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2012.07 草津白根山(逢ノ峰・本白根山)登山(2)

草津白根山(逢ノ峰・本白根山)登山、(1)の続きです。

レストハウス駐車場から逢ノ峰を経由して、本白根山の中央火口付近までやってきた私たち。
そこで目にしたのは、想像以上の規模で広がるコマクサの大群生でした

私たちは大興奮でコマクサを眺めたりカメラのレンズを向けたりしていて、なかなか先へ進めませんでした(笑)
この辺りになると人の姿も多くなってきましたが、みんながこの「高山植物の女王」たちに歓声を上げて顔をほころばせていました。

ただ、あまりにコマクサ撮影に熱中していたためか、中にはついついロープの中へ入ってしまっている方や、コマクサの花をつかんで引っ張っている方もいらっしゃいました
デリケートなコマクサさんたちが来年以降も元気に開花できるように、私たち人間がストレスを与えないよう、登山道の範囲内から優しく見守ってあげられたらいいなって思います

こうしてコマクサさんだけで既に何十枚も写真を撮ってしまった私たち(苦笑)
そろそろ登山を再開することにします

進行方向左手は、大きな窪地になっています。ここが火口なんですねー。
火口の様子

登山道はこの火口の斜面を横切るようにつけられていました。ロープや丸太で誘導されているので、はっきりとしていて分かりやすいです
分かりやすい道

おもしろいことに、斜面に他の植物が生えるような場所では、コマクサの姿は全く見られなくなりました。
それこそ「草も生えない」ような場所にだけ、コマクサは群生しているようです。
ライバルとの争いを避けるためにこのような厳しい環境を選んだのでしょうか。その繊細な葉や可憐な花からは想像も付かないようなたくましさを秘めているんですね

こうしてしばらく登っていき、平らで開けた場所に出てきましたー。
私たちは本白根歩道最高点目指して進んでいきます
開けました

この辺りにはこんな花も見られましたよー☆
こんな花も

その先で再びコマクサの咲く砂礫地を通りました。よく見てみると、色んな色の付き方があって面白いです
噂ではごく少数ながら真っ白なコマクサも咲いているのだそう。私もよくよく探してみましたが、見つかりませんでした。残念。。

気づけば少しずつ雲が晴れてきて、時々青空も望むことができるまでになってきました!
私たちはコマクサやその他の花たちを眺めながら、どんどん先へと進んでいきました。

そして、本白根山遊歩道最高地点に到着しましたー!
本白根山遊歩道最高地点

本白根山のピークは火山ガスの影響等により立ち入りが禁止されていて、一般的には本白根山登山はこの最高地点までとなっているようです。

この周辺はちょっとした広場状になっていたので、何組かの方々が座って休憩されていました。
私たちも邪魔にならない場所に腰を下ろして、少し休むことにしました。

ここからは、先ほど歩いてきた中央火口が見渡せました。
晴れていたらもっと景色がクリアーだったかもしれませんね
火口全景

そして、この付近の斜面にも沢山のコマクサたちが。
高山植物の女王を眺めながら休憩だなんて、なんという贅沢なんでしょう
ここにもコマクサ

こうしてのんびりと過ごしているうちに、またガスが出てきてしまいました
景色がだんだんガスに隠されていってしまいます。

よし、それじゃそろそろ戻ろうか。
私たちは往路とは火口を挟んだ向かい側にある、鏡池経由の道から下山することにしましたー。

開けた平らな道を進み、木道の脇に広がるコマクサの群生を眺めながらいったん分岐点まで戻ります。
ここからは傾斜のある坂を登っていきました。
登ります

火口の向こう側には、行きに通った道がくっきり見えています。
この写真の右側の方は緑がなくなって茶色っぽくなっていますが、あのエリアがコマクサの群生している砂礫の斜面です。
火口の向こう側

そして、登り切ったところで本白根山展望所にたどり着きましたー
ここにはよく山頂にあるような雰囲気の大きな標柱がありました。
みなさんで登頂記念撮影をするなら、この辺りも良さそうですね
本白根山展望所

そこからさらにコマクサを眺めながら鏡池方面へ進んでいくと、整備された遊歩道は山道らしさを増していき、周囲の木々の背も高くなっていきました。
森の中へ

この辺りになると人の姿は見られなくなりました。
うっすらと立ち込めるガスも相まって、なんとなく幻想的な雰囲気です。

しかし、実はこの辺りではクマの目撃も相次いでいると言います。
人もいないし、いつクマに出会ってもおかしくない雰囲気かも・・・
私は熊鈴とあわせて、同行者さんと会話をしてできるだけ音を出しながら歩いていきました。

やがて、鏡池の看板が立てられた場所に出てきましたー!
看板によればこの下に鏡池があるとのことですが、ガスに覆われて池らしきものは見えません。

私たちはひとまず池のほとりに下りてみようということになり、草の生い茂る細道を下っていきました。
往復10分くらいのちょっとした寄り道コースですが、なんだかクマが潜んでいそうな感じがしてちょっと怖いです

そして、無事に鏡池に到着ー!!



鏡池・・・




・・・(苦笑)



私たちは気を取り直し、来た道を引き返し始めました。
すると、登山道に復帰する直前で、こんな子と出会ったんです!!


クマじゃなくて、蝶!
蝶と遭遇!

モンキチョウでしょうか。やや黄緑がかった美しい黄色をしています。
私がカメラを構えて近づいても、気にかける様子はありませんでした。

ガスが出ちゃって池の景色は見られなかったけど、こんなに素敵な出会いがあったんだもん。寄り道して良かったな♪
気を良くした私が立ち上がって登山道へと戻った瞬間、

「わっ!びっくりした!」
「クマかと思ったー!」

たまたま通りかかった団体さんを驚かせてしまったようです

その方々にこの下の鏡池の状況をお伝えしてから、私たちは再び下山を始めました。
こんな木道も通りましたよー。
木道

それからこんな花も
白い花も

そして、大きな岩がゴロゴロと転がっているワイルドな雰囲気の沢らしきところを階段で渡りました。
階段

その先少しで舗装道路に出て、そこから行きに通ったリフト駅まで戻ってくることができました!
私たちは逢ノ峰は経由せず、舗装道路に沿ってレストハウスまで戻ることにします。

弓池では、ワタスゲたちの白い綿毛たちがとってもキレイでしたよー!
ワタスゲ

こうして無事にレストハウスまで戻ってくることのできた私たち。
ここで休憩がてら昼食をとりました
お蕎麦で休憩

昼食を終えてから、私たちは湯釜を見に行くことにしました。
車に不要な荷物を置いて、沢山の観光客の方々と一緒に舗装された坂道を登り始めます。

これは少し登ってから振り返ったところですが・・・この坂がかなりきついんです
サンダルの方もいらっしゃったので、もっと大変だったかもしれませんね。
けっこうきつい坂です

こうしてやってきた湯釜は、以前と変わらず幻想的な神秘的な色に輝いていました
何度見ても本当に美しい光景ですねー
湯釜

でも、2008年に黒斑山登山の帰りに見た時と、展望所の場所が変わっているのかな?湯釜までの距離がちょっと遠く感じました。
気のせいかな?と思ったら、火山活動の影響で2009年4月に見学コースが変更になっていたみたいですね。

こうして最後まで見所満載の登山を締めくくった私たち。
何より、あれだけのコマクサの大群生を見ることができたのには驚くと同時にとても感動してしまいました。

過酷な環境の中を生き抜いて花を咲かせるコマクサさんのように、私ももっとたくましく生きていきたいなぁ。
そして、彼らがこれからも可憐な花を咲かせ続けられるよう、もっともっと山に優しい人間になりたいなぁと思いました

【終わり】
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Comment

2013.05.08 Wed 20:34  |  蝶の名前

写真の蝶ですが、ミヤマモンキチョウだと思われます。
モンキチョウと違い羽のふちにある毛(縁毛)がピンク色です。
日本では、北アルプスと浅間山系にしかいない高山蝶です。

2013.05.09 Thu 22:04  |  Yatsujunin様

Yatsujunin様、こんばんは!コメントありがとうございます。

蝶の種類について、大変有益な情報をありがとうございます!m(_ _)m
なんと、貴重な高山蝶だったのですね・・・驚きました。

動植物は大まかな「○○の仲間」程度にしか分からないことも多いので、このように情報を頂けると大変勉強になります。本当にありがとうございます。

また出会えたら、じっくり観察してみたいと思います☆

2014.06.16 Mon 18:45  |  

コマクサは草津の小中学生たちが植えたり 皆でここまで日光したそうです。

  • #-
  • ...
  • URL

2014.06.22 Sun 22:00  |  ・・・様

コメントありがとうございます。
こちらのコマクサは、地元の生徒さんたちや皆さんで植えられたのですね。ここまでの群生にされるのはかなり大変だったことでしょうね・・・心から感謝です。
素敵な情報をありがとうございました!

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