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2012.09富士山~宝永山登山(1)

富士山(剣ヶ峰・3,776m)・宝永山(2,693m)/静岡県御殿場市・富士宮市他



■今回のコース(出発&到着時刻※途中の細かい休憩時間は記載していません)
富士宮口五合目3:12→3:38六合目→4:36新七合目→(ご来光)→5:23元祖七合目→6:00八合目→6:40九合目→7:10九合五勺→7:47富士宮口頂上→8:04剣ヶ峰頂上8:14→8:40御殿場口頂上→9:21八合目→10:07七合目→10:24下り六合→10:36宝永山山頂→11:14六合目→11:29富士宮口五合目

■参考マップ
山と高原地図 31 富士山 御坂・愛鷹


「富士山に登らぬばか、二度登るばか」
富士山の登山について話す時、私はふとこの言葉を思い出すことがあります。

2009年に初めて富士山登山を決めた時、私の心には「日本一標高の高い山だから」とか、「日本人なら一度は・・・」という思いが強くあったように感じます。
その目的であれば、「一度は登ってみたい、でも一度登れば十分」だったのかもしれません。

ですが、実際に登ってみると、富士山にはそういう"肩書き"に関係なく、独特の世界観や素晴らしい景色があることに気付いたんです。
4,000m近い独立峰として、もっとその世界に触れたい、感じたいと考えると、私にとってはたった一度の登山では足りませんでした。

というわけで、今回で四度目となる富士山登山のレポートをこれからアップしていくことになりました(笑)


これまで吉田口・河口湖口ルートと須走口ルートを使って富士山登山をしてきたので、今回は富士宮口ルートで登り、下りは御殿場口ルートを途中まで使って富士宮口五合目に戻ってくるコースを計画しました。

ここ最近標高2,500m以上の山を歩き回ることが多かったためか、登山のための体力・気力がとても充実しているという実感がありました
同行者さんも登山経験・装備含めて自分に近い状況の人だったため、今回は初めて9月に富士山へお邪魔することにしました!

とはいえ、9月になると富士山は登山シーズン終了。山小屋も続々営業を終了してしまいます。
今回は日帰りの計画でしたが、緊急時やトイレのことなどもあるので、まだ営業している小屋も少なくない9月初旬に登山をすることに決めました。


こうして当日の午前3時前に、標高2,400mの富士宮口五合目にやってきた私たち。
空はよく晴れて月が明るく、ヘッドライトを点けなくても荷物の準備ができるほどでした。

高度に身体を慣らすためにやや時間をかけて身支度を整えてから、いよいよ登山開始!
(ちょっとブレててごめんなさい)
登山開始!

私たちは意識してゆっくりとしたペースで歩いていきます。
空には無数の星、そして眼下には雲の海と街の明かりが見えていました。
とても幻想的な景色です
幻想的な景色


五合目から六合目まではそれほど距離はなく、大きなアップダウンや岩場などもない歩きやすい道です。
六合目へ

そして、雲海荘さんや宝永山荘さんの並ぶ六合目に到着!
ここから宝永山へ向かう道と分かれて富士山頂方面へと登っていきます。
六合目到着!

いよいよ傾斜もきつくなり、本格的な登山らしくなってきました。
真っ暗だったので写真はありませんが、足下は富士山らしい砂礫の道でした。所々に白い矢印のマーキングがあったので、暗闇でも道は分かりやすかったです。

こうして六合目から50分ほど登ったところで、御来光山荘さんのある新七合目(約2,780m)に到着しました。
東の空がオレンジ色に染まってきましたよー
夜が明けてきた

それからは空がみるみる明るくなっていき、登山道の様子や眼下の雲海の景色などもはっきりと見えるようになりました。
私たちは何度も東の空を見上げて、ご来光のタイミングを計りながら登っていきました。

そして、ついに標高3,000mのところまでやってきましたー!
時間もちょうど良かったので、私たちはこの辺りでいったん立ち止まることにします。
標高3,000m地点

するとまもなく、東の地平線からゆっくりゆっくりと、少し横長にも見える大きな大きな太陽が昇ってきました。
すごい・・・なんて神々しい光景なんだろう
ご来光

太陽の出現に遅れること少し、オレンジ色の光が上空の雲をじわじわと伝って、私たちの元まで届きました。
太陽の温かさとありがたさ、この世界の美しさ、そして自分が生きていることの喜びを感じることができました。
本当に生きてて良かった。ありがとうございます

こうして太陽に元気をもらった私たちは、すっかり明るくなった登山道を再び登り始めました。
すぐ先が元祖七合目、標高約3,010mです!
元祖七合目

私たちは次の八合目を目指してさらに登っていきました。
八合目へ

登山道からは、山頂方面の景色も、眼下の雲海も、全てが見渡せました。
太陽から伸びる光の束が下界に降り注ぐ様子には、思わずため息がこぼれます。
なんと神々しい景色、美しい世界なんだろうか・・・。
美しい・・・

その数分後、今度は上空の景色に思わず声を上げてしまいました。
「あっ!何あれ!?
何あれ!?

富士山の上に、まるでUFOのような不思議な形をした雲が、3層ほど積み重なって浮いていたんです・・・
それは美しいというよりも、不気味な光景でした。

「あれって笠雲なのかな?」
「ああいう雲が出た時って、天気はどうなるんだろう・・・?」
山岳気象の本や富士山にかかる雲の情報は事前に見ていたのですが、その場ではあの雲が暗示するものが何であるかが思い浮かびませんでした

でも・・・なんだか天気が下り坂に向かいそうな気がするなぁ。
私たちは無理のない程度に少しだけペースアップをして、こまめに天気の様子を見ながら今後の計画を調整していくことにしました。
どうかお天気が持ってくれますように!

この辺りでは、登山道上に大きな岩がかなり目立ってきました。傾斜も結構きついですねー。
登山者さんの数がとても少ないのが幸いです。私たちはつまづいたりペースを乱したりしないよう、気をつけて登っていきました。
大岩の道

それでも、こんなに荒々しい岩場に花が咲いているんですねー
シャッターを押す時に一瞬呼吸を止めると、その後一気に息がゼーゼー、心臓がバクバクします
というわけで、あんまりキレイに写真が撮れなくてごめんなさい(苦笑)
花が咲いてます!

そして午前6時、八合目(標高約3,250m)に到着ー!
八合目到着

やはり標高が高いので同じ運動量でも普段より心拍数が上がり気味ですが、呼吸法やペース配分もうまくいっていて身体は絶好調です
自分の身体と対話しながら、そして富士山の感触や景色を楽しみながら、かなり余裕を持って登れているように感じます。

眼下には、これまで歩いてきた道がはっきり見えていました。
わぁー、ここまで来たんだね
眼下の景色

そして見上げると、山頂はもうすぐそこにあるかのように思えてきます。
空も青いですねー
山頂方面

ですが・・・
そのすぐ脇には、あの雲がまだいました。
しかもさらに形が変わって、3層が一体化しているではありませんか!
雲が・・・!!

自然の力は本当に偉大で強大で・・・美しくもあり、恐ろしくもあり・・・。
そんな自然の造形をこんなに間近で見ることができたのは、とても貴重な経験でした。

まだ天気に変化はなかったので、私たちはこのまま登山を続けることにしました。
ただ、あの雲が気になるので、お鉢巡りはこの時点で計画から外しました。
今後は状況を見て登頂せずに富士宮口ルートで引き返すか、富士宮口頂上まで登って下山するか、剣ヶ峰頂上まで行って下山するかの3段階で検討することにしました。

途中で出会ったお地蔵様。
どうか、今回の富士山登山を安全に楽しめますように。
お地蔵様

私たちは一定のペースをキープしながら、岩がちな急坂を登っていきます。
急坂

すでに、ここ富士山以外では日本国内には存在しない標高の場所を歩いています。
富士山だからこそ見ることのできる世界をしっかりと目に焼き付けながら、私は空へと向かっていきました。
素晴らしい富士山の景色


【次回へ続く】
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Comment

2013.05.26 Sun 18:22  |  槍ヶ岳

確か槍ヶ岳にも行かれたはずと思いましたが、私の勘違い。?

UPの早さにびっくりしています、もし追いついたならリハビリの話でもして下さい。

富士山と言うと同じ日に登っていた事を思い出します、同じ雲を見ていたのに角度が少し違うので他のコースで登っていた物と思っていました。
まさか同じ道を登っていたとは、、、。
途中でバテテしまって山女子さんが降りたころ頂上に着きました。(^_^;)
このコースを8時間で往復とは、足も速いですね。(^-^)

今年も登るつもりでいます、それまでに鍛えねば、、、。

2013.06.07 Fri 23:13  |  tahara_t2様

tahara_t2様、こんばんは☆コメントありがとうございます。

槍ヶ岳の登山レポートは、本日からアップを始めました!次回の記事では山頂に向けて登っていきます☆

富士山の雲にはびっくりしました。今回は特に、富士山から空を見上げる機会が多かったように思います。
今回はとても調子が良くて、宝永山も楽しめたので嬉しかったです!

tahara_t2様は今年も登られるのですね。どうぞお気をつけて、楽しい富士山登山を☆

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