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2012.09槍ヶ岳テント泊登山(3)【2日目】

槍ヶ岳テント泊登山、(1)、【2日目】(2)の続きです。

この日の朝、テント泊していた槍平小屋から槍ヶ岳山荘手前まで登ってきた私たち。
ガスが晴れると、目の前に大迫力の槍ヶ岳が姿を現しました!

これまで遠くの山から眺め続けてきたとんがり山は、こうして間近で見ると印象が随分と違っています。
まるで異次元からどん、と現れたかのような、圧倒的な存在感。そして、信じられないほど恐ろしくて美しい姿をしていました。
私は頭の皮膚にまで鳥肌が立って、髪の毛が逆立つような感覚を覚えました。

すごい、これが槍ヶ岳さんの姿なのか・・・。すごい、すごいっ!!
私たちはしばらくその場に立ち尽くして、ひたすら槍ヶ岳の姿を眺めていました。

少し気持ちが落ち着いたところで、私たちは槍ヶ岳山荘前まで進みました。
とてもキレイで立派な小屋です。何より立地が素晴らしいですよねー
槍ヶ岳山荘

私たちは山頂往復に必要な装備だけを持って行くことにして、その他の道具はこの近くにデポさせてもらいました。
その間も薄いガスが絶え間なく流れ続けていて、時々辺りの景色を白く霞ませていました。

目の前の槍ヶ岳には幻想的な雰囲気さえ漂っています。
ため息が出るような光景・・・本当に素晴らしいです。来て良かったなぁ
幻想的な槍ヶ岳

ここから槍ヶ岳の頂上までは距離にして200m、標準コースタイムでは30分ほどとされています。
しかし、混雑時にはディズニーランドのアトラクションのように長い行列ができてしまい、登頂まで数時間待ちになることもあるそうです

私は混雑を極力避けるために事前に日程と行動時間を色々と検討し、「昨日槍ヶ岳頂上付近に宿泊した方々の大半が登頂して下りてきた後のタイミング」かつ「今日登山口から出発した方々の大半がまだここまでたどり着いていないタイミング」を予想してここまでやってきました。
その予想が当たったのかどうかは定かではありませんが・・・結果として、

槍ヶ岳頂上までの登山道、誰もいない!!

というミラクルが起こったのです(笑)

先月の剱岳程度の渋滞は覚悟していたので、これには驚きました

ずっと憧れていた人気の山を、静かに自分のペースで歩くことのできる幸せ。
この幸運に感謝しつつ、いよいよ頂上を目指して登り始めます!!

しかしさすがの槍ヶ岳、山頂直下の岩場はとても険しかったです
険しい岩場

私たちは岩に付けられたマーキングに従って、切り立った岩場を慎重に登っていきました。
慎重に・・・

ここ槍ヶ岳は剱岳に比べると岩場の距離は短いので、集中力を切らさず一気に登っていくことができました。
立派な鉄ハシゴもあったので、落ち着いて登れば大丈夫そうです
むしろ、大きな岩場の合間を通過した際に、ビル風のような冷たい強風が吹き付けてきたことに驚きました
すごい道です

そして、最後のハシゴの下までやってきましたー
2本あるので、登りと下りで使い分けられるのがいいですね。
2本のハシゴ

さぁ、頂上まではあとちょっと!
天に向かって続いているようなこのハシゴを登り切ると・・・
登ります!

この上には空しかありません!
ということは・・・
頂上に着いた!

着いた・・・。着いたっ!!
とんがりの先っぽ、槍ヶ岳の頂上に到着です
槍ヶ岳頂上

ここ槍ヶ岳頂上からは、想像を絶するほどの大パノラマが広がっていました。
しかも、驚くほどの高度感。飛行機の窓から見下ろすような景色です!
高度感のある景色

こちらは槍ヶ岳山荘、そしてどこまでも伸びていく、楽しそうな縦走路。
槍ヶ岳山荘と縦走路方面の景色

まるで絵画の中にいるような、信じられない世界の光景です。
私は夢心地でぐるぐると辺りの景色を見回しました。
本当にすごいなぁ。登れて良かったなぁ!

山頂はあまり広くはなく、これから登ってこられる登山者さんもいることから、名残惜しいですがあまり長居はしないことにします。
私たちは写真を撮りながらしばらく景色を楽しむと、槍ヶ岳山荘へ下り始めました。

ところが、ハシゴを下り始めた時、背後からカラン、カラン・・・という大きな音が響いてきたんです。
私の位置からはよく見えなかったのですが、向こうの稜線付近で複数の落石が発生したようです
岩たちの転がる乾いた音は周囲に大きく響き渡りながら、思った以上に長く続きました。相当下の方まで転がっていったのだと思います。

下に登山道はなかっただろうか、みんな大丈夫だろうか・・・。
もし自分の登山中に、上から大岩がすごいスピードで転がり落ちてきたら・・・
私は一気に現実に引き戻されました。

もう一度気を引き締めて慎重に岩場を下り、山荘脇にデポしておいた荷物を回収して、ちょっと一息。
山頂では食事をせずに下ってきたので、ちょっとお腹が空いてきましたー。

というわけで・・・山荘にお邪魔して、カップラーメンを頂きました
カップラーメン
山の上で食べるカップラーメンって、本当にご馳走ですよね

槍ヶ岳に無事登頂し、景色も堪能した上お腹も満たすことのできた私たちは、すっかり満足して山荘を後にしました。
振り返ると、槍ヶ岳頂上付近はすっかり濃いガスに覆われてしまっています。
私たちは本当に運が良かったみたいだなぁ。
霞む槍ヶ岳

さぁ、槍平小屋のテント場に戻りましょう
私たちは南岳方面の縦走路に心惹かれながらも、飛騨乗越から急斜面を下り始めました。
縦走路方面

同じ道でも、登りの時に見える景色とはまた違っています。
この開放感、爽快感!私たちは快適にジグザグ道を下っていきました
開放感!

今回は通りませんでしたが、千丈乗越経由で槍ヶ岳へ向かう道もとっても楽しそう
次回はぜひ歩いてみたいなぁと思いながら、千丈分岐を目指しました。
楽しそうだなー

陽が射すと、斜面の黄葉がとっても鮮やかに見えてきます。
青い空とのコントラストが美しいですねー
黄葉が鮮やか

私たちは千丈分岐でまた少し休憩を取りました。
これから登ってくる登山者さんたちの数が増えてきたように感じますねー。

それから再び歩き始めると、木々に囲まれた道をどんどん下っていきました。
どんどん下ります

こうしてお昼過ぎ頃、無事に槍平小屋のテント場に帰ってきましたー
さすがに昨日に比べると、テントの数がかなり増えていますね。
テント場到着

荷物を片付けて一息つく頃には、もう上の方は分厚い雲に覆われてしまっていました。
というわけで、本日もお昼寝タイム(笑)

・・・と、その前に。

冷たいビール・・・じゃなくてクリームソーダ?を頂きます!
即席クリームソーダ?

これって、駄菓子屋さんで売っているような粉末タイプの炭酸(もどき?)飲料なんです。
たまたまスーパーの安売りワゴンで見かけたので試しに買って持ってきたのですが、水場の冷たい水に混ぜると意外にもしっかり炭酸になっていてとても美味しかったです
いやー、イマドキの駄菓子ってすごいなぁ・・・(笑)

この後はお昼寝したり、お喋りしたり、お茶したりとのーんびり過ごして、少し早めに晩ご飯を作りました。
今夜のメニューは最近よく作っているマルタイ 棒ラーメン
(剱岳の時とほぼ同じなので写真は省略します・笑)

この日の夜は前日と違ってテント場はとても賑やかでした。
きっと、多くの人たちが明日槍ヶ岳を目指すのでしょう。

一足お先に槍ヶ岳のてっぺんへお邪魔してきた私たちは、明日は新穂高へと下山するのみ。
最後まで山の景色や空気を楽しみながら歩きたいと思います!

【次回へ続く】
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