2009.10燕岳登山(4)

燕岳登山、(1)(2)(3)の続きです。

冷たーい強風と、頬を打つ砂粒のような雪(あられだったのかも)から逃れるように、燕山荘へと飛び込んだ私達。
そこには外の世界なんてまるで嘘かのように、風もなく静かで、穏やかな空気がふんわり漂っていました。
あぁ、すごくホッとするなぁ
そういえば、塔ノ岳に登った時にも同じことを感じたんだっけ。山小屋は「そこにある」、っていうことが本当にありがたいんだってこと・・・。

山荘の方におうかがいすると、中で座って休んでOK(しかもコンロも使用可!)とのことだったので、早速ストーブのたかれた暖かい室内に入って、持参したエスビット ポケットストーブに火を入れました。
そして第1ベンチで汲んできたお水をトランギア メスティンにたっぷり注いでお湯を沸かし、アルファ米とフリーズドライ牛丼の素を戻して軽いお昼ご飯を頂くことにします
メスティンとエスビットでコトコト・・・

メスティンの下で静かに揺れる炎をぼんやり眺めながら、登頂の余韻に浸る・・・
達成感、安堵感・・・こういうスローなひとときが、とても幸せだと感じます

それでも意外と火力の強いエスビット、すぐにお湯が沸きました~。
ご飯を戻すのに15~20分くらいかかるみたいなので、その待ち時間を使ってインスタントの味噌汁とチャイを作って飲んでみました
そしたら・・・
「わぁぁぁぁぁぁ!!!お味噌汁、美味しいっ
何の変哲も無いインスタント味噌汁が、胃にじーんと染み渡るほどの美味しさだったんです!
「こ、これは染みる・・・・
山に登ると、地上の生活では感じないような些細なことにも大きな感動を覚えたり、ありがたみを感じたりすることができるんですよね。
都会の生活で鈍ってしまった心の感覚が、山に来るとすごく敏感になるような・・・そんなところも山に登る魅力なのかもしれないって思いました。

こうしてお腹も満たし、至福のひとときを過ごした私。
ふと窓の外に目をやると・・・・・・・・・・・・
「あれっ!?」

慌ててカメラを片手に山荘の外へ飛び出すと・・・

晴れてます!
うっそぉぉぉぉ!!晴れてきてる―――っ!!

さっきまではほとんど見えなかったような、遠くの山々まで見渡すことができるようになってきていました

わぁ、あれはきっと有名なイルカ岩だねっ
イルカ岩
すっきり快晴、とまではいかないけれど、さっきまで見えなかった景色がどんどん広がってきます。

この時撮った動画も、よろしければご覧下さい~
[高画質で再生]
燕山荘の前から見た景色
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まるで壁のようにそびえる山並みをぐるりと見渡すと、やっぱり今まで見たことのあるどの山とも違った雰囲気を持っているように感じました。
どれがどの山なのか、分からないのがとっても残念だなぁ

わぁぁぁ!そして石の人が、「晴れて良かったねぇ」とでも言いたげに笑顔になってるよー!?
石の人が笑ってる!
雪の舞う中で見た時は、笑ってなかったよね?すごーい!!

こうして大はしゃぎで写真撮影に興じていた私でしたが、天気が晴れたというより、ひとときの晴れ間が覗いたと言った方が正しかったのかもしれません。
その証拠に、登ってきた道の方を見下ろすと・・・ホラ。
足元には雲が・・・
雲がかなり下がっていってる・・・。下界はもしかしたら結構な雨になっているかもしれないなぁ。

今回は日帰りなので、山頂にいられるリミットを12時半とあらかじめ決めていました。
気付けばもうそんな時間・・・。下界の天気もこれからどんどん悪化しそうだし、本当に名残惜しいけれど、下山を開始することにしました。

最後に、あの美しい絵画の光景を目に焼き付けます。
最後に見た山頂の景色
またいつか、ここに来よう。今度はゆっくり、この世界を歩いてみよう
そう心に決めると、私は来た道を戻り始めました。

下りの道は、登りの時のような苦しさはないものの、霜柱が解けたぬかるみなどで、歩きにくさは増していました。
それでも合戦小屋までは比較的順調に下りてくることができましたー。
これは小屋のトイレ前にある、ナナカマド。
合戦小屋のナナカマド

ここからはさらに歩きにくくなってきました~
何しろ行きは「北アルプス三大急登」だった訳だから、下りは「北アルプス三大急下降」ということになるのではないかと・・・(苦笑)
急な下り坂や、こんな急階段があって、1回思いっきり尻餅をついてしまいました
急な階段

途中からは、かなり本格的に雨も降ってきました~。中房温泉までが本当に長く感じます
雨が強くなってきました

それでも、なんとか歩き続けて登山口まで戻って来ました。
朝ちらっと見かけた紅葉が、さらに鮮やかさを増して優しく目に映ります。
紅葉の登山口周辺

こうして無事下山することのできた私達は、バスの時間まで1時間弱、中房温泉で疲れを流しました
脱衣所から出ると、そこは露天洗い場&露天風呂、というシンプルな構造の温泉は、硫黄の香りが漂うとても雰囲気の良いところでした~
そして温泉を出ると、すぐ下にあるバス停から穂高駅行きの最終バスに乗り込みました。
混雑してるかなぁと思いきや、乗客は私達の他にお婆さん1人だけ。私達は終点までの長い山道を、ぐっすり眠って過ごしたのでした~。


とっても苦しくて、それでいて楽しくて、沢山の感動と驚きをくれた今回の燕岳登山。
雲の上の世界を見てみたい、そんな夢が少しずつ叶えられていくけれど、ひとつの夢が叶うと、またひとつの夢が生まれてきます。
またいつか、燕岳に登ってみたい!今回お世話になった燕山荘さんに泊まって、お土産いっぱい買って、募金して・・・今回のお礼をしたい!
そしてゆっくり、燕岳や北アルプスの山々を歩いてみたいなぁ~。
こうして私の夢は、尽きるどころかどんどん広がっていくのでした(笑)

それじゃ燕岳さん、また今度、ね

【終わり】

(自分用メモ)
◆今回のルート
中房温泉(登山口)(6:10)→第1ベンチ(6:37)→水場(6:42)→第1ベンチ出発(6:48)→第2ベンチ(7:11)→第3ベンチ(7:40)→富士見ベンチ(8:12)→合戦小屋(8:41-9:00)→燕岳と燕山荘の分岐(9:46)→燕岳山頂(10:21)→燕山荘(10:49-12:28)→合戦小屋(13:15頃)→富士見ベンチ(13:39)→第3ベンチ(14:08)→第2ベンチ(14:27)→第1ベンチ(14:48)→中房温泉(15:10)

◆周辺の天気予報
中房温泉周辺のYahoo!天気情報

◆水場とトイレ
トイレは中房温泉、合戦小屋、燕山荘にある。中房温泉と燕山荘はキレイ。
水場は第1ベンチ直下にある。中房温泉には自販機があり、合戦小屋や燕山荘でも飲み物を買える。
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2011.10北アルプス燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳~涸沢テント泊縦走登山(1)【1日目:燕岳~大天井岳編】

燕岳(2,762.9m)・大天井岳(2,921.9m)・常念岳(2,857m)・蝶ヶ岳(2,677m)/長野県安曇野市・松本市



雲の上の世界へは、夏は遅れてやってきて、そして駆け足で去っていきます。
9月のカレンダーをめくろうとする頃には、富士山がいち早く白い薄化粧を施しました。
その他の高山たちにだって、いつ雪が積もってもおかしくありません。

それでも、本格的な冬が訪れる直前に、ほんの一瞬だけ秋の炎が山のてっぺんから駆け下りていくんですよね。
その瞬間をぜひこの目でとらえてみたいと、前々から思っていました

そして今回、2011年の夏山(秋山?)登山の締めくくりとして、北アルプスの燕岳~大天井岳~常念岳を縦走し、涸沢へ向かう登山計画を立てました!
北アルプス3泊4日のテント泊縦走登山は、自分にとって大きな挑戦でもあります
事前の情報収集や計画にはとにかく時間をかけ、装備も吟味に吟味を重ねて準備をしました。

大切なのは、山を楽しむこと。そして、元気に「ただいま」を言える登山にすること。
それでは、行ってきます!


こうして夜行バス「毎日アルペン号」で燕岳の登山口である中房温泉へやってきたのは、朝6時前のこと。
中房温泉

ちょうど2年前の燕岳登山の際にも同様の時間帯にここへ到着していますが、今回はものすごく人が多くて驚きました!
手早く準備をして登山届を書いたのですが、その後のトイレが大行列
そのため随分と時間をロスしてしまいましたが、なんとか今後の計画に影響しない範囲の遅れで出発することができました

歩き始めた登山道も、かなりの混雑ぶり
道幅の狭いところが多いので、抜いたり抜かされたりもほとんどできず、みんなが1列に連なって登っていきます。
そのため、歩行中はほとんど写真を撮ることができませんでした(苦笑)
登山道の雰囲気を知りたい方は、2年前の登山時のレポートをご覧頂ければと思いますー

それでも、ほぼ30分おきに現れるベンチ(第1ベンチ・第2ベンチ・第3ベンチ・富士見ベンチ)の辺りで、休憩する人を抜かしたり、前後の登山者さんとの間隔をうまく調整したりして進むことができました。
大混雑です

やっぱり前回同様、「いかにも」といった感じの急坂があるようにはあまり思えないのですが、じわじわと足腰に効いてくるような登りが続きます。
今回は3泊分のテント泊装備を担いでいるから、余計に応えますねー

登っていくにつれて、前後の登山者さんたちともうまくばらけて、少し余裕が出てきました。
所々、終わりかけの紅葉の木々が目に入ります。
終わりかけの紅葉
それにしてもいいお天気だなぁー!

こうして登り始めから2時間半、合戦小屋へたどり着きましたー!
合戦小屋

ここまでほとんど休憩を取っていなかったので、ベンチに座って行動食をつまみながら10分ほど休みました。
前回はこの先から突然天気が崩れてきたんだよね・・・。青空が見えてるからって油断できないなぁ

ここからはまず、燕山荘を目指して登っていきます。
いつ真っ黒な雲が湧いてくるかとドキドキしながら歩いていたのですが、幸い空は真っ青なまま、雲一つ出てはきませんでした。
うーん、いい天気。山並みもキレイだなぁー

・・・とキョロキョロしながら登っていた私は、山並みの向こうにものすごい景色を発見してしまったのです!

「あーっ!!!あれは・・・槍ヶ岳だっ!!
槍ヶ岳がっ!

青い空の下に黒々と聳える美しいとんがり山の姿に、私は大感動してしまいましたっ!
ルート的に、この後数日間はずっとあの美しい姿を拝みながら歩くことができそうです。
わー、すごいっ。ものすごく楽しみっ!

そして、燕岳方面の稜線も今回はくっきりと見えていました。
終わりかけの秋の色がとっても落ち着いた雰囲気を醸し出していて、すごく素敵な景色です!
燕岳方面も見えています

明るく開けた道は比較的歩きやすく、遠くに目指す燕山荘を眺めながら登っていきました。
所々にぬかるみがありましたが、登っていくにつれてそれは一面の霜柱に変わりました。
下の方から霜柱が融けてぬかってたんだね。これは午後にはドロドロになりそうだなー。

こうして体力的にはなかなか応える道のりだったものの、気分は軽いまま燕山荘まで登ってくることができました!
立派でキレイなこの建物では、きっと今夜、大勢の登山者さんたちが眠ることになるんだろうな。
燕山荘

私たちは邪魔にならない隅の方に重い荷物をデポさせてもらって、空身で燕岳山頂を往復してくることにしました。
荒々しさと繊細さが共存するこの光景は、2年前と変わらず、絵画のような美しさです。出てくるのはため息ばかり
燕岳へ

青空に白砂が映えて、真夏のビーチのような雰囲気でもありましたが、風は冷たく冬のようでした。
いい天気!

そして・・・燕岳登頂ですっ!やったー!
燕岳頂上

北燕岳へ向かう稜線も、今回はこんなにもはっきりと見えていました。
本当にこの世のものではないぐらい美しい光景です!
北燕岳方面の眺望

山頂は結構混雑していましたし、私たちはさらに先へ進まないといけないので、あまり長居はせずに引き返しました。
燕山荘へ向かう道も、本当に美しくて・・・
素晴らしい景色!

「これからあの稜線をずーっと歩いていくんだね。すっごく楽しみ
ワクワクとゾクゾクが止まりません!

こうして燕山荘まで戻ってくると、大きなザックを回収します。うぅ、ずっしり。(苦笑)
さぁ、ここからは私の未踏の領域。いざ出発です!
いよいよその先へ

燕山荘を後にした私たちは、遠くに聳える美しいとんがり山の方へ向けて歩き始めました。
稜線に付けられた登山道が、ずーっと先まで見えています。
こんなにも素敵な道を、ずっとずっと歩いていけるんだね。
なんて幸せなんだろう!
稜線の道

瞬きするのも惜しいほどの絶景の中を、私たちはひたすら進んでいきました。
30分ほど歩いたところで、大きな岩場へぶつかります。
「蛙岩」って書いてあるけど、どの辺りが蛙なのかはよく分からず(苦笑)

それからもまだまだ、どんどん稜線の道は続いていました。
燕岳を過ぎると一気に登山者さんの数も減り、随分と歩きやすくなりました。
私たちはしばしば足を止めて景色を眺めたり、写真を撮ったりしながら進みました。

そして「大下りの頭」に着いたところで、景色を見ながら少し休憩を取ることにしました。
槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々が、壁のように立ち並ぶ圧巻の光景です!
大下りの頭

本当にすごいところを歩かせてもらっているんだなぁ。感慨もひとしおです。
しかし・・・ここから本日の目的地である大天井岳まではまだあと3.5kmもあるみたい。なかなかハードですねー

大下りの頭から一気に下り、また登り・・・私たちはさらに先へと進みます。
ごつごつの岩場やザレ場など、やや注意が必要な場所もありましたが、全体的には歩きやすいところが多かったです。
やや険しい道も

そして、槍ヶ岳方面との分岐までやってきました!
あんなに美しい槍ヶ岳、登ってみたい気持ちは強くありますが、今回はそのまま大天井岳方面へ向かいます。
槍ヶ岳さんはまたの機会にお邪魔します

中ぐらいの岩が無造作に転がる登山道、岩の隙間にはチラチラと雪が姿を見せるようになりました。
目的地まではあとちょっとではありましたが、これまでの疲れがどっと出たこともあってか、最後の登りはかなりヒーヒー言ってました(苦笑)

こうして、ようやく大天荘へとたどり着きましたー!
中房温泉を出発してからちょうど8時間。いやー、長かった
大天荘

私たちは受付をして取り急ぎテントを設営すると、空身で大天井岳の山頂まで登ってくることにしました。
ここから山頂までは10分ほどの道のりなので、すぐそこではあるのですが・・・
疲れ切った身体では、岩ゴロゴロの斜面を見るだけでも「ヒエェー!!」と悲鳴を上げてしまいそうでした(笑)
岩がゴロゴロです

それでも、なんとか大天井岳登頂っ!
すっかり傾いた太陽が、槍ヶ岳に神々しいほどの光を浴びせていました。
あぁ、美しいなぁ・・・
大天井岳頂上

しばらく景色を眺めた後、私たちはテント場まで下りてきました。
大天荘のテント場

大天荘のテント場は開けた稜線の上にあって、風はよく通るものの見晴らしは良好!
中小の石をきちんとならせば、テントも比較的張りやすそうです。

人もそれなりに多いのですが、広いので大混雑というほどではありませんでした。むしろ、ほどよい距離感でテントがあるので、風除けになってありがたいかも!
(小屋泊まりした人に翌日聞いた話だと、小屋内はものすごく混雑していたみたいです
近くのテントの人とちょこちょこお喋りをしたり、晩ごはんにもはや定番となった永谷園 煮込みラーメンを頂いたりした後で、私たちは寝る支度を整えました。

標高2900mほどの稜線上、しかも10月というこのテント場は、かなり厳しい風や寒さがあることが予想されました。
そんな環境の中、明日以降もハードで長い道のりが待っているので、しっかりと睡眠が取れるようにしないといけません。

私はブレスサーモ上下にダウンジャケット、中綿入りパンツを着込みました。さらに顔回りには薄手のストールを軽く巻き、レインウェアなどその他のウェア類も手元に準備しました。
そして、ダウンシュラフ(NANGA ナノバック300SPDX)にはシュラフカバーをかけて、ZIPPOハンディウォーマーを入れました。

この夜の寒さは厳しくて気温が氷点下まで下がったため、最初はやや寒気を感じました。
それでもウェアなどを調整しているうちに、徐々に身体が暖まってきてポカポカになりましたー!
こうして私は翌日に備えて、きちんと眠ることができたのでした

【次回へ続く】
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2015.08北アルプス表銀座~裏銀座テント泊縦走登山(0)【概要・登山データ編】

燕岳(2,763m/長野県安曇野市)
北燕岳(2,750m/長野県安曇野市)
西岳(2,758m/ 長野県松本市・大町市)
槍ヶ岳(3,180m/長野県松本市・大町市、岐阜県高山市)
樅沢岳(2,755m/岐阜県高山市、長野県大町市)
双六岳(2,860m/長野県大町市、岐阜県高山市)
三俣蓮華岳(2,841m/富山県富山市、長野県大町市、岐阜県高山市)
鷲羽岳(2,924m/長野県大町市、富山県富山市)
水晶岳(2,986m/富山県富山市)
野口五郎岳(2,924m/富山県富山市、長野県大町市)
ニセ烏帽子岳(前烏帽子岳:2,605m/長野県大町市、富山県富山市)
烏帽子岳(2,628m/長野県大町市、富山県富山市)


ルート詳細はコチラ
※2日目や最終日など、所々でGPSの記録が飛んでしまっています


■今回のコースと所要時間
所要時間合計(テント設営撤収、食事、休憩等込み):
【1日目】約7時間10分
中房温泉~燕山荘~燕岳~北燕岳~燕山荘(泊)

【2日目】約9時間20分
燕山荘~ヒュッテ西岳~西岳~ヒュッテ西岳(泊)

【3日目】約6時間30分
ヒュッテ西岳~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘(泊)

【4日目】約8時間
槍ヶ岳山荘~樅沢岳~双六小屋~双六岳~双六小屋(泊)

【5日目】約6時間35分
双六小屋~三俣蓮華岳~三俣山荘~鷲羽岳~三俣山荘(泊)

【6日目】約7時間20分
三俣山荘~水晶岳~野口五郎岳~野口五郎小舎(泊)

【7日目】約6時間35分
野口五郎小舎~烏帽子小屋~ニセ烏帽子岳~烏帽子岳~烏帽子小屋(泊)

【8日目】約2時間55分
烏帽子小屋~高瀬ダム


(行動時間)
※全体的に、細かい休憩などは含まれてしまっています。

表銀座~裏銀座1
【1日目】
中房温泉(トイレあり)―【約3時間】→合戦小屋(トイレあり)―【約1時間10分】→燕山荘(トイレあり)―【約30分】→燕岳頂上―【約15分】→北燕岳頂上周辺―【約40分】→燕山荘(テント泊)


表銀座~裏銀座2
【2日目】
燕山荘(トイレあり)―【約3時間】→大天井ヒュッテ(トイレあり)―【約30分】→ビックリ平―【約2時間5分】→ヒュッテ西岳(トイレあり)―【約10分】→西岳頂上―【約8分】→ヒュッテ西岳(テント泊)


表銀座~裏銀座3
【3日目】
ヒュッテ西岳(トイレあり)―【約1時間5分】→水俣乗越―【約2時間5分】→ヒュッテ大槍(トイレあり)―【約45分】→槍ヶ岳山荘(トイレあり)―【約20分】→槍ヶ岳頂上―【約20分】→槍ヶ岳山荘(テント泊)


表銀座~裏銀座4
【4日目】
槍ヶ岳山荘(トイレあり)―【約45分】→千丈乗越―【約1時間20分】→左俣乗越―【約1時間10分】→硫黄乗越―【約1時間】→樅沢岳―【約25分】→双六小屋(トイレあり)―【約55分】→双六岳頂上―【約40分】→双六小屋(テント泊)


表銀座~裏銀座5
【5日目】
双六小屋(トイレあり)―【約2時間5分】→三俣峠―【約15分】→三俣蓮華岳―【約15分】→三俣峠―【約30分】→三俣山荘(トイレあり)―【約1時間5分】→鷲羽岳―【約40分】→三俣山荘(テント泊)


表銀座~裏銀座6
【6日目】
三俣山荘(トイレあり)―【約30分】→黒部川水源地標―【約1時間25分】→岩苔乗越―【約15分】→ワリモ北分岐―【約35分】→水晶小屋―【約25分】→水晶岳―【約20分】→水晶小屋―【約35分】→東沢乗越―【約1時間50分】→野口五郎岳―【約10分】→野口五郎小舎(トイレあり・小屋泊)


表銀座~裏銀座7
【7日目】
野口五郎小舎(トイレあり)―【約2時間15分】→烏帽子小屋(トイレあり)―【約25分】→烏帽子岳分岐―【約20分】→烏帽子岳頂上―【約20分】→烏帽子岳分岐(四十八池方面散策約30分)―【約30分】→烏帽子小屋(テント泊)


表銀座~裏銀座8
【8日目】
烏帽子小屋(トイレあり)―【約2時間20分】→北アルプス裏銀座登山口―【約10分】→濁沢不動沢キャンプ指定地(トイレあり)―【約20分】→高瀬ダム



■参考マップ
山と高原地図 35 鹿島槍・五竜岳 北アルプス
山と高原地図 36 剱・立山 北アルプス
山と高原地図 37 槍ヶ岳・穂高岳



私の中には、常に「憧れの山」がいくつもあります。
例えば前回お邪魔した阿弥陀岳のように、それこそ何年もかけて少しずつ、それら憧れの山々への訪問を実現させてきました。

この夏、私が是非お邪魔したいと思っていたのが、北アルプスは裏銀座にある山々です。
表銀座方面の燕岳から涸沢まで3泊4日のテント泊縦走をしたり、新穂高温泉から槍ヶ岳をピストンしたりしたことはあったのですが、裏銀座方面へは足を踏み入れたことがありませんでした。

ゆったりとした双六岳の美しい景色や、その先に雄々しく聳える鷲羽岳の姿をこの目で見てみたい。そう強く思っていたんです。

運良く今年度は他の時期に長めのお休みが取りづらい代わりに、夏休みはしっかり取れることになりました。
最大9連休できることになったので、コースの選択肢も大きく増えました!

双六岳と鷲羽岳を絡めて、雲ノ平方面へ足を延ばすか?同じく憧れの山である、笠ヶ岳方面へ向かうか?
でも縦走しちゃうと、車の場合は下山後の回収がちょっと大変だなぁ・・・
そんな風に地図をなぞりながらあれこれと考える、その計画の時間もとても楽しいものでした

そして色々と調べた結果、表銀座の登山口である中房温泉と、裏銀座の登山口である高瀬ダムが、タクシーや電車を使うと意外と移動しやすいことが分かったんです。
よーし、表銀座~裏銀座をぐるーっと縦走しよう!
コースは決まりました。

それではどれくらいの日数をかけていくのか?
最初は一般的であろう5~6日位で計画し、残りの3~4日を予備日にしようと考えていました。
それでも、少し不安があったんです。

1週間前後のテント泊装備を持って、日によっては結構がっつり歩かないといけないし・・・
表銀座方面と槍ヶ岳は登山経験があるものの、裏銀座は未知の世界だし・・・。
うーん。。。


そんな時に八ヶ岳の硫黄岳登山へ出かけて、ふと気づいたんです。

「腹七分目登山」、とっても楽しかったなぁ

私にとっての登山の目的って、できるだけ短い日数でできるだけ数多くの山の頂を踏むことではなくて、山で過ごす時間を楽しむことなんだなぁ。


もちろん、トレーニングなどの目的で、スピード登山など色々な試みをすることもあります。ですが、今回の登山の目的はそうではありません。

それなら、何をそんなに急いで山から下りようと計画する必要があるんだろ?


というわけで、計画を練り直しー

自分の見てみたい景色!
歩いてみたい稜線!
泊まってみたいテント場!

それを優先して考えました。
時には1日の移動予定時間が標準コースタイム2時間台になっても、気にしないっ(笑)
だって、そのぶん大好きな山の景色の中で、ゆっくりのんびりと過ごせるんだから


こうして、【7泊8日】の登山計画がまとまりました!


結果的に、それは私にとって、登山の安全性を高める結果にもつながりました。
テント泊装備を背負って、高山の、しかも危険エリアの通過を含めたコースを何日も歩き続ける今回の山行。心身の負担や体力・歩行ペースに対する不安は、日々の行程を細かく刻むことで解消されました。
また、夏山は時間が遅くなるほど天候悪化の危険も高まります。その日の移動を早めに終了することで、天気が崩れる頃にはテントでのんびり過ごしたり、小屋へ避難したりできるというメリットもありました。

その代わり・・・日数が長くなるぶん、先の天気や自分の体調がどうなるか分かりません。
そんな時は無理せずに下山すればいいよね
幸い、予定のコース上には山小屋が多く、中房温泉側や上高地、新穂高温泉など、途中下山できるコースも複数ありました。
そのため、いつ下山することになってもいいように、日々のエスケープルートも複数、細かく設定しました。


それからは食料の計画、装備の用意、登山口と下山口のアクセス情報の収集、タクシーの手配などなど・・・
毎日バタバタと忙しく、とても楽しい準備の時間を過ごしました。


こうして始まった、北アルプス表銀座~裏銀座8日間のテント泊縦走登山。
この山旅を通じて、私は一生忘れることのできない、素晴らしい経験をすることになるのです・・・。

【本編へ続く】
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yamajoshi

yamajoshi (ヤマジョシ)
【特徴】
・胃腸が弱い
・身体が小さい
・雨女、カナヅチ、方向音痴

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