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2014.03 黒檜山登山

黒檜山(1,828m)/群馬県前橋市富士見町


ルート詳細はコチラ

■今回のコースと所要時間
所要時間合計(休憩等込み):約3時間

(移動時間)
登山口―【約120分】→黒檜山山頂―【約45分】→登山口

■参考マップ
山と高原地図 20 赤城・皇海・筑波


前回は鎌倉アルプスで早春のハイキングを楽しみましたが、今回は雪の赤城山を登ります
季節の変わり目は、山や地域を変えることで両方の季節を楽しめるのがいいですよねー

天気は文句なしの晴れ予報とのことで、早朝に車で赤城山へと向かった私たち
高速道路を走っていると、赤城山全体がくっきりと見えてきました。雪もしっかりありそうで、とっても楽しみ♪
赤城山くっきり

ところが・・・

山にはありがちなこととは言え、あんなに快晴だったはずなのに、登山口へ近づくほどにどんどん雲が増えていきまして・・・(苦笑)
雪道を慎重に進んで大沼付近までやってきた頃には、時折強い風が吹いて、雪がちらつくこともあるほどでした

今回は今後に向けたトレーニングも兼ねているので、天候等の状況によって、あらかじめ黒檜山~駒ヶ岳の縦走、黒檜山ピストン、大沼周辺で雪上訓練という3パターンの計画を立てていました。
そして登山を中止するほどの天気ではないものの、現状の風だと縦走コースはやや心配ということで、山頂直下まで樹林帯を登り下りする黒檜山ピストンで行くことにしました!

2010年10月に駒ケ岳~黒檜山を縦走した際、こちらのコースは下りで利用しています。
そのためどういう道なのかは分かっているのですが、今回は雪があるので景色は随分と違っているはずです。

こうして私たちは一旦「おのこ駐車場」でトイレを借りてから黒檜山登山口に近い駐車場まで車を進め、準備をしっかりと整えてから歩き始めました
車道もこの通り、すっかり雪道です!
雪道です

少し進むと、右手に黒檜山登山口が現れました。看板などは雪に埋もれてしまっていますねー。
その代わり、ピンク色のテープと踏み跡は目立っていました。
登山口

それではいよいよ、登山スタート
・・・と、ここで当レポートの冒頭に戻って頂きたいのですが、今回山頂までの登りに約2時間、下りに約45分かかっています。
同じ道の登りと下りでこれだけの差が出ているのはどういうことか・・・想像しながらお読みください(苦笑)

裸の木々と真っ白な雪ばかりの森の奥へと、ピンク色のテープとトレースが続いていきます。
雪の状態も良く、念のため持参したワカンは使う必要はありませんでした。

がっ!!登り始めから傾斜がものすご―――――くきついっ!!(苦笑)
雪のない時期にここを下った時も「傾斜のきつい坂だなぁ」と思っていたのですが、雪が積もったことでより一層斜度が増しているようにも感じられました

この写真で傾斜の感じが分かって頂けるでしょうか・・・。
かなり急です

特に手術をした方の足は、足首の可動域が狭まっているのでなかなか柔軟な対応ができません
私は道の状況に応じてがに股、横向き、そしてたまにキックステップも使いながら登っていきました。

空には時折風の音が響きましたが、山体と樹林に遮られて私たちの周囲にはそれほど強い風は吹いてきませんでした。これは狙い通りです
時々雲が流れて、頭上の枝たちの合間から青空がのぞきました。真っ白な世界、冬枯れの森から見上げる空はなんとも言えない美しさがあります
光が射します

こうして登って行くことしばらく、猫岩付近の開けた場所までたどり着きましたー!
見下ろせば、真っ白な大沼が!ワカサギ釣りのテント村も見えましたよー
大沼を見下ろす

神社の赤い橋が、モノクロの世界に彩りを添えていました
赤い橋

ここからも、まだまだ急な登り坂は続いていきます。息を弾ませながら、ゆっくりじっくりと登っていきます。
雲の動きが早いので、こうして青空も度々姿を見せてくれました。
青空も

しかし、風がだんだんと森の中にも吹き込んでくるようになりました。
サングラスをゴーグルに変え、フードをかぶります。(バラクラバもしています)

私はルートや風の状況だけでなく、自分の状態にも意識を向けながら、急な坂を登っていきました。
そして太陽の光が届いた時には、ふと立ち止まって森の景色を眺めました。

とてもとても厳しくて、だけど例えようもなく美しい世界の光景です
美しい世界

やがて周囲が見事な霧氷の森に変わる頃には、粉雪交じりの風が強まってきました。
風、強まる。

徐々にトレースも薄くなり、数センチの新雪が私の足取りをさらに重くしていきました。
ついに、雪庇まで現れましたよー!!近寄らないよう注意して進みます
雪庇

天気はイマイチなものの、駒ヶ岳方面から縦走してくる方もいらっしゃったようで、この辺りで数組のグループとすれ違いました。
道の状況など、情報交換をしてからさらに先を目指します。

ところが、私の登高ペースはどんどん落ちていきました
立ち止まって小休止することが増え、なかなか先に進めません

どうやら、ザックにしまっていたためあまりこまめに飲み物&行動食をとれていなかったことと、ここまでずっとトップで登っていたことが原因だったようです。
一度しっかり水分&エネルギー補給をして、同行者さんにトップを代わってもらったらとても楽になりました

逆にトップを代わってくれた人曰く、後ろを歩いていくのとは疲労感が違うとのこと。
深雪のラッセルはなかったものの、ちょっとしたルートファインディングや数センチの新雪を踏み分けていく行為だけでも意外とエネルギーを消耗しているのかもしれないなぁ。

山頂まではまだまだ急な登り坂が続きます
こちらの氷柱は写真では見づらいですが、粉雪が横から降りかかって、白と透明のストライプ模様になっていますよー!
氷柱

しばしば森の中を強い風が駆け抜けていき、そのたびに雪面から粉雪が舞いあがります。
人間が飛ばされるほどの風ではないものの、雪山の厳しさを思い知らされます。
レイヤリングが上手くいっていたので、寒さや暑さを感じることなく登山に集中することができたのは幸いでした。
厳しい世界

このような厳しさの中では、雪山独特の美しさがいっそう際立ちます。
なんと素晴らしい霧氷でしょうか!
霧氷!

こうして長い時間をかけて登ってきた急坂も、ようやく終わりが見えてきました。
頭上には空が広がっています。よし、あとちょっと
もうすぐ・・・

息を弾ませながら何とか最後の急坂を登り切ると、そこにはトレースのない真っ白な世界が広がっていました
一瞬間違えて駒ヶ岳への縦走路方面へ進みそうになり、すぐに地図とコンパスを広げて軌道修正(苦笑)

そして、たっぷりと雪をかぶった木々の間を少し進んでいくと、黒檜山の山頂にたどりつきましたー!!
黒檜山山頂!

残念ながら私が登頂した時には太陽がすっかり隠れてしまっていて、風も強かったので長居はできませんでした。
下山するために来た道を引き返し始めると、さっきまで誰もいなかった駒ヶ岳方面から、続々と登山者さんたちがやってきてすれ違いました。
皆さんすごいなぁー!

私たちは当初の予定通り、駒ヶ岳方面へは進まずそのまま下ります。
きつくて長かった登り坂も、帰りはハイペースで下っていくことができました。

とはいえ、あまりに急なのでしっかりブレーキをかけないと転びそうになります
また、時々踏み抜きもあったので、かなり足腰にひびきました

それでも下っていくほどに空が明るくなり、風も弱まってきました
気づけば真っ白に輝く冬の森の向こうに、大沼も見えていましたよー!
まぶしい森

私たちはどんどん下っていき、あっという間に登山口まで戻ってくることができましたー。
駐車場へ戻る道にも、雪庇風なものができていましたよー
雪庇?

駐車場で荷物を片付けていると、黒檜山周辺にかかる雲が風に流されて、青空が見えてきました。
ありがとう、また来ます!
また来ます!

こうして赤城山を後にした私たちは、途中のSAでお蕎麦を食べてから家路についたのでした
蕎麦


今回の黒檜山登山では、雪の季節ならではの美しさだけでなく、厳しさにも出会いました。
ある程度の風を想定しつつ、一部レイヤリングのテストもしながら登らせて頂きましたが、今後につながるとても良い経験ができたと思います。

また次回積雪期にお邪魔する時には、赤城山の別の山や、縦走路も歩かせて頂きたいと思います!

【終わり】
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Comment

2014.05.19 Mon 23:11  |  冬山

三月の赤城山はまだ冬その物。
耐寒訓練ですか。?
リハビリ登山兼ねてと思いますが良い所ですね。
軽くラッセルも出来、冬の厳しさも感じられて良い山行が出来たものと思います。

足の具合はよくなりましたか。?
次回の更新が楽しみです。(^.^)

  • #-
  • tahara_t2
  • URL

2014.06.22 Sun 21:52  |  tahara_t2様

tahara_t2様、こんばんは!コメント返信が大幅に遅れてしまい、本当にごめんなさい!

この時の赤城山は、雪山の厳しさを十分に体感することができ、とても良い経験になりました!

お蔭様で足の回復は順調です。これからもブログ更新を続けていきますねe-454

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