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2012.05唐松岳登山(登頂なし)(2)

唐松岳登山、(1)の続きです。

昨夜は唐松岳頂上山荘で吹き荒れる風の音を聞きながら眠りについた私たち。

翌早朝、ご来光を期待しながら5時前に目を覚ますと・・・
雪などは降っていないものの風はまだ強く、辺りはガスガスで真っ白でした

これではご来光は見られそうもないなぁ。
というわけで、私たちはゆっくりと朝食の準備に取りかかりました。

昨日の夕食は元々自炊を予定していたのですが、天気が悪かったので小屋の食事を頂くことにしたんです。
そのため、夕食のために持って来ていた食材を使って、朝から贅沢に鍋焼き風(?)うどんを作りましたー
鍋焼きうどん!

具には野菜と玉子とスライスもちを入れました。
玉子は普段の山行ではなかなか使えないのですが、今回はエッグホルダーに入れて持ってきましたよー

自炊でしたが、小屋の方のご厚意で食堂テーブルを使わせて頂けたのでありがたかったです
暖かい小屋で食べる熱々のうどんは、先日の鍋割山登山で頂いた鍋焼きうどんを思い出すような美味しさでした

朝食を終えて荷物を片付けた後、私たちは再び小屋の外へ様子を見に出てみました。
まだまだ辺りはガスに包まれていて、景色が全く見えませんねー

そして、身近な景色からは昨夜の天気がいかに厳しいものであったかを思い知らされました。
鐘や庇には、細かい氷柱がびっしりと垂れ下がっています
氷柱がすごいです

小屋の近くの指導標には、まるで生き物の毛並のようなエビの尻尾がびっしりと張り付いていました。
しかし、私が昨日これを見た時には、このような氷は全く付いていなかったんです。

下の写真、左は昨日撮ったもので、右は今朝撮ったものです。
これ、同じ指導標なんですよ・・・
まるで別物です

シャツ1枚で歩けるほどの春の陽気から24時間と経たない内に、季節が真冬に逆戻りしてしまったかのようです。
これはなんという厳しい世界なのでしょうか・・・。言葉を失います。

この時点でご来光はもちろん、唐松岳の頂上へ行くことも諦めていた私たち。
後は下山するだけなのですが、まだ風もあってとても寒いので、もう少し天気が回復するまで待つことにしました。

こうしてお茶を飲んだり、同行者さんとお喋りしたりしながら過ごすことしばらく
9時を過ぎてもまだガスは晴れませんでしたが、風は少しずつ弱まってきたように感じます。

これ以上待っていて下山が遅くなりすぎるのも心配だったので、私たちは下山を始めることにしました
防寒装備を整えて小屋を出ると、アイゼンを装着して歩きはじめます。

昨日登ってきた道を引き返すので道の様子は把握できていましたが、道の雰囲気は随分と変わってしまっていました。
昨日は雪から顔を出していたハイマツなどの低木たちが、完全に氷漬けにされてしまっていたんです
氷漬けの木々

彼らはこれほどの寒さにも耐えて、雪が融けたら再び芽を吹き始めるのでしょうか。
山の厳しさと同時に、生命のたくましさも感じずにはいられませんでした。

山荘からしばらくは、道が細かったりして少し注意が必要なところを進みます。
視界が良好ではないことと足下がやや凍っていることもあり、特に気を付けながら慎重に歩いていきました。
慎重に進みます

しかし、進んでいくほどに空が明るくなってきているのを感じました。
そして、道の険しさが落ち着いてきた頃には、下界の景色が望めるようになってきたんです!
晴れてきた!

「わぁっ、晴れてきた!

そこからは急激に天気が回復していきました
見通しが良くなり、尾根道を進む先行者さん達の姿もはっきりと捉えられるようになりました。
うわぁー、素晴らしい景色
雲の影がキレイです

まだ上空にはそれなりに風が強く吹いていたので、雲のかたまりがすいすいと空を飛んでいく様子が見えました。
雪原に落とされた雲の影が、次々と駆け抜けていきます。それはまるで、山全体が竜のようにうねりながら進んでいるかのようでした。

その様子を動画で撮影しましたので、よろしければご覧ください
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そこからは、白く輝く山々を眺めながらの下山になりました。
かなり見晴らしが良くなってきています
景色もだいぶスッキリ

道もアイゼンがよく効いてとても快適です。下りベースなのでさくさくと進んでいくことができました。
そして、丸山ケルンに到着ー。

「あれ・・・っ!?これは・・・」
丸山ケルン

丸山ケルンに近付いてみてびっくり。全体が氷に覆われてしまっているではありませんか!
これも、昨日見た時には雪や氷などは付着していなかったはずです。(前回の記事参照)
昨夜の状況を想像すると、本当に怖いですね・・・

それでも、下っていくほどに天気はどんどん良くなっていきました。
眼下に広がるのは、5月とは思えない雪山の世界!
素晴らしいです

私たちは、広い雪原を快適に下っていきました。
そのうち雪が融けて地面の露出したところが出てくるようになってきたので、アイゼンを外して進みました。
岩がごつごつとした道は、雪道に比べると歩きづらさを感じますねー

やがて、下方に八方池山荘が見えてくるようになると、辺りには散策の方なども増えて随分と賑やかになりました。
あっ、こんなところに雪だるまが!なんだかいい表情をしていますね(笑)
雪だるま

こうして、無事に八方池山荘へ到着することができました!
山荘の上には、昨日と同様に気持ちの良い青空が広がっていましたよー
八方池山荘

私たちは山荘の脇で装備を片付けました。
その時見かけた自動販売機。「冬眠中」なんだって(笑)
冬眠中です

そして、私たちは昨日と同様にリフトとゴンドラを乗り継いで下界へと下っていきました。
とってもいいお天気ですねー
下ります

こうして無事に下山を果たし、八方バスターミナルへ向けて歩いていった私たち。
その途中で、この方と再会することになりましたー。

江戸彼岸桜

青空に向かって、ピンクの花をいっぱいに付けた枝を大きく広げる江戸彼岸桜。
それは本当に、ため息の出るような美しさでした

「お帰りなさい。無事で良かったね!」
そんな風に言ってもらえた気がして、とても感慨深かったです


今回の登山では登頂こそできませんでしたが、雪の北アルプスが持つ美しい景色を見ることができました。
また、冬毛の雷鳥さんとの出会いもとても印象的でした

その一方で、残雪期といえども気象の変化がどれほど恐ろしいものなのかを実感することができました。
いくら装備が整っていても、状況を的確に判断してそれらの装備を使いこなす技術や経験がなければ、大事故につながるかもしれません。
私にはやはり、まだまだ足りないモノが多すぎると感じました。

今回で今シーズンの雪山登山はおしまいにします!
また次回「白い山」へお邪魔する時に向けて、しっかりと準備を進めておきたいと思います。
冬の山にも、夏の山にも失礼がないよう、これからも無理せず慎重に、ゆっくりと成長していきたいです

【終わり】
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Comment

2012.12.20 Thu 01:35  |  危機一髪

もしかしたら遭難?
少しオーバーかもしれませんが小屋に泊っていなかったら夜の間に凍傷で行動不能?

桜を眺めながらゴンドラで登山!
周りには観光客、油断しますね。
もしかして白馬岳遭難と同じ頃ですか?

九月の富士山と言い躊躇なく下山する山女子さん、いつも感心します。

遭難の記事を見ていると気になるのは少しの油断と無理、遠征で無理をする、朝天気が良くて油断する。
私も同じ所にいたら同じ様に遭難していたと思います。

桜の木に守られていたような山行でしたね。

次回は気持ちの良い春山、その次は穂高?
槍まではまだ遠い??? (^.^)

更新頑張って下さい、楽しみにしています。

2012.12.21 Fri 16:15  |  

yamajoshiさん、こんにちは♪
夏とは違った厳冬の雪の世界もまた美しすぎるほどの光景が待っていましたね~。d(-。∂)good!!
青空に白銀世界、冬山のご褒美がいっぱいと感じます。
ちなみに…。
私が夏に行った時は雨風で寒い山頂でした。(^^ ;
唐松岳は魅力いっぱい。
来年は私も山の会で行く予定です。(^^)/
山小屋の雰囲気も参考になりました。

2012.12.23 Sun 23:38  |  tahara_t2様

tahara_t2様、こんばんは!コメントありがとうございます。

はい、もしあの風とみぞれの吹き付ける中でビバークを強いられたとしたら、自分はきちんと対処できたのだろうかと考えさせられることが多かったです。

おっしゃる通り、無理や油断には本当に気を付けないといけませんね。

はい、更新できるだけ頑張ります!槍ヶ岳へはいつたどり着けるでしょう?(笑)

2012.12.23 Sun 23:43  |  クロちゃん

クロちゃん、こんばんは!コメントありがとうございます。

唐松岳は私もなかなか晴天に恵まれたことがないんですよー(>_<)
夏もとても美しいですが、冬の世界も全く違った雰囲気を楽しめますよね。

山小屋はとてもキレイで管理が行き届いていました!支配人さんがとてもきっちりとされている方だと感じました。

クロちゃんと皆さんの来年の山行時には、晴天の唐松岳を楽しめるようお祈りしています☆

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