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2011.09 鳳凰三山テント泊登山(2)

鳳凰三山テント泊登山、(1)の続きです。

御座石温泉から鳳凰小屋まで登ってきたものの、途中から真っ白なガスに覆われてしまったためテント場でお昼寝をすることにした私たち。
しかし、目覚めてみると予想外の青空が広がっているではありませんか!

どうしよう・・・慌てて地図を広げ、地蔵岳往復の所要時間を確認しました。
「よし、行ける!
こうしてサブザック(シートゥーサミット ウルトラシル・デイパック)に必要な荷物を詰めると、私はテントから飛び出したのでした。

登り始めは樹林帯の中、所々に丸太が敷かれて整備された道でした。
結構傾斜のきついところがあり、ハイペースで歩いていたのですぐに息が上がりました
それでも、ペースを落とすことなく山頂を目指します!
樹林帯の道

やがて足下が一面の白砂に変わりました。
坂はきつく、砂に足を取られるのでかなり歩きづらくなりました

それでも、「あの景色を見たい」という思いが強かったので、足が止まることはありませんでした。
樹林帯を抜けた時にはまだガスがたちこめていましたが、私が一歩を踏み出すごとに、景色がだんだんとクリアになっていきました。

そして、空に突き出す岩塔の姿を視界に捉えました!
あれがオベリスクかぁ!すごい迫力!
オベリスクが見えてきた!

私はその姿にパワーをもらい、一気に砂の斜面を登りました。

こうして、地蔵岳の山頂標識があるところまで登ってきましたー!
いつの間にかガスがキレイに晴れて、オベリスクがくっきりと見えています!
地蔵岳

すごいっ、オベリスクかっこいい!!

私たちは賽の河原へ上がりました。
さすが地蔵岳、お地蔵さんが沢山並んでます!
お地蔵さんがいっぱい!

そこから、オベリスクへ向かいました。
まるで、大きな岩が空に向かって積み上げられているかのよう。
それは決して人間の手では創ることのできない世界の光景でした。とにかく圧倒されます!
オベリスクへ向かいます

私は大岩を一つ一つ乗り越えていきました。
そして、オベリスクのてっぺんまで最後のひと登りのところまでやってきましたー。
最後のロープ場・・・

てっぺんに立つには、上から垂らされたこのロープを使って、ほぼ垂直によじ登ることになります。
うーん、登ることはおそらくできるけど、下りがちょっと危ないなぁ

私は頭の中で、このてっぺんから下る時のことをシミュレーションしてみました。
もし手が滑って落ちたら・・・という悪いイメージが浮かびます。
山は無理せず楽しく。なんだか悪い予感がする時は無理しないでおこう。
そう考えて、今回はここまでとしました
よーし、もっと成長して、次回は余裕を持ってここを登れるようになるぞ!

それから私たちはオベリスクを後にして、白砂の急坂を下りました。
ここは富士山の砂走りみたいな感覚で、一気に下ることができましたよー
急坂を下ります

下り始めるとあっという間にガスが出てきました。
山頂にいる間だけ晴れていてくれたなんて、すごいラッキー!

私たちはその後も気分良く樹林帯を下っていきました。
途中で元気な苔とキノコたちを見つけましたよー。かわいいっ☆
苔とキノコ!

そして、無事にテント場まで戻ってくることができました。
無人だったテント場も、今やこれほどの大混雑です!さすが人気の山ですねー。
テント場に戻りました

私たちはテントに戻って一息ついてから、晩ごはんを作りました。
今回も、最近ハマっている永谷園 煮込みラーメンです(笑)
煮込みラーメン

美味しくて温まるし、具と麺を入れて煮込むだけなので楽なんですよねー

翌日は小屋からショートカットコースを使って稜線へ上がり、観音岳、薬師岳を歩いて再び鳳凰小屋経由で御座石温泉へ下る予定です。
明日は天気が良くなりますように・・・と祈りつつ、シュラフに潜り込みました


翌朝、4時前に起床すると、すぐにお湯を沸かして具とスープを混ぜたお粥を頂きました。
身体が温まったところで、身支度を整えていざ出発!

外に出ると、頭上には雲一つない夜空が広がっていました
稜線へ上がるショートカット道への入口が分かりづらくて、たまたま外に出ていらっしゃった小屋のおじさんに尋ねました。
おじさんは丁寧に道を教えて下さり、「今朝の気温は氷点下ぐらいまで下がったよ。でもその分、天気はバッチリだぞー!」との嬉しい言葉をかけて下さいました。
やった、「天気はバッチリ」だって

お礼を言って歩きはじめると、東の空には早くも朝の予感がいっぱいに漂っていました!
わぁ、今日一日が楽しみだなぁー!!
朝がすぐそこに

ショートカット道の入口にはハシゴがかかっていたのですが、暗闇にヘッドライトで照らしただけではハシゴの下に行き着く道が見えづらく、やや苦戦しました
なんとかハシゴの下にたどり着いてよじ登ると、私たちは樹林帯に伸びる登山道を登っていきました。
ハシゴ

このコースはあまりメジャーではないせいか、人の気配は全くなく、足下もやや荒れている雰囲気です
しかも朝一番の身体にはキツイ傾斜だったので、息を弾ませながら高度を稼いでいきました。

暗闇だった森は徐々に明るくなってきて、ヘッドライトなしでも歩けるようになりました。
もうすぐ日の出の時間だけど、この樹林帯ではご来光を拝むことはできなさそうだね。

・・・と思っていたら、なんと、鬱蒼と生い茂る木々の隙間から太陽が顔を出してくれたではありませんかっ!
まさかのご来光!

森の中に太陽の光が差し込むと、辺りの雰囲気は一変しました。
薄暗かった森の中が、一気にオレンジ色の光に包まれたんです。
オレンジに染まる森

「うわぁーっ、すごいっ!!
木々も、地面も、自分もオレンジに染まっています!
そして、木々の合間に覗くオベリスクも・・・
オベリスクも・・・

昇ってくる太陽そのものだけじゃなく、太陽が山に運んできてくれる朝の光景もとっても素敵なものなんだなぁ
こうして私は素晴らしい朝を迎えることができました!

明るくなって道の様子も見やすくなったので、ここから一気に稜線まで上がりたいところ。
しかし、思った以上にこの道はハードでした
岩や倒木、大きな段差・・・かなりワイルドな雰囲気です(笑)
荒れた道

まだかな、まだかなー・・・
まだ見えない稜線への思いを募らせながら、次々現れる障害物を乗り越えていきます。

やがて、道端には霜柱が、岩には氷柱が見られるようになりました。こちらはハードな登りで身体が温まっているけど、実際の気温はかなり低いんだね。

そして、ついに目指す先が明るくなってきました!
これを登り切ったら・・・もしかしたら・・・

こうして小屋近くのショートカット道入口から登ること1時間ほど。
ようやく稜線へと上がることができましたー!
稜線に上がりましたー!

「わーっ、真っ白!
辺りは白砂と白岩だらけの真っ白な世界でした。

そして、振り返ると・・・ほら。
雲一つない絶景が、見渡す限りに広がっています!
絶景です!

今日の山歩き、めちゃめちゃ楽しくなるに違いない!
私はワクワクしながら、白い稜線を歩き始めました。

【次回へ続く】
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Comment

2012.08.01 Wed 06:06  |  

yamajoshiさん、おはようございます。♪
このコース、なつかしいです。(^○^)/
数年前に私も御座石鉱泉から登って鳳凰小屋にテントを張りました。
張った場所も同じような気がします。(*^_^*)
そして、やっぱり翌早朝ハシゴを登って稜線に行きました。
違うのは…。
青空がないこと、強風で姿勢を低くして歩いたことでしょう。(^<^)
強力な嵐を呼ぶパワー炸裂でした。(^^ ; ^^)
オベリスクが見えると嬉しくなりますね。(^^)/

2012.08.03 Fri 19:22  |  楽しそう

こんばんは。

鳳凰三山! 近くにも行った事が無いけれど、楽しそうな山ですね。
白い砂は南アルプス北部独特な特徴なのですか?
稜線歩き気持ち良さそう。 (^.^)

テントで昼寝!余裕ですね、ピークもスルーしてもうベテランの域??

美味しい所だけ持っていく。

最近思う事は山で見かけたら後ろについて行けばきっと楽して良い事が有りそう。(^_^.)

続き楽しみです。 (^_^)v

2012.08.09 Thu 22:01  |  クロちゃん

クロちゃん、こんばんは!いつもコメントありがとうございます。

クロちゃんも同じようなコース&テント場で歩かれていたんですねー!
しかし、嵐を呼んでしまったとは、さすがです(笑)
私も雨女だと言うのに、最近はなぜかラッキーが続いています(苦笑)

オベリスク、かっこいいですよねー☆

2012.08.09 Thu 22:12  |  tahara_t2様(2)

tahara_t2様、こんばんは!コメントありがとうございます。

南アルプス付近では、甲斐駒ケ岳や前衛の日向山も白砂が特徴的です。
南アルプスの他の山を歩いている時でも、鳳凰三山はオベリスクがぴょこんと見えていて分かりやすいんですよねー!

基本的に登頂がメインの目的ではないので、天気がイマイチな時はテントでお昼寝をするのが幸せだったりします(笑)
今回は結果的に晴れて、登頂も果たせたのでラッキーでした♪

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