。
塔ノ岳山頂直下で急にガスが切れ、遠くの山並みに覆いかぶさっていた雲たちも次々にはがれて飛んでいったんです!
景色が開けました!

「すごーい!!絶景だぁ!」

こうして雨女の私としては奇跡的に(?)、青空の下に立つ「塔の岳山頂」の標柱と出会うことができたのでした
塔ノ岳山頂!

【次回へ続く】
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Comment

2011.06.28 Tue 22:08  |  1杯のコーヒーの為に!

出会ったご夫婦の言葉
ここのコーヒーを飲むために登ってくるって すご~く気に入りました

いつか そういう 気負わない軽い気持ちで 普通に当たり前のように 山に登ってみたいものです

2011.06.30 Thu 00:23  |  zzneco様(2)

zzneco様、こんばんは!コメントありがとうございます。

山小屋で飲む1杯のコーヒー、すごく美味しいでしょうね。
そんな風に、暮らすように山に登れる日が、私にも来たらいいなって思います☆

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